音楽の喜び フルートとともに

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梅田でレッスン

2012-01-26 21:36:52 | レクチャー、マスタークラス

自転車で出勤しようとしたら、雪が一片。「あれっ」と驚いていたら、あっという間に、吹雪のよう。コートのフードをかぶってよけようとしても、顔にまともにかかって、学校に着く前にびしょびしょになるかな?と思っていたら、5分もたたずに止みました。
雪に慣れていない大阪では、ちょっとの雪でも大騒ぎですが、仮設住居で過ごさないといけない被災地の人たちはどんなでしょう?少しでも暖かく過ごせるといいのですが。

昨日の午後は、梅田S先生のレッスン。
モーツアルトのソナタK285aの一楽章を、見てもらいました。
タンギングの後、音を止める癖があるので、タンギングを見てもらおうと思ってこの曲を持って行きました。
案の定、タンギングの練習。Dの音だけで、お腹をつかって切る、唇を一回ずつ開けて、タンギング。疲れても、吹き続けると、身体があきらめて新しい方法を見つけるそうです。
だけど、なかなか見つからないなぁと思っていたら、先生が「吹いた後、次の音に飛ぶ感じで」といわれたので、音の途中で次の音に移るときに方向を変えたいと思ったときに、吹くような感じかな?と思ってやってみたら「そうそう、そうだよ。」

なるほど、音を着地点と思って吹いていたけれど、曲が続いている限り、全ての音は一応の着地であって、経過中。

それにしてもモーツアルトはやっぱり難しい。

二曲目はローエングリンファンタジー。
音符が多いけれど、ただ指を動かすのではなく、音の意味を考えて。何を言いたいのか?
意味を伝えるためにはどう吹けばいいのか?を考えて。

レッスンの後、先生と教育談義になり、先生が「言葉や、何かを教えようとするのではなくて、そこにいるだけで、ぱぁっと周りが元気になるような、そんなことを目指しているんだよ。」と言われたので、朝受けたボーンズレッスンのD講師のお話を思い出しました。

「部分を治そうとしたり、表面をきれいにしようとするのではなく、根幹に働きかける。何かを直接させようとしても、その時治ったような気がしても、すぐに剥がれ落ちたり、もとに戻ってしまう。本当に力があるのは、影響力。させようとすることではなく」

影響力は、自分が理性を大切にして、理性的に相手と関わっていると、相手も思わずして自分の理性的な部分に注目してしまう。人間が本来持っている共感力を信じ、相手に期待するという姿勢のことだと思います。

言葉は違いますが、二人の先生が同じような意味のことを言われることがよくあります。
二人は、バックボーンも、仕事も全く違いますが、時々こんな感じ。
だから、私はこのお二人を先生に選び続けているのだと思います。



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