音楽の喜び フルートとともに

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12月の曲

2023-12-09 21:01:00 | ロマン派
穏やかな天候が続いています。
12月9日(土)開場12:30 開演13:00
今津公民館会議室、西宮ギター練習会でギターの高井康文さんと

ヴィラ=ロボスの「ブラジル風バッハ」、
ピアソラ「アヴェ・マリア」タンティ・アンニ・プリマ、
パガニーニの「カンタービレ」

の3曲を演奏します。

脚が心配ですが、今は座って立つ時以外は痛みがないのでたぶん折れてないよね。

スーツケースに荷物を入れてゴロゴロひいて、各駅、阪神電車で座って行けば土曜日だし大丈夫と思います。

ご心配おかけしてすみません。

今年毎月書いている「四季」。
12月の曲は以前に書いてしまった気がしていたのですが、まだだったようです。

ピョートル イリイチ チャイコフスキー(1840ー1893年)ロシア帝国ヴォトキンクスク生まれ、ロシア帝国サンクトペテルブルク没



「四季」は1875-1876年、月刊誌「ヌーヴェリスト」の企画で1年間毎月行われたエビグラフ(詩)と音楽のコラボレーションです。

12月はクリスマス

詩はヴァシーリー ジュコーフスキー(1783ー1852年)ロシア ミシェンスコエ村生まれ、


のものです。
父は地主の貴族アナファシ ブーニン。母は使用人のサリファで第一次露土戦争(1768-1774年)のトルコ人捕虜でした。

父はヴァシーリーが非嫡出子だったため下級貴族のアンドレイ グリゴリエビッチ ジュコーフスキーと養子縁組させました。

しかし、実父や家庭教師から相応の教育を受けて育ちました。

モスクワ大学附属寄宿学校で学びフリーメイソンや神秘思想、イギリスのセンチメンタリズム、ドイツのシュトルム ウント ドラング(疾風怒濤)に強い影響を受けました。

最も大きな仕事は西洋のロマン主義作家の作品の翻訳で、ロシアにロマン派の基礎を築きました。

後半生は教育者芸術のパトロンとしてロシア文化に貢献しました。

1815年皇太后マリア フョードロブナ


の侍講を務め、大公妃アレクサンドラ、1826年には皇太子アレクサンドル2世
皇后マリア(右)と皇太子アレクサンドル2世(中央)
の傳育官に任じられました。

1812年ナポレオン ボナパルトのロシア侵攻の際は総司令官ハイル クトゥーゾフ


の参謀となり、愛国詩を量産します。

その中でも「神をツァーリを守り給え」を作詞し、それはロシア帝国国歌になりました。
地位を利用して、自由思想の作家を政治的窮状から救いました。

プーシキンやゴーゴリなど多くの作家を育てました。

58歳でドイツ人の娘と結婚し2児をもうけ、うち1人はロシア皇帝アレクサンドル2世の子アレクセイと結婚しました。

12月は
1813年「スヴェトラーナ」のなかの詩で、「スヴャートキ」という副題がついています。

「スヴャートキ」はクリスマスから洗礼祭前夜までの12日間 12月25日〜1月6日の祝祭期間をさす言葉です。
この期間に特別に農村の娘たちが恋占いをします。

12月の性格的描写 クリスマス スヴャートキ op.37bis

ある年の洗礼祭の夕べ
娘たちが恋占いをしていた
片方の靴を脱ぎ捨てて
門の外に放り出して




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ナポレオンのロシア遠征 (takan32)
2023-12-09 20:11:14
久米さんへ、きょう、映画のナポレオンを見てきました。ロシア遠征の場面も出てきました。(^ ^)
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Unknown (m-fluteangel16??)
2023-12-12 22:34:54
@takan32 さん、秀吉とナポレオン似ているお話し読ませて頂きました。
おもしろかったです。歴史って不思議ですよね。
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