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豊かな日本(自由貿易)

2011年01月19日 00時25分04秒 | 経済
 好況、好景気は経済を活発にし、その国の
産業は発展する。また、不況、不景気は
経済が低迷し、その国の産業は衰退する。
この様に習った。しかし、これは一国の
国内だけを考えた場合だ。
 現在のように物流コストが下がり、関税も
下がり、自由貿易に近い状態では、話は
全く違う。
 現在、日本は世界で唯一デフレの国だ。
言い方を変えれば、日本以外の全ての
国はインフレなのだ。
つまり、国内消費が低迷していれば、海外で
消費してもらえばいいのだ。
 自由貿易の世界では、不況、不景気の場合、
国内消費は低迷するため、輸入は減り
輸出が伸びる。
このため国内産業は衰退することはなく、
外貨が流入する。
つまり、不況、不景気はその国の富を増やす。
 逆に好況、好景気は消費が増大し、
輸入が増える。産業は内需があるため
積極的に輸出に目を向けない。
このため、好況、好景気が続けば、その
国の産業はそれほど成長せず、少しずつ
富は流出する。
 一概には言えないが、好況、好景気は
キリギリスであり、不況、不景気はアリと
言える。
 こうして日本はバブル崩壊後の長引く
不況により豊かな国となった。

この項続く。




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