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すべてはシャンパンの泡のせい

2022-03-22 22:42:01 | ロマン派
萩原天神の馬酔木が満開でした。
うちの庭にも馬酔木が植えてありましたが、白一色。
ピンクの馬酔木は見たことがありませんでした。

繋いでおくと馬が毒で酔っ払ったようになるという馬酔木はこちらのほうがそれっぽい気がします。

ヨハン シュトラウス2世(1825-1899年)

オーストリア帝国ウィーン生まれ、オーストリア=ハンガリー帝国ウィーン没。

彼が1874年作曲した喜歌劇「こうもり」大帝国オーストリアが日々崩落していく中、ヨハン シュトラウス2世が、書いたのは、ドタバタ喜歌劇で民衆も喝采でむかえ、最後の日々を楽しみました。

役人を殴って5日間の禁固刑を申し渡されたアイゼンシュタイン。
刑を取り消してもらおうと頼んだ弁護士は下手で刑期がのびてしまいます。

妻のロザリンデは、かつての恋人アルフレードから夫のいない間に逢引しようと誘われていますが、世間体が気になって迷っています。  

そんな中、友人ファルケがやってきて舞踏会を楽しんでから牢に入ればいいと誘います。
「妻はどうする?」というと
「奥さんなんて黙っていれば、いくらでもごまかせる。」とそそのかします。
最後には二人で歌いながら小躍りします。


友人が去ると妻に礼服を出すようにいいます。
ロザリンデは自分だけ楽しみに行くようだと察し、自分もと決心し小間使いアデーレに暇を出します。

元恋人のアルフレードと1杯飲んで楽しんでいると、刑務所長が夫を連行しようとやってきます。

夫のいない間に男を引き入れたことがわかると困ると、アルフレードを夫に仕立てて、後でなんとかするからと身代わりに刑務所にいかせます。

一方舞踏会には、女優を装った小間使いアデーレがアイゼンシュタインをからかって楽しんでいます。

ロザリンデは、アデーレが自分の服を着て夫と楽しんでいるのに腹を立て、仮面のハンガリーの伯爵夫人に扮して舞踏会に乗り込みます。

するとアイゼンシュタインは、妻とも知らずに自慢の懐中時計を取り出して口説きだし、ロザリンデは言葉巧みに懐中時計を取り上げます。

舞踏会もたけなわ、ファルケがやってくると、客たちが「こうもりの話をしてくれ。」と頼みます。

3年前、ファルケとアイゼンシュタインは舞踏会でこうもりの扮装をして酔っぱらいます。
森まで来るとアイゼンシュタインは、酔っ払ったファルケを置いて一人で帰ってしまいます。

朝になって気がついたファルケがこうもりのまま家に帰ると近所のこどもたちから「こうもり博士」と変なあだ名をつけられてしまいました。

歌ったり食べたりしていると朝になり、出頭の時間だとアイゼンシュタインは出ていきます。
さて、牢屋についてみると「アイゼンシュタインはすでに牢屋にいます。」と看守に言われます。

牢にいるアルフレートは、弁護士を呼びます。

アイゼンシュタインはやってきた弁護士の服を剥ぎ取り、弁護士に扮してアルフレートの面会に行きます。

そこにロザリンデもやってきて昨日の一部始終を打ち明け相談します。

怒ったアイゼンシュタインは、扮装を解き妻をなじります。

ところがロザリンデは昨夜の懐中時計を取り出し、逆に追い詰めます。

そこに、ファルケが舞踏会の客を連れてやってきて「これは3年前のこうもり事件の復讐です。舞踏会に誘ったのも全て私が仕組んだことです。」と種明かし。

アイゼンシュタインは「浮気も芝居だったのか。」と一安心。

アルフレードは「ちょっと事実とは違うけど、まあいいか。」とつぶやき、ロザリンデを始め一堂、「すべてはシャンパンの泡のせい」と歌います。

当時のオーストリア帝国は、いろいろな国とゆるい連合関係になっていて、いろいろな問題を棚上げにして決定的な争いをしないでいることで分裂の危機を避けていたのでした。




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