2007年末のニューヨークから話は突然に日本に戻るのですが。ロンドン野郎が生息する静岡県浜松市。 佐鳴湖という湖沿いのトレンディな住宅街、佐鳴台の一角に、ロンドン野郎のお気に入りのイタリア料理のお店があります。
その名もSa Domuサドムさん。 地中海に浮かぶイタリアの島、サルディニア島出身のご主人セラさんが故郷の味を日本に持ってきたトラットリアTRATTORIA。 カジュアルに本場のイタリア料理が楽しめるお店です。 ちなみにサドムはサルディニア島の方言で『家』。 みんなの集まる家にしたいという気持ちから名付けたそうです。
一年くらいの前の休日のある日の午後、浜松の中心街へと自宅から5キロほどの道のりをフラフラと散策していました。 それまでもイタリアの旗が見えていたので、このお店は気にはなっていたのですが、なんとなく昼食を摂りに入ったの初めてでした。 お料理の美味しさは言うまでも無く、お店の温かい雰囲気がとても気に入って、それ以来毎週末のように通いつめています。
元々は違う店だったのですが、数年まえにイタリア人のセラさんがお店のオーナーになってから、本格的なイタリア料理のレストランになりました。 でも、今時流行りの所謂こじゃれ系のイタリアンではありません。 イタリアの街角にあるような誰でも気軽に入れる食堂、 トラットリアTRATTORIAがコンセプトです。
実はロンドン野郎、かれこれ25年くらい前に、北イタリアを2週間くらいイタリア人と一緒に旅した事があります。 このお店に入ると、そのころ毎日フラリと入っていたイタリアの街角の食堂を思い出してとても懐かしいんです。 あ、ちなみにこのお魚の形をした妙なボトルはペッシェヴィーノという名前のイタリア・ワインのボトル。 このお店では、このボトルを水差しに使っています。 オシャレですよね。
これは、イタリアの超典型的な野菜スープ、ミネストローネですね。 お野菜がたっぷりです。 ランチのセットにサラダかスープの選択で付いてきます。 ロンドン野郎がイタリアを旅していた時、毎晩ミネストローネで疲れた胃を休めていました。 単純なスープですけど、お店によって色んな流儀があります。 サドムさんのはとても優しい味。
この日のお昼のメインは、カルボナーラ(炭焼風)スパゲッティ。 チーズの味がしっかりしていて、とっても美味でした。 こうい定番のパスタのメニューでもスパゲッティの他、リンギーネやペンネなんかの色んな麺が選べます。 その他にもラビオリなんかの手作りパスタ。 ピザや肉料理、魚料理。 手作り感いっぱいのメニューはとても豊富です。 そして忘れてはいけないのが、デザート。 これも手作りデザートが何種類も用意されています。
週末のお昼時なんかは、若い人のグループ、地元の家族連れ、そしてデートの男女でいつも賑っています。 でも、お値段は決して高級ではありません。 カジュアルに本格的なイタリア料理を楽しめるSa Domuサドムさん。 ロンドン野郎の超お勧めです。
そして、人懐っこいオーナーのセラさん。 厨房からお客様への挨拶で出てきたら、是非『ボンジョルノ!』とか『チャオ!』って言ってください。 そして『美味しかった?』って聞かれたら『Beneベーネ!』ってね。
Sa domu サドム
〒432-8021 浜松市中区佐鳴台2-21-10
TEL/FAX 053-415-0808
営業時間:11:30~22:30(オーダーストップ)
美味しい『イタリア料理』を探すより、なんでもいいから 『美味しいもん』を探そうっていう方向へ走ってしまっています。
この、お魚の水入れがイタリアっぽいですよね。ワインが入って売っているのを見かけた事があるのかもしれません。
実は友人がイタリア人と結婚してイタリアに住んでいるので、いつかは本場イタリア料理食べに行きたいんですけど
Sa Domuさんは、どちらかというと日本人の味覚にも合った家庭料理的なイタリアンなので、あまり気張らず、カジュアルに楽しめるのが魅力です。
水差しのお魚ワインはかなりメジャーなやつなので、ロンドンのLCBOでもきっと見かけると思いますよ。
お話のコンセプトは、元麻布のイタリア料理レストランAVANTIのWAITING BARを舞台に毎週土曜日に常連客が繰り広げる東京一の日常会話に耳を傾ける(要は盗み聞き)っていうシテュエーション。 本当にその10分程度のたわいもない世間話が楽しいんですよね。
真剣に耳を傾けると、ウィスキーやカクテル、そしてそういったバーのしきたりまで、実に勉強になります。
たわいもない話でも、実はそれを話しているのがその世界の第一人者だったり。 お酒の話から、ロケットの話、そして映画に演劇、夏になると怪談話まで出てきます。 ロンドン野郎自身の世界もずいぶん広がったような気がします。
日本に帰った今、時々こんな雰囲気を持った街場の大人のバーに出張るようになったのも間違いなくこの番組の影響です。 そして夜な夜なロンドン野郎もこの番組の出演者みたいな蘊蓄をたれていたりして・・・
monyoさまがこの番組のファンになってくれたこと、本当に嬉しいです。
このお店は、提携先の会社が某政府系自動車会社になる前に、早期退職者の送別会で利用したことがありますが、また、個人で利用してみたいです。
カナダ帰りの友人も申していましたが、カナダの外食は、中華を除き、なかなか日本人の口には合わないようですね。イタリアには観光でしか行ったことがありませんが、何気なく入った普通のお店の料理が美味しくて、嬉しかった経験があります。
日本でも、そんなに畏まっっていなくても、美味しい料理が食べられるイタリア料理店を地元で見つけられると良いですね。
確かにロンドン野郎がイタリアを旅していた間、その辺の街角のバルや食堂も含めて、どのお店でも美味しかった記憶があります。 日本でこじゃれ系じゃなくて、本格的なイタリアンが楽しめるこのお店は本当に貴重だと思いますね。
それから、カナダ。 トロントの中華に関しては世界の最高峰のレベルですけど、それ以外のエスニック系の食べ物にも、実はおいしいものが密かに沢山ありましたよ。
勿論パスタやピザの種類も色々あるんですが、その他にも肉料理、魚料理、メニューは豊富です。 お値段も決して高くないので、気軽に楽しめるイタリアンです。