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10月3日(日)敬老乗車証

2010-10-03 11:31:20 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
10月3日(日)敬老乗車証

仙台市が高齢者用に発行しているカード式の敬老乗車証の色が10月1日から変わった。従来は男女とも濃い青の地に水玉模様をあしらった磁気カードであったが、今度は男がグリーン、女が濃い紫の地色になった。市から特段の説明はないけれども、不正使用防止の目的があるようだ。

カードにはその人の生年月日、名前などが印刷されているけれども、地下鉄もバスも機械が読み取る方式なので他人が借りて使用しても咎められることはまずない。それに付け込んで本来なら料金を払って乗車しなければならない人が他人のカードでただ乗りしていたのだろう。

その損害がいくらになるか知らないが、万年赤字の市営交通機関にとっては無視できない金額に違いない。男女の色を変えれば、少なくとも女が男のカードを借りる、あるいは男が女のカードを利用することが難しくなる。それでも運転手のそばを通る必要がない地下鉄では効果がないかもしれない。だが周囲の目があるから無言の圧力にはなるだろう。

それでは同じ性の人同士で他人のカードを利用した場合はどうか。これは機械はもちろん人間の目でも不正を見破ることは難しい。不正使用がなくならないのは悲しいことであるが、そこは使用者の倫理観に頼る以外にないだろう。

残された方法として顔写真入りのカードにして抜き打ち的に検査する手が考えられる。そうすれば不正使用はぐっと少なくなるに違いない。しかし、そこまで人間を信用しない仕組みを導入するのはどうかと思う。寝たきり老人の名前で申請して取得したカードを意図的に不正使用するようなケースはなくならないだろうが、交付を受けた本人の自覚と家族の協力があれば不正使用の大半は防げるはずだ。