ロンドン野郎

カナダのオンタリオ州ロンドン市で4年半暮らしたロンドン野郎。 この度本家大英帝国ロンドン市(近郊)へ参上。

いつものガソリン・スタンド

2010-02-23 22:00:43 | ロンドン街歩き⑩

オンタリオ州ロンドン市に在住していた時、いつもこのガソリン・スタンドで給油していました。 こんなところの写真を撮る人もいないと思うのですが、昨年末の出張の際に、もう一度思い出してパチリ。 場所はHamilton RoadHighbury Avenueの交差点。 別に何の変哲もないカナダ中どこにでもあるESSOのスタンドです。

なにしろ、ロンドン市から赴任先の会社があるインガソル村まで40キロ近くありますから、給油のタイミングを間違えると本当にガス欠の悲劇にもなりかねないので、朝の通勤の際にもよく立ち寄りました。 勿論セルフサービスです。 冬場のセルフの給油は結構苦痛でした。 だってノズルを持つ手が凍り付きそうになるんだもん。 カナダのスタンドではどういう訳か給油ノズルのレバーが固定できないようになっていたので、満タンまで常にレバー引きながら我慢しなければならないんです。

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このスタンドにはTim  Horton'sの売店が設置されていて、給油と一緒にコーヒーを買うお客さんが沢山いました。 ドライブスルーもあるのですが、朝なんかは店の中にも結構な行列ができて、給油ポンプは8基もあるのに、給油の客よりもコーヒーの客が停める車の方が多くて、なかなか給油できなくて困った事もありました。 写真にもちょっと見えますが、Timのお店は道路を挟んだお向かいにもあるんです。

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冬場にはウィンド・ウォッシャー液がこんな風に大量に販売されています。 ウォッシャー液は冬場の悪天候の際にはガソリンと同じくらい超重要なアイテムです。 ロンドン野郎がカナダに来た頃は、夏場は虫取がしやすい赤い液、冬場は凍らない青い液って決まっていましたけど、最近はオールシーズンタイプが主流なんですね。 この一本3.78Lという大きさがまたミソで、ちょうどアメリカの1ガロン。 どの車のタンクもこの量がぴったり入るようにでてきているんです。

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洗車マシンも当然のことながら備え付けられていました。 カナダで多かったのは、タッチレスの水圧だけで洗うやつ。 冬場の塩と泥にまみれたドロドロの車体を洗うのに都合が良かったけど、ちょっと値段は高かったかな? ロンドン野郎のアパートメントでは洗車ができなかったので、結構利用しました。

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値段と言えばガソリン価格。 ロンドン野郎が在住していた最後の方の2008年頃は原油価格の高騰で1ドル/L前後の価格だったような気がしますが、ガソリンが1ドルを超えたのはアメリカ南部を襲った巨大ハリケーン”カトリーナ”がきっかけでした。 それまで、カナダではリッター1ドルを越えるなんて、あり得なかったということもあって、ガソリン・スタンドの価格表示板は99セントまでしか表示機能がなかったんです。 1ドルを超えた瞬間に、どの店も表示不能になって、立て看板に手書きで料金を表示したりしていました。

いつもの当たり前の光景でしたが、今になるとなんか妙に懐かしい・・・


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 私は、日本ではセルフでガソリンを入れたことが... (monyo)
2010-02-24 11:50:17
 私は、日本ではセルフでガソリンを入れたことが無いので(というか、車の運転自体してなかったので20年近くも・・・)カナダの給油自体がもう、ものすごいアドベンチャーでした[E:crying]。給油ノズルのレバーが日本は固定できる事も、ウインドウ.ウォッシャーがピンクと青なのも今、初めて知りました。一昨日、とてもいい天気で車を洗いたかったのですが、物凄い行列で諦めたら、昨日は大雪だったんですよ。。。洗わなくて良かった。。。物凄い雪で、家の駐車場に駐車するときに、す~~る~~と滑ってなぜだか前庭に突っ込み、雪かきしてあった雪の山にバンパーをぶつけて、また車に打撃を受け、この数日、結構ショックを受けています・・・[E:crying]
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->monyoさま (ロンドン野郎)
2010-02-26 07:13:12
多分20年前って、日本ではセルフって許可されていなかったんじゃないかなぁ。 と思って調べてみたら、日本では1998年からなんですって。 今じゃ、日本でもセルフが当たり前になってしまったけど、なんか不思議です。

ロンドン野郎がセルフのスタンドで初めて給油したのは、多分出張中、アメリカ辺りだったと思います。 やってみりゃ別に大した事も無いのですが、最初はそりゃ戸惑いましたよ。

場所によっちゃ、普通のカードが使えず、 始めに現金をデポジットしなければならないところもあったり、逆にデポジットも無く給油してから単純に現金で支払えばいいとこもあったり。 この”給油してから単純に現金”というのがある意味とても不思議でした。 だって、お金なんか払わないで、そのまま逃げられるじゃん(そんなことはしないけど・・・)。

そうそう、踏み固められたような雪の上では、なんか知らないけど低速でもす~~る~~と滑っちゃうんですよね。 でも、もうすぐロンドンは春。 もう少しの辛抱です。
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私もそう思ったのですが、昔はできたのでしょうが... (NY)
2010-02-26 23:33:48
こんなド田舎でそんなことで捕まったらと思うとぞっとします。

監視社会アメリカ。
本当にあらゆる所にカメラが。
カナダはどうですか?
日本もエレベーターの中は100%あるらしく、
ストッキングやブラの位置を直した記憶を辿って、結構青くなった私です。

今日は大雪です。
Uターンする時、雪山にガシュとバンパーを押し付け、後ろもどこーんと雪山にめりこんでからハンドルを切るなんて状態に又なりそうです。雪かき、昔は結構好きだったのですが。とほほ。
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->NYさま (ロンドン野郎)
2010-02-27 07:50:29
カメラは確かにどのガソリンスタンドでもありましたよ。 でもナンバープレートを汚して、目出し帽かなんかで顔を隠し、さっさと逃げれば・・・なんてことを考える奴もいるんじゃないかって。

いや、これはロンドン野郎じゃありませんよ。 例えばです。 例えば。

監視カメラと言えば、ロンドン野郎が住んでる日本の地方都市の歓楽街にも監視カメラはやっぱりあるんですけど、ある行きつけのお店の看板が壊された事件があったんです。 そこで、事件があったと思われる時間帯の監視カメラの画像をお店の人がチェックしたところ、分かっちゃったんですね。 その犯人が。 間抜けにも、トレードマークのようないつもの帽子をかぶり、いつものジャケットを着ていたんですって。 勿論、弁償させたそうです。

その監視カメラの画像っていうのは、いつでも見られる訳じゃなくて、厳重に施錠された部屋に記録されたテープがあって、そういう事件のようなことがあった時にだけ、組合の人の同伴の上で、チェックすることが許されるんですって。

なにしろ飲み屋の立ち並ぶ街の監視カメラだから、日毎の酔っ払いの面白シーンを集めたらあまりにも楽し過ぎるでしょうね。

雪道の運転、気を付けてくださいね。 雪が降ると北米の自動車修理屋さんは大繁盛だそうです。
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私はカナダへ来て初めてセルフで給油をしましたが (たぬき嫁)
2010-02-27 15:40:00
この季節は軍手が必需品ですね。
えっ?ウォッシャー液は2種類あるんですか。
ずいぶんお世話になってるけど、知りませんでした。

ロンドン野郎さんが意識消失したお話。
結果何もなかったからよかったものの、
身の毛もよだつお話ですよね・・・
かと言ってアメリカのようになっても世知辛いですしね。
ホント難しい問題ですよね。自己防衛あるのみ?

10万アクセスおめでとうございます[E:shine]
これからもロンドン野郎さんのお人柄溢れる
楽しく、そしてためになる記事を楽しみにしています!

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->たぬき嫁さま (ロンドン野郎)
2010-02-27 16:21:57
カナダの冬場の給油は本当に軍手の二枚重ねでも足りないくらいですよね。

頭打って何事も無かったかどうか、今でも良く分かりませんが、もしかしたら、知らず知らずにおバカになっているかも・・・

10万アクセス、温かいお言葉痛み入ります。

昨日もオンタリオ州ロンドン市関係の連中とちょっとした飲み会があったのですが、『よくネタが尽きない・・・』というのが皆さんの最大の謎みたいですね。 実は本人も不思議なんですけど、やっぱりまだまだ書き足りない事が沢山あるんですよね

という訳で、たぬき嫁ご一家が日本に戻る頃も、多分続いていそうな気がします。
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ガソリンスタンド&Tim Horton's 懐かしいです... (アン)
2010-02-28 08:08:15
ガソリンスタンド&Tim Horton's 懐かしいです~ ウォッシャー液、日本ではそれほど使わないけど、カナダの冬は必須でしたね。洗車機、カナダのは車が自動で前に進みましたね。日本のは車は固定で機械が動くでしょ(メーカーにより違うかもしれませんが) 安全性は大丈夫?挟まれやしないかって、時々思うんですよね(笑) ガソリン表示、1ドル超えたら立て看板だったんですね!
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->アンさま (ロンドン野郎)
2010-02-28 15:19:52
ここの洗車機は水圧で洗うノズルが車の周りを自動的にクルクル動いて、最後に風圧で水滴を吹き飛ばす仕組みでしたね。 色んなタイプがあるみたい。

にしても、カナダ人、Timのコーヒー大好きですね。 このスタンドなんか、典型的で、道路を挟んだ反対側にもTimのお店(本当の店舗)があるんですよ。 覚えておられるかな?

ロンドン野郎が日本に帰る頃はどのスタンドも料金表示板の改装が終わり、リッター1ドル時代に備えていましたが、今は1ドルを割って、また無用の長物に・・・ザマミロ!

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