今日は一日、「つまんねーなー」の練習をした。若者がかならず一度はハマる遊びである。
もちろん、文化祭の最中にそんなことを言うとよくないので、心の中で何度も「つまんねーなー」を言った。おかげで「つまんねーなー」が上達した。ぼくも立派に「つまんねーなー」の若者だった。
今日は折りしも高専祭(いわゆる文化祭)だった。昨日も祭りだった。平日の昨日が練習で休日の今日が本番らしかった。
ぼくはといえば、明らかに昨日のほうが外をよく歩いた。今日はほとんどひきこもっていた。
外に出たのは昼飯を食べに寮に戻ったときと卒研の出し物の後片付けのときくらいだった。
最近とくに感じるのだが、どうもぼくは人間恐怖症が悪化しているらしかった。平日で人の少ない昨日と休日で人の多い今日とでは精神的ダメージの度合いがぜんぜん違う。昨日が地獄なら今日は大地獄だった。
一度外を歩いただけでその場にへたりこんでしまいそうなほど精神が疲弊した。それが三往復、合計六回もあった。
ぼくにとって人ごみの中を歩くというのはだからすごいことだ。特に今日はかっこいい弟に借りた服でじゃっかんのおしゃれをしていて、いつもの恐怖と同時に羞恥心にもさいなまれた。もっとみすぼらしい格好をしておけば良かった。おしゃれなんかするんじゃなかった。ぼくは人生の選択を誤ったのだった。
歩いているとき、ぼくは必死に仏頂面を作る。まったく人の視線なんて気にしていませんよぜんぜん怖くないですよ恐怖症なんかじゃないですよ泣いてませんよ、という顔を作る。しかし脳内は恐慌状態である。顔筋肉をつかさどる神経系を必死こいて制御しつつ頭の中は大混乱である。
痛い痛い痛い痛い、怖い怖い怖い怖い、死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ、やめてやめてやめてやめて、見るな見るな見るな見るな、痛い痛い痛い痛い、怖い怖い怖い怖い、死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ…………。
ちゃんと目的地まで歩きつけるかどうか、とても心配になる。
途中で石かなにかにつまずいて転んでしまうかもしれない。女子の集団に目の前で笑われるかもしれない。いたずらな男子がぼくの背中を押すかもしれない。ぼくの背中には「ぼくは変態です」の貼紙が貼られているかもしれない。そもそもぼくの身なりが笑いを誘うものかもしれない。ぼくの顔が変態的かもしれない。気持ち悪い「キモオーラ」が出ているんじゃないか。ぼくなんてゴミ同然なんじゃないか。そして人ごみに恐怖している内心をみんな知っていて嘲笑っているんじゃないか。「早く死ねばいいのに……」とみんな望んでいるんじゃないのか。まるでヘドロのように気持ち悪がっているんじゃないのか。
ネガティブ思考爆発。脳内イカれすぎ。
ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。
暇してたけど怖くて模擬店手伝わなくてごめんなさい。
別に大して忙しくない卒研のところでずっと居て邪魔してごめんなさい。
みんな楽しんでいる中で「クソつまんねーオーラ」出しててごめんなさい。
ぼくの顔を見て気分を害した皆さん、ごめんなさい。
なにも手伝ってないのに偉そうな態度でごめんなさい。
顔に似合わないおしゃれしてごめんなさい。
ぼくに着られたせいで「カッコわるい」の烙印を押された弟のおしゃれな服さん、ごめんなさい。
ぼくの体が邪魔でステージが見られなかった皆さん、ごめんなさい。
ぼくの下手な説明でよくわからないままに終わった皆さん、ごめんなさい。
ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。
自分のことばっかり考えてごめんなさい。
心の中で謝っても実際には誰にも謝ってなくてごめんなさい。
謝ってばかりでぜんぜん成長しなくてごめんなさい。
これでも頑張ったほうなんだとか言い訳してごめんなさい。
謝らなければいけないとわかっていて悪いことをする酷い人間でごめんなさい。
自分勝手に生きててごめんなさい。
死ねなくてごめんなさい。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……………………
