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4月30日(土)嬉しいこと

2011-04-30 11:03:28 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
4月30日(土)嬉しいこと

昨日はいいことが重なった。一つ目は懇意にしていただいている方たちに温泉に連れて行っていただいたことである。蔵王連峰を間近に望む山間のA温泉は祝日だというのに訪れる人も少なく閑散としていた。こんなところにも大震災が陰を落としているのかと思った。

沿道に咲く満開のヤマザクラと、芽を出したばかりの木々でパステルカラーにボーッと霞んで見える山々に見とれて最初は気づかなかったが、曲がりくねった道路の至るところに亀裂が走っているのが見て取れた。危険を知らせる赤いコーンが立ち並び、休日返上で補修に追われる作業員の姿がみられた。

久しぶりに入る温泉は何ともいい気持ちだった。広い湯船に首まで浸かって手足を伸ばすあの開放感は家の風呂では絶対に味わえない贅沢である。湯上りに飲んだ一杯200円の紙コップに注いだ「本格コーヒー」がまたうまかった。本来の店が地震で使えず公衆浴場隣の休憩所の一角で臨時営業しているのだという。

嬉しいことはまだ続く。仙台が本拠地のプロ野球楽天とJ1ベガルタがともに本拠地での初戦を勝利で飾ったことである。楽天の田中は気迫の完投で勝利をつかみ、ベガルタは一度も勝ったことがない浦和から初白星をもぎ取った。両チームともファンの声援に後押しされたプレーで被災地に元気を与え勇気づけてくれた。

東北新幹線もこの日震災後初めて東京~新青森間が全線開通しした。これて人の往来がしやすくなり復興に弾みをつけてくれるだろう。一部不通だった仙台地下鉄も全線復旧した。渋滞気味のバスに代わって市民の移動がスムーズになる。

こうして被災地に元気をもたらす一歩一歩が積み重ねられて行くのをみるのは嬉しい。明日から5月、復興の足音が一段と高まることを期待している。

4月29日(金)「昭和の日」

2011-04-29 11:34:27 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
4月29日(金)「昭和の日」

今日は「昭和の日」である。昭和天皇がご存命中は天皇誕生日だった。昭和5年生まれの小生は昭和とともに生きてきたようなものだから特別な感慨がある。昭和天皇がどうのこうのと言うことではない。昭和と言う時代についてである。

昭和は乱暴な括り方をすれば戦前と戦後に分けられる。天皇に即して言えば大元帥・現人神として白馬に跨っていた時代と、背広姿で全国行脚した時代である。その変貌振りは、一人の誠実ではあるが自らの意思で自由に行動できない人間が歴史に翻弄された姿に見える。

ともあれ昭和は激動の時代であった。明治維新後、近代国家を目指して営々と国力充実に努めてきた日本、その「成果」として得た領土の拡大、植民地経営が太平洋戦争の結果元の木阿弥になった。近隣諸国も巻き込んだこんな大きな社会変化を、一人の人間が生きている間に経験できることは稀有のことである。思わぬ苦労もあったが、実に面白い時代に生きたものだと思う。

平成の世の中になって、昭和天皇の長男である現天皇が未曾有の大震災被災地をめぐっている。その姿が戦後の疲弊した地方都市を巡って、ぎこちない労わりの言葉をかけて回った昭和天皇の姿に重なってみえる。現天皇の姿が父親そっくりに成ってきたこともあるが、その訪問で勇気づけられる人がいる点も同じである。

4月28日(木)カルガモとカラス

2011-04-28 10:42:24 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
4月28日(木)カルガモとカラス

家の東にある池に毎日二羽のカルガモがやってくる。番(つがい)だろうか。ほとんど人間が近づかないところだから、安心して羽を休めているようだ。ときどき逆立ちして首を水面下に突っ込むのは何か食べ物をあさっているのだろう。水草らしいものも生えていないのに何を食べているのか分からない。

羽毛は雌雄同色なのでオス・メスの区別はつかない。40年近く前この池で子育てした番がいたが、それ一度きりである。体長約60cmでマガモと並んで日本にいるカモ類では大型である。白っぽい顔にある二本の黒褐色線と橙赤色の脚が目立つ鳥である。

わが家から歩いて20分ほどのところに、むかしは農業用水の溜池として使われ、いまは整備されて水辺公園となった大きな沼がある。そこには常時カルガモの群れがいる。そのうちの一組がデートの場所に山懐のちっぽけな池を選んだのかもしれない。

この辺りに塒を持つカラスは闖入者の水鳥