音楽の喜び フルートとともに

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初見の練習

2020-07-17 23:56:19 | フルートレッスン
知恩寺に咲いていたガクアジサイ。
白いところは顎で お花は小さい青いところだそうです。

今日はSさんのレッスンは
オンライン。
先週はリアルでありましたが 今日は 再び オンラインレッスンです。

変わりに ずっと休んでいた Oさんは、 今日はやって来てくれました。

できごとは同じでも人によって感じ方、考え方はいろいろ。
置かれている状況も違います。

それぞれの感じ方を大切にしつつ、どのように音楽の灯を繋いでいくか?
今はそのことに力を注ぐ時なのでしょう。

レッスン室の床やドアノブ、テーブル、椅子にいたるまで消毒、エアコンに換気扇。

ハンガーにアクリルのしきりを掛け、私の方は吹くときもマスクです。


今日は初見のレッスン。
チャイコフスキーのメロディ。op42
1878年に作曲されたヴァイオリン曲「 懐かしい土地の思い出」の 3曲目 メロディ 無言歌とも言われています。

結婚の失敗から 自殺するまで 精神的に追い込まれた チャイコフスキーが 療養した スイス モントルーのクラランを想って書いた 曲です。

初見の時は ピアニッシモで スラーや タンギング 一切つけずに 演奏します。

ゆっくりでいいので音価や、調号などを間違えないように
それを 2回は繰り返します。
ただ吹くのではなく大切なことは 自分で感じること。

自然にここで大きくしたいとか なめらかに吹きたくなるとか。
自分で感じることが大事です。
全く 裸の状態 の旋律を 感じ ましょう。

次にニュアンスをつけましょう。
これも2回演奏します。
光と影の全体の形をつかみます。

最後に 表情をつけて二回演奏します。

こうすると タンペラモン「temperament」
(気質 中庸の意味 人間の持つ感情あるいは感覚 本能的特性)
が得られるとモイーズさんは書いています。

理性は タンペラモンを抑圧してはならない 見事な演奏はバランスが大切だと。「ソノリテ」 





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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ゆっくん)
2020-07-19 07:07:55
おはようございます。
チャイコフスキーが、その時の心境を知って演奏
気持ちわかって演奏出来ること

勉強になりました。
中々、すべての曲を知ることは、出来ないかも
しれませんが、今後、役に立ちます。😁
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Unknown (m-fluteangel16)
2020-07-21 01:25:24
ゆっくんさん、コメントありがとうございます。
少しでもお役にたてていただければうれしいです。
いろいろ考えて演奏すると楽しいですね。
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