ケータイ日記。 ７月１１日

　あつい……。
　口を開けばほぼ確実にそんな言葉が漏れてしまう。それほどに私の脳内は「あつい」という想念で満たされているのである。
　というかマジあついんですけど。
　つい敬語っぽくなってしまうほど、それほどまでに私の脳内はクラッシュしているのである。
　もうダメだ、あー……。
　そんな諦めの言葉が出るほどに、私の気力は底をつきかけているのである。
　汗が出る。
　あのいつもの精神の緊張のために出る嫌な汗ではなく、純粋に体温を調節するための汗である。
　だらだらだら……。
　これは汗の流れる音ではない。
　私の気怠い精神「だらだら」を表しているのである。
　あー……、だるい。
　だるだるー。
　だらだらー。