ロンドン野郎

カナダのオンタリオ州ロンドン市で4年半暮らしたロンドン野郎。 この度本家大英帝国ロンドン市(近郊)へ参上。

WORTLEY VILLAGEの街(The Heart of Old South)

2006-06-19 11:48:36 | ロンドン街歩き①

Wrtly_087ロンドンのダウンタウンを南に下がった、東西をWharncliffe Rd.とWellington St.、南北をBaseline Rd.とテムズ川で囲まれた、Wortley Rd.を中心にした一角がWORTLEY VILLAGEと呼ばれる特別な地域だということを最近知りました。Wrtly_082 Villageといっても本当の村という訳ではなく、ロンドン市の中心の 一部なのですが、ここに住んでいる人も誇りを持ってWORTLEY VILLAGEと呼んでいるようです。 街のパンフレットにはTHE HEART OF OLD SOUTHとも書いてあります。

Wrtly_101からはなかなか気が付かない場所なので、私自身この存在を知ったのも本当にちょっとした偶然です。 と言っても、何かすごいモノがあるという訳ではなく、19世紀から続く歴史のある住宅街なのです。Wrtly_069 うっそうと茂った緑の街路樹や教会が点在する街並みに、少しファンシーな小さな商店街があり、夏場はレストランやカフェのテラスでのんびりしている人も見かけます。 基本的に高級住宅街なのですが、家々は殆ど100年以上の年代モノ。 高級住宅街といっても決して豪邸ばかりではなく、小さな家でもしっかり手入れがされています。 Wrtly_099  言葉で言うのはとっても難しいのですが、この街には何か「心が安らぐ」独特の雰囲気があるのです。 以前、「カナダで最も暮らしやすい街」の一つに選ばれたという話も耳にしました。

OLD SOUTHというのはロンドンの中心からWrtly_093見た南側に位置している旧市街の一部なのですが、おそらくロンドンのダウンタウンからはテムズ川が遮るような位置関係になっている事も、こういった特別な場所を作り出したのだと思います。 先日、日曜日の昼下がりにフラWrtly_084リと散歩をしてみました。 道路に面したとある小さな家では、若い女性が家の前に階段に腰掛け本を読んでいて、その前の芝生では二匹の大きながワンコロが一緒になってくつろいでいる、なんていうシーンも見かけました。Wrtly_002_1 それがとっても絵になっているのです。 こういう街で古い小さな家を 買って、何年も掛けて自分流にゆっくり手直ししながら、暮らしてゆくというのも 、カナダの一つの理想的な生活パターンかも知れません。 年限が決められている我々のような企業の駐在員ではなかなかそうは行かないのが残念です。 クリスマスの飾り付けが行われる12月頃がとっても楽しみです。