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舘野泉&草笛光子音楽と物語の世界コンサート

2016-06-20 22:13:04 | コンサート

今夜は、舘野泉さんと草笛光子さんの 音楽と物語の世界 舘野泉80歳記念 宮澤賢治生誕120周年記念コンサートに行ってきました。

その前に、調整で預けていた楽器を引き取りに行きました。f#がなりにくくなって金土曜日に預けていたのですが、1部、ハンダが取れているところがあり、付け替えてもらっていたのでした。
長く使っているからなー。メンテしてもらっても気持ちよくなるようになりました。

生徒のSさんと京橋で待ち合わせ、駅近くのお蕎麦屋さんで軽い夕食をとってからいずみホールに向かいました。

バッハのシャコンヌニ短調 BWV1004
ブラームスによる編曲です。
左手だけの演奏は、重さと深みがあり、豊かな表現力があり驚きました。

末吉保雄作曲 土の歌 風の声
舘野さんに捧げられた曲です。
左手だけの曲は、まだ少なく舘野さんは、多くの作曲家に演奏依頼をし、楽譜を増やす「舘野泉 左手の文庫」に取り組んでおられます。
壮大なイメージの作品で、その大きさに、素朴に挑む舘野さんのピアノが、心地よかった。

「白髪の恋の物語」谷川俊太郎 詩集女より、シサクス「エイヴェレの惑星」第2番
草笛光子さんの朗読とのコラボ。
1987年に作曲された曲に草笛さんの朗読を合わせます。
マイク、スピーカーの音が気になったのは初めのうちだけ。音楽をわかっている人の朗読。老夫婦の日常の中の愛。
ピアニストと朗読者が夫婦のような味わいで、最後には、舘野さんの椅子に一緒に座り背中に頬を寄せて、本当に睦まじい夫婦のようでした。

吉松隆KENJI,..宮沢賢治に寄せる語りと左手ピアノのためのOP.65b
やまなし 星めぐりの歌 銀河鉄道の夜よりなどからなる賢治の作品との朗読と合わせた「左手の文庫」助成作品です。

シーンによって草笛さんが、子供になったり、蟹なったり変化するように、ピアノの音色や空気が変わる。こんな多様な表現があるのかと感心しました。

アンコールはカッシーニのアベマリアの吉松隆編曲でした。

クラシックの演奏会と言えば、よく知られた曲ばかりですが、今夜は新しいクラッシックの創造に立ち会えた
気がします。このような取り組みをフルートや他の楽器でもできれば、同時代性のあるクラッシックが生まれるのではないかと思いました。

「左手の文庫」への寄付
三菱東京UFJ銀 渋谷明治通り支店
普通口座 3440111
お問い合わせ03-3797-7698
舘野泉左手の文庫
舘野泉撮影 フィンランドの景色


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