月の海

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原子力行政の行方1(原発の盲点)

2011年03月29日 01時13分45秒 | 社会風刺

 今回の福島原発の事故が起きた原因は
原発の自身の停電にある。
通常は地震などで原子炉が停止しても
原発自身が停電になることはなく
冷却水ポンプなどが回り続け、原発は
発電はできなくても停止状態を維持できる。
 しかし、今回は原発自身が停電したため
冷却ができなくなり今回の事故となった。
ただ、原子炉については海水の注入などで
難を逃れたが、使用済み核燃料を忘れて
いたためそれから出た水素ガスなどで
爆発事故が起きた。
 東京電力は地震や津波は想定していたが
原発が停電することを想定していなかったのだ。
 福島原発には6基の原子炉があり6基が
同時に止まることは少ない。
止まったとしても自家発電のシステムがある。
 その自家発電がだめでも、他の火力発電所
などからのバックアップの電力供給を受けて
停電にはならないはずだった。
 しかし、今回の災害は広域に及んだため、
さらに福島原発は被災地の中心に位置
しているので、周囲の発電所も全て同様の
被害を受け周囲から電力のバックアップも
もらえなかったのだ。

この項続く。