嘘日記「嘘を吐くたびにレベルダウンする日記」７月２５日

　最近、日日日(あきら)の話題がない。
　彼は今も書き続けているのだろうけれど、情報網がスカスカな自分には風の便りさえ届かない。
　それはまぁいいとして。
　すごく気分が悪かった。
　今もまだ苦しいのだけど、頑張って書き進めようと思う。
　暑さで動けない。
　なにをしようとしても、失敗することばかり考えて、とても億劫になる。
　苦しみが増大してゆく。
　自己嫌悪なのかなんなのか、はっきりとはワカラナイが、圧壊してゆくようにずんずんと潰されてゆく感じがする……。
　小説もなかなか進まない。
　暑さで気力が霧散する。無くなってしまうのだ。
　昨年の紅白を見たりしてみたが何も面白くもなく、演歌や歌謡曲はより退屈に感じる。
　絵を描こうと思っても、自分の想像より劣るに決まっているので、描く気力がまたかき消える。
　そうやって何事にも興味を惹かれなくなり動けなくなる。そして自己嫌悪というか幻滅してゆくのだ。
　自分が無駄に生きており、ただ漠然と無情に時間が通過して去っていく気がする。
　絶えず暗く壊れてゆく。小割れてゆく。
　ズシズシザグザググシュグシュ。
　汚染されてゆく。
　そうして徒(いたずら)に時が過ぎ行く。
　無駄無駄無駄無駄……！
　ガクガクガクガクガクガクガクガク……！
　ただ『止まらない』ということだけが絶対だ。
　躁鬱のリズムが滅っ茶苦っ茶。シッチャカメッチャカとはこのことだろうか。
　穴に落ちて這い上がれない、いくら登ろうとしてもすぐ落ちてしまう。
　箸の持ち方が悪いためにうまく食べられないでいる子供のように、イライラする。
　なぜ自分はこんなにも無力なのかと絶望する。
　時間を、ボクに平常な精神と時を、お与え下さい……！
　グガガガガガ……
　我に救いをォ……