もちろん、文化祭の最中にそんなことを言うとよくないので、心の中で何度も「つまんねーなー」を言った。おかげで「つまんねーなー」が上達した。ぼくも立派に「つまんねーなー」の若者だった。
今日は折りしも高専祭(いわゆる文化祭)だった。昨日も祭りだった。平日の昨日が練習で休日の今日が本番らしかった。
ぼくはといえば、明らかに昨日のほうが外をよく歩いた。今日はほとんどひきこもっていた。
外に出たのは昼飯を食べに寮に戻ったときと卒研の出し物の後片付けのときくらいだった。
最近とくに感じるのだが、どうもぼくは人間恐怖症が悪化しているらしかった。平日で人の少ない昨日と休日で人の多い今日とでは精神的ダメージの度合いがぜんぜん違う。昨日が地獄なら今日は大地獄だった。
一度外を歩いただけでその場にへたりこんでしまいそうなほど精神が疲弊した。それが三往復、合計六回もあった。
ぼくにとって人ごみの中を歩くというのはだからすごいことだ。特に今日はかっこいい弟に借りた服でじゃっかんのおしゃれをしていて、いつもの恐怖と同時に羞恥心にもさいなまれた。もっとみすぼらしい格好をしておけば良かった。おしゃれなんかするんじゃなかった。ぼくは人生の選択を誤ったのだった。
歩いているとき、ぼくは必死に仏頂面を作る。まったく人の視線なんて気にしていませんよぜんぜん怖くないですよ恐怖症なんかじゃないですよ泣いてませんよ、という顔を作る。しかし脳内は恐慌状態である。顔筋肉をつかさどる神経系を必死こいて制御しつつ頭の中は大混乱である。
痛い痛い痛い痛い、怖い怖い怖い怖い、死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ、やめてやめてやめてやめて、見るな見るな見るな見るな、痛い痛い痛い痛い、怖い怖い怖い怖い、死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ…………。
ちゃんと目的地まで歩きつけるかどうか、とても心配になる。
途中で石かなにかにつまずいて転んでしまうかもしれない。女子の集団に目の前で笑われるかもしれない。いたずらな男子がぼくの背中を押すかもしれない。ぼくの背中には「ぼくは変態です」の貼紙が貼られているかもしれない。そもそもぼくの身なりが笑いを誘うものかもしれない。ぼくの顔が変態的かもしれない。気持ち悪い「キモオーラ」が出ているんじゃないか。ぼくなんてゴミ同然なんじゃないか。そして人ごみに恐怖している内心をみんな知っていて嘲笑っているんじゃないか。「早く死ねばいいのに……」とみんな望んでいるんじゃないのか。まるでヘドロのように気持ち悪がっているんじゃないのか。
ネガティブ思考爆発。脳内イカれすぎ。
ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。
暇してたけど怖くて模擬店手伝わなくてごめんなさい。
別に大して忙しくない卒研のところでずっと居て邪魔してごめんなさい。
みんな楽しんでいる中で「クソつまんねーオーラ」出しててごめんなさい。
ぼくの顔を見て気分を害した皆さん、ごめんなさい。
なにも手伝ってないのに偉そうな態度でごめんなさい。
顔に似合わないおしゃれしてごめんなさい。
ぼくに着られたせいで「カッコわるい」の烙印を押された弟のおしゃれな服さん、ごめんなさい。
ぼくの体が邪魔でステージが見られなかった皆さん、ごめんなさい。
ぼくの下手な説明でよくわからないままに終わった皆さん、ごめんなさい。
ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。
自分のことばっかり考えてごめんなさい。
心の中で謝っても実際には誰にも謝ってなくてごめんなさい。
謝ってばかりでぜんぜん成長しなくてごめんなさい。
これでも頑張ったほうなんだとか言い訳してごめんなさい。
謝らなければいけないとわかっていて悪いことをする酷い人間でごめんなさい。
自分勝手に生きててごめんなさい。
死ねなくてごめんなさい。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……………………
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