秋のウェスタンオンタリオ大学 The University of Western Ontario(通称UWO)。 休日の構内は静かな雰囲気を漂わせています。
構内には中世のお城を思わせるような巨大な施設があちらこちらにそびえ立っている一方で、小ぎれいな学生寮が点在しています。
ここは確かリッチモンド側の入り口に近いところにあった学生寮。
Sydenham Hallという建物です。 学生寮の事はStudent Residenceっていうんですね。 北米の大学の寮と言えば、寮生が強固な結束力を誇り、寮同士で対抗意識をメラメラ燃やすような話も聞くし、一方で映画のアニマルハウスみたいな異常なハチャメチャなイメージもありますよね。
でもこのUWOの学生寮は少なくとも外から見る限りは、至って小ぎれいで、どうもハチャメチャ乱痴気騒ぎのイメージは全くありません。 学生の皆さんは勉強に追われてそれどころじゃないんでしょうか。 大学のキャンパスそのものもゴミ一つ落ちていないし、日本の大学にあるようなステレオタイプの政治メッセージのタテ看もありません。
まあ、とはいいながらも、その分週末なんかはロンドンの街で大騒ぎして発散するのか、ここらの学生がそんなおとなしい筈もありません。 本当にオンタリオ州ロンドン市の週末の夜は凄まじいですよ。 ハロウィンなんかは、街は完全に大魔界状態になります。
最初に日本人留学生は非常に少ないと書きましたが、この大学自体に日本人が簡単に留学できるESLが無いという事も一因のようです。 従って、最初からそれなりの学力と語学力を持っている人に限られてしまうようです。
ロンドン野郎が学生だった時代はまだプチ留学でも何でも、海外留学というのはあまり一般的ではなく、全く知らない世界の物語でした。 でも、今こうして海外で生活したり、仕事をすると、そういう経験を持っている最近の若い人たちが羨ましくてしかたありません。
語学力ということもさることながら、若いうちに日本を離れて、外からもう一度日本を見直してみる経験って本当に貴重です。 本当の意味でそういう人が増えれば、内向きの政局争いに明け暮れる日本の政治も変わると思うんですけどね。 でも、鳩○さんはスタンフォードで何を勉強したのか・・・これは謎です。
UWOの旅は一応これで完