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10月8日(金)イチジクとアケビ

2010-10-08 12:31:45 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
10月8日(金)イチジクとアケビ

果物屋やスーパーの果物売り場にイチジク、アケビなど季節の果物が並んでいる。懐かしいから買おうかとも思うが値段を見て諦める。それほど高いのである。イチジクは庭の木でどっさり採れたし、アケビは山でただで手に入れるものだった。

イチジクは完熟すれば生で食べるのがおいしいが、砂糖を加えて甘く煮たもの、あるいはジャムに加工したものもうまい。イチゴと同じように噛めばプチプチと種を感じる。もぎ取ったときに出る白い液は皮膚に出来たイボを取る特効薬である。おそらくイチジクに含まれるたんぱく質消化酵素が効くのだろう。

イチジクはクワ科の落葉中高木でアラビア半島南部が原産地といわれる。有史以前から栽培され紀元前14世紀以前にはフェニキア人の交易ですでにギリシャに伝わった。そこを拠点としてヨーロッパ各地に広まり聖書にも出てくる楽園の植物として親しまれるようになる。

日本へは中国経由とヨーロッパから直接の2ルートで徳川時代初期に渡ってきた。アメリカに伝わったのも同じころである。

一方アケビはほとんどが野生のものであろう。表皮が茶色のものと紫のものがある。たまに長さか15cmほどもある巨大なものを見かけるが、あれは栽培ものだろうか。種を多く含んだ半透明の果肉は甘くて食用になるが、調理して食べるならむしろ表皮の方が量もあるしうまい。

果肉を食べたあと表皮の汚れを取り、短冊状に切ったものを油炒めして味噌で味を調えたものはほろ苦くて酒の肴にもってこいだ。また挽肉とタケノコ・シイタケ・クルミなどのみじん切りに味噌を加えて練ったものを皮に詰め、口が開かないように楊枝でとめるか糸で縛ってからフライパンに並べて焦がさないように蒸し炒めしたものは立派なご馳走になる。