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WADIA15とWADIA15 iをBlue化で、比べてみたい♪(再掲載)

2023年09月25日 | WADIA15関連

オークションを覗いてみると

WADIA15iが・・ある。

WADIA15は、当方で、Blue化までもっていったものが一機あります。

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今回は東京のI氏からの依頼でWADIA15のオーバーホール・Blue化です。

RIMG3225.jpg
各基板は整然とした部品配置に見えますが、この後Blue化するにあたり回路のパターンを追いかけると、パターンがクロスする部品配置であったり、パターミスが何ケ所も見られ、見た目とは違いかなり程度の低いアートワークにはがっかりです。

RIMG3233.jpg
コスト優先の為かデジタル入力回路とアナログ出力回路が隣同士と言った嬉しくないパターンです。
それでもWADIA9と同様に当時の音が良いと言われた部品が多数使われておりWADIAとしても音にこだわった事が伺えますね。

*********

これは、DACの相談(お薦め)を受けたときに

15の中身は、ほぼ6(後期型)と同じ

=9とおよそ同じというものですから、

Blue化までもっていけば、かなり 良くなると踏んだわけです。

で、15をBlue化までもっていき

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RIMG3343.jpg
音に納得するまでに何度も試行錯誤を繰り返しやっとBlueの完成です。
納得できない音の原因が音に定評のあるコンデンサだったとは思いもしませんでした。
今回、周波数帯域の拡大やノイズレベルが下がると使用する部品もそれに応じて変更しないと駄目だと言う事が良く判りました。

RIMG3355.jpg
音を聴く限り単体のD/Aコンバーターとしての優位性は判りませんが、WADIA6LTD-Blueと比較しても遜色の無い音なので良い仕上がりになったと思います。

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代理個人としては、できたてだったことを考慮しなくてはいけないけど

メリハリがきつい・・と、いっていいか。

(コンデンサがまだまだ、たっている状態ではあるのだけど)

WADIA9のBlue化のときは、

しなやかで張りがあって、柔らかい(矛盾?)

人間でたとえると

青年と人間味のある中年紳士

(うまいたとえがない)

と、いうような表情の違いを見せられた。

とは、いうものの

ほぼ6LTD-Blueの音にちかく

(しいて、いうならば 6LBは人間味のある青年(わかんないね))

DACとしては、かなり、音を差配するだろうと思えた。

 

で、15i。

まだ、触ったことがないので

ネットをぐぐって確かめてきた。

おそらく、多くの他のi同様、850の基盤に載せ替えているのだろうと思っていたが、

案の定だった。

が、15より、良い。

と、いう評価があり・・

う~~む。に、なった。

むろん、Blue化した15は、格段に音質・性能共によくなるので

素の15iと比べるわけにはいかないが。

 

このblue化による、6の基盤・15i(850)の基盤というところで

実績(実際の音)をくらべて考えたくなる。

同じ条件で、基盤が違うというものは、

6と6iとがある。

正直に書こう。

6LBと6iLBとでは、ほぼ同じ音でありながら

わずかな差で6LBのほうが優れている。

いや、緻密・繊細・空気感という違いが、

わずかな差でありながら

大きく違うように感じる。

(いわば、おしるこに、わずかの塩を入れたか入れないかのちがいのような

「こく」の違いが出てくる)

 

さすが、6LBと、いってしまうし

さもありなん。と、いうところである。

 

で、それをそのまま、

15と15iで考えてみる。

 

Blueまでもっていくと

機器本来の性能がもろに出てくる。

逆に6と850の違いをいってしまえば

ピックアップの違い。

憧れのAudioの記事のなかのインプレで例えれば

850は見事な絵画

6は見事な彫刻

と、いうところである。

つまり、850のピックアップ特性を考慮した850の基盤は

全体の音域・音質をフラット(均一)に表現するのに特化している。

一枚いたのように全体が押し出されてくるのを

距離感や陰影をつけて、臨場感をだすようにしているのが

LTD化・Blue化の効果・作用である。

 

と、なると、

15と15iもblue化までもっていけば、

同じようなことになるのではないだろうか?

 

単純に例えれば

6基盤(Blue化まで)は深み

850基盤(Blue化まで)は広さ

と、いうような印象である。

 

むろん、Blue化までいってない

素の15では

深さもすくなく

15iの広さ(細やかにそれぞれを表現できる)という部分で

一聴すると、おそらく、15iのほうが、

耳当たり・印象も良いものになっていると思う。

 

ところが、

Blue化まで、もっていったら、

15の緻密さの深さがみえてきて、

先にかいた

同じお汁粉でありながら

塩梅がちがっていて

「こく」の違いを感じるのかもしれない。

 

こないかなww

15i

実際にやってみなきゃ判らないのが、音作り。

DACであるぶん、

逆に変に「こく」が、ない方が正解かもしれない。

860はいまひとつで

お勧めからはずしてしまったけど

逆に

850までの間に、「i」という伏兵がいると判り

良かったと思う。

 

ただし、6と6iでは、

6後期型基盤のほうが、優れている。と、感じる。

が、

この逆をやっているものがない。

850のピックアップに6後期型基盤を組み合わせる。

と、いう

「i」でなく「?」のパターンはない。

(なにかあるのかな?)


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