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10月20日(水)クマ続き

2010-10-20 11:45:16 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
10月20日(水)クマ続き

クマの出没が今年は多いようだと昨日書いたら、それを裏付けるような記事が今朝の地元紙に出ていた。クマと出会って怪我をした人が東北六県で17日現在41人にのぼり去年より8件多くなっていると言う。それだけクマが人間に接する機会が増えていると言うことである。

地元紙はクマが人里に出てくるのは山の餌不足が主な原因とみられるとしているが、今朝の朝日新聞は別の見方をしている。餌不足や里山の荒廃が原因と言う指摘もあるが、猟師の数が減った結果クマの数が増え、それがクマ被害増加につながっているとみている。

同紙によると、1970年代に全国で40万人を超えていた銃を扱う猟友会員は10万人を割るほど数が減ったという。その主な原因は防寒具として需要があった毛皮が高価で売れなくなったこと、鳥獣保護機運が高まって狩猟制限がきつくなった、レジャーの多様化などがあげられる。

さらにこの傾向に拍車をかけたのが銃刀法改正だ。それによって猟銃を扱うには免許試験に合格し公安委員会の鉄砲所持許可を得る必要ががある。さらに実包1発ごとに使用状況を細かく帳簿に記録することが義務化された。また3年に1度の免許更新にも厳しい条件が課せられ手続きが煩雑になり、猟を止める人が増えたのだと言う。

猟師が減ればクマなどへの圧力が減り個体数が増える。猟師に追われたことがない新人クマが人間と遭遇している可能性もあるという。クマ・シカ・イノシシなどによる農産物被害の悩む自治体の中には、自衛隊に応援を求めたり山にオオカミを放つことを検討しているところもあるという。

狭い日本だから人間も獣たちもお互いに住み分けて平和共存の道を探る以外にこの問題の解決策はないのだろうが、何とも「クマった」問題である。