10月25日(月)新蕎麦の季節
新蕎麦の季節である。今収穫期を迎えているのは夏蕎麦だ。脱穀も製粉もなるべく近代的な動力源を使わずに人力や水車の力を借りて、あせらずゆっくりした方法で出来た蕎麦粉を使ったものがおいしいそうだ。脱穀から粉になるまでなるべく摩擦熱に曝さない方が蕎麦の旨みを保つのだと言う。
蕎麦の原産地は東アジア北部、バイカル湖から旧満州にかけての地域である。日本へは中国・朝鮮経由で8世紀までには伝わったらしい。そして冷涼な山国で備荒食糧として栽培が広がった。栽培の最盛期は江戸から明治にかけてであったが、その後次第に作付面積が減り、現在は大部分を輸入に頼るようになった。国内でまとまった収穫があるのは北海道、鹿児島、福島などだ。
ヨーロッパへの伝播は日本より遅く、シベリアからロシア、トルコなどを経て13~14世紀ごろに伝わったと考えられている。西の果てイギリスにまで達したのは17世紀である。同じころ大西洋を渡ってアメリカ大陸にも伝わった。現在の主要産地は大部分が旧ソ連領で、他にポーランド、カナダなどが知られている。
蕎麦粉をこねて長い麺にして食べるのはおそらく日本だけだと思う。外国で蕎麦粉料理を食べたのはフランス北西部の港町サン・マロでの夕食だった。最初に25cm四方ぐらいの厚焼き蕎麦粉クレープにハムと卵焼きを挟んだもの、次に濃厚なチーズを挟んだものが登場した。締めくくりは甘い甘いチョコレートを包んだクレープだった。地元名物のシードル(林檎酒)を飲みのみ挑戦したがお腹が一杯になって全部は食べられなかった。
明日・明後日と山形・庄内地方へグループ小旅行に出る。昼食は各自自由に食べることになっているので新蕎麦を楽しみにしている。
★26日と27日の閑話は休刊とします。
新蕎麦の季節である。今収穫期を迎えているのは夏蕎麦だ。脱穀も製粉もなるべく近代的な動力源を使わずに人力や水車の力を借りて、あせらずゆっくりした方法で出来た蕎麦粉を使ったものがおいしいそうだ。脱穀から粉になるまでなるべく摩擦熱に曝さない方が蕎麦の旨みを保つのだと言う。
蕎麦の原産地は東アジア北部、バイカル湖から旧満州にかけての地域である。日本へは中国・朝鮮経由で8世紀までには伝わったらしい。そして冷涼な山国で備荒食糧として栽培が広がった。栽培の最盛期は江戸から明治にかけてであったが、その後次第に作付面積が減り、現在は大部分を輸入に頼るようになった。国内でまとまった収穫があるのは北海道、鹿児島、福島などだ。
ヨーロッパへの伝播は日本より遅く、シベリアからロシア、トルコなどを経て13~14世紀ごろに伝わったと考えられている。西の果てイギリスにまで達したのは17世紀である。同じころ大西洋を渡ってアメリカ大陸にも伝わった。現在の主要産地は大部分が旧ソ連領で、他にポーランド、カナダなどが知られている。
蕎麦粉をこねて長い麺にして食べるのはおそらく日本だけだと思う。外国で蕎麦粉料理を食べたのはフランス北西部の港町サン・マロでの夕食だった。最初に25cm四方ぐらいの厚焼き蕎麦粉クレープにハムと卵焼きを挟んだもの、次に濃厚なチーズを挟んだものが登場した。締めくくりは甘い甘いチョコレートを包んだクレープだった。地元名物のシードル(林檎酒)を飲みのみ挑戦したがお腹が一杯になって全部は食べられなかった。
明日・明後日と山形・庄内地方へグループ小旅行に出る。昼食は各自自由に食べることになっているので新蕎麦を楽しみにしている。
★26日と27日の閑話は休刊とします。