夫が体調を崩して入院をしたのは、去年の丁度今頃でした。
ある日の夕食後、突然の嘔吐。
それまで、そのような経験はありませんでしたので、すぐに、近くの大学病院の緊急外来に駆け込みました。
その時の当直医に、「吐き気は一時的なものでたいしたことではないと思うけれど、念のために検査をしてみましょう」・・・と言われ、夫はそのまま入院となったのです。
単なる検査入院のはずでしたが、なんとその日から4ヶ月あまりの入院生活。
そして、10月の半ば、出張先から長男が駆けつけ、家族全員が揃うのを待って、夫は息を引き取りました。
あれから、もうすぐ8ヶ月になります。
ここに来て、ようやく、夫のお墓が決まりました。
ここに来るまで、いろいろな霊園(墓地)を見てまわり、いろいろな人からお話を聞いて、最終的には、私も息子も納得できる墓地選びが出来たと思っています。
私の夫は長男でないために(昔流に言えば分家と言うことになるのでしょう)、実家のお墓に入ることは出来ず、私と息子で用意しなければなりませんでした。
当初は大変だと思いましたが、今は、むしろ良かったと思っています。
だって、死後もまた、私達家族だけで暮らせるのですから。
霊園は、丘陵地帯にあり、緑が多く、遠くには多摩の山々が見えます。
とても、風光明媚な所です。
我が家から、車で4~50分かかりますが、都心にある夫の実家に行くにもそのくらいの時間を要するのですから、東京では、さほど遠いと言う感じもありません。
いずれは、私もそこに入る事になりますが、その日が来るのが待ち遠しいような気もしてきました。(*^_^*)
コロナのせいで着工も遅れそうですが、夫の一周忌までには納骨出来るはずです。
長い間、心の中にあった重りがひとつなくなりました。。