暇人に見て欲しいBLOG

別称(蔑称)、「暇人地獄」。たぶん駄文。フリマ始めました。遊戯王投資額はフルタイム給料の4年分(苦笑)。

のらりくらりの嘘日記。 5月26~28日 

2006年05月29日 08時32分28秒 | 日記系
 先週末にあったこと雑記。

 ずっとベッドの上で生活していた。生活拠点がベッドだった。
 ベッドから離れたのはトイレへ行く時と料理する時、そして歯医者へ行った時のみである。
 実は風邪をひいていた。
 木曜日からノドが痛くなり金曜日には頭痛がして鼻水が出て意識が朦朧としていた。
 その金曜日は再実験(補講)があって9時間授業を受けてすぐママチャリで自宅へと帰宅した。普通なら90分の道のりを60分ほどで制覇した。途中、車と同じスピードを出した。40キロは出ていたはずである。暗かったのでちょっと怖かった。
 病体に鞭打って帰宅した私は、先にシャワーで汗を流し、ボラという魚の刺身をいただいてクスリを飲んでベッドに横になった。シャワーから出てのち、眠りにつくそのときまで、私は元母のケータイでメールしていた。メールの相手は私の病体を大変に気遣ってくれたが、私はメールしようよと甘えた。そのワガママな神経といい、まるで赤ちゃんのようだったであろう。
 昔の歌番組「ザ・ヒットパレード」のドラマをやっていた。渡辺プロダクションの創始者、渡辺晋の半生をつづったヒストリー的な感動ドラマで、今日明日の二夜連続放送らしかった。ザ・ピーナッツ役で安倍姉妹が出ていた。姉妹の共演は珍しかった。
 土曜日の私はいよいよ徹底してひきこもっていた。しかし昼前に一度、歯医者へと出かけた。
 病状は良好ではなく、予約していた歯医者の治療も時間を短くしてもらった。本当は歯の神経をうんぬんかんぬんせねばならなかったようだが、歯に詰めるクスリだけを交換してもらって治療は次回へ後回しにしてもらった。
 5分ほど歯をいじられて、歯医者を後にした。
 帰宅した私は、昼すぎだったので昼食を作った。始めは弟にまかせてベッドに横になっていたのだが、なんだか不安になって台所へ向かった。
 別に弟は何もおかしなことはしていなかったが、おいしいものを食したかったので自分でやることにした。
 弟はホットプレートを棚から出しただけで何の用意もしていなかったのでほとんど一人で料理したことになる。ここでも私は病体に鞭打たねばならないのだった。
 焼きそばを作った。以前、Nオバさんに華麗なヘラ捌きを伝授してもらっていたので、金製のヘラとフライ返しを両手に持ち、屋台のおっちゃんさながらのヘラ捌きでおいしい焼きそばをこしらえた。じゃっかん味が濃かったが男なら気にするべきではないだろう。
 そのようにして私は満足いく食事をすることができた。クスリを三錠、嚥下した。
 再び定位置のベッドへ横になった私は昼寝をした。
 アニメ「BLOOD+」の始まる時間になり、私はその血塗られたタイトルのアニメーションを堪能した。「ツバサ・クロニクル」も見た。おもしろかった。
 元母が何かの会議から帰ってきたのでケータイを奪い、メールした。その日も眠るそのときまでずっとメールしつづけた。
 夕食はなぜか豪勢で、うなぎの蒲焼をのせた御飯だった。調理する手間はほとんどなかったので弟に任せておいたのだが、細く切りすぎてあまり食感が楽しめなかった。でもおいしかった。安物でもうなぎはうまい。
 弟に野菜ジュースを飲まされた。ラベルに「すっきりうまい」と書かれていたのに、とんでもなくマズかった。臭くて鼻がもげそうになった。死ぬかと思った。
 もちろん私は兄なので仕返しなどしなかった。そもそもラベルの「すっきりうまい」に騙されてそれを買ったのは弟である。それを思うと弟が不憫でならないのだった。
 昨夜のつづきで「ザ・ヒットパレード」のドラマをやっていた。私は陣内孝則が好きである。安倍姉妹のユニゾンも他では聞けないレア音声だった。芸能界の生みの親が渡辺プロダクションの初代社長だったなんて、若い私はぜんぜん知らなかった。おどろいた。
 いつもその時間に見ている土曜9時ドラマ「ギャルサー」は見ずに録画した。
 いつものように「恋のから騒ぎ」を拝見した。ゲストは京本政樹さんだった。カッコよかった。お題が「こういう男はNG」だったと思うのだが、妙に私に符号する内容が多かったので、きっと見間違いだろう。
 昼寝をしたのでなかなか眠くならなかった。結局、夜中の2時半までメールしていた。メールの内容は明かせないが、とても楽しく、時間の経過が早かった。
 寝た。
 日曜日の私はヒッキーでしかなかった。ベッドから出たのはトイレと食事のときのみであった。もちろん寮に帰るときにも出たが。
 朝5時に起きてむにゃむにゃ、7時ごろ弟のケータイアラームに幾度となく起こされてむにゃむにゃ、結局まともに起きたのは8時半だったと思う。賞味期限切れの木綿豆腐をひややっこにして食し、なぜか冷蔵庫の中にあったプリンを食べて、クスリを飲んだ。最後のクスリだった。
 大好きなベッドに戻った私はずっと眠る体勢で同じことばかりを考えていた。意識がはっきりと覚醒していたわけではないので思考はあまり進まなかった。
 10時にまたメールした。昨日遅くまで起こしてしまったので寝坊しないように起こしてあげようと思っていた。彼女はとっくに起きていた。7時半に起きたそうである。早い。
 またしばらくメールの応酬をしているといつのまにかお昼を過ぎていた。冷蔵庫のあまり物で何かよくわからない料理を作って食べた。おいしかったが御飯が少なくて食い足りなかった。元母があっさりしたものを食べたいと言って料理に手をつけなかったので私が代わりに食してあげた。
 私が寮の門限に間に合うように帰るには少なくともその1時間半ぐらい前には家を出発しなければならなかった。まさしくそのギリギリの時間まで私はメールしていた。
 つまりこの日は可能な限り一日中メールしていたのである。自分のメール好きも困ったものだが、それ以上に相手の女性がメール意欲満点だったのである。決して私ががっついていたわけではない。いやもう断じてそういうわけではないのである(またパクってしまった……乙一先生、すみません)。
 この週末の一番の収穫は、まさしくメール相手との絆だった。人間っていいな、と、「まんが日本昔話」のエンディングみたいに思った(……かくれんぼー、おしりを出した子一等賞、夕焼けこやけでまた明日、まーたあーしーたー、いいな、いいなー、にーんげんって、い・い・な……)。 

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 そういうわけで今日からまた嘘日記になります。どういうわけかは聞かないであげてください。
 それと、風邪はまだ治っていません。あんなに寝て食べて寝ていたのに……。

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