音楽の喜び フルートとともに

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カルク・エレルト

2009-03-30 20:23:28 | 名曲

ドイツのおみやげはお皿。手荷物に入れないと、割れるので、1月に2枚、3月に2枚。お土産というより、生活必需品。うちは当番制で夕食を作るせいで、全員料理ができます。しかし中に粗忽者がいて、お皿や、お茶碗がどんどん割れていきます。
黙っているとお土産好きな夫は、何を買ってくるかわかりません。すでに、あまり、飲めない私に大きなドイツ民芸品のビールジョッキがいくつもあります。そんなぐらいならと、お皿をお願いして、やっと4枚揃いました。これは嬉しい。かわいい小さな花柄。

今日は、ドイツの作曲家に挑戦。私にとっては未知の作曲家です。フルートではソナタアパッショネートが有名です。
Sigfrid Karg-Elert(1877-1933)
30 Caprisien Gradus ad Parnassum Op,107(1918-1919)
ジークフリート・カルク・エレルトの30の奇想曲 グラドゥス アド パルナッスム 作品107
フルートソロの曲集ですが、グラドゥス アド パルナッスムというのは、ラテン語でパルナッソス山への階梯という意味で、パルナッソス山はギリシャの山で、芸術の聖地とされていたそうです。芸術の聖地に至る為の練習曲。

エレルトは初めてなので、とりあえず、どんな感じかつかむために、30曲1番から順番に初見大会。
17番までやって、めげました。
辞典を見ると、初期はシューマン.メンデルスゾーン、グリーグの影響を受け、晩年はシェーンベルク、ドビュッシー、スクリャービンの影響を受けたとあります。
古典的な動きに見えて、短い中で転調を繰り返して、旋律はすぐにはつかみにくく、初見では何をやっているのかよくわからない…私の能力のせいか。
ドイツの近代音楽の世界を理解するのは大変。明日も、チャレンジです。