音楽の喜び フルートとともに

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絵と言葉と音楽

2014-07-07 23:34:59 | 音楽

今日はお久しぶりにピアノのTさんと、コンサートの打合せです。
絵本と音楽と語りのコラボレーションを考えています。
いつもは、既存の絵本を使わせていただくのですが、いろいろ考えて絵本も創作。

まず、文章を考えたので、場面にあった音楽を探して当てはめていきます。

家族で食べる夕食の場面は、エルガーの愛の挨拶、パッヘルベルのカノン、それともベートーベンのト調のメヌエット?

静かな夜のシーンはシューマンのトロイメライ、ドビュッシーの夢、バッハのG線上のアリア?
Tさんと、手持ちの楽譜を手に思いつく限りの曲を上げていきます。

それから、実際に演奏してみます。

演奏してみると、同じ夕食の雰囲気の曲でも、エルガーは暖かい空気、パッヘルベルは落ち着いた雰囲気、ベートーベンは大人の雰囲気など、微妙に違う空気感に気がつきます。
なんとなくこんな感じだろうと演奏していた曲の持つ情感に、もっと繊細な色合いがあることがわかってくるし、その違いに言葉がつきます。
これが、また二人でやるいいところです。
合奏する時、呼吸や間合いだけでなく、曲の情感を共有することができます。

だからこそ、余計に場面にそぐわない情感の曲を選んでしまうわけにはいきません。

夜の場面のシューマンは幼い子どもの夢、ドビュッシーは思春期、夢に色がついている感じ、バッハはセピア色、老成した夢という感じ。

音楽と、言葉、情景、人の情感とのつながりを、強く感じることができます。
おもしろい!

夕方までかかって何曲か選びましたが、まだ、決め兼ねているところが何箇所かあります。来週もすることにしました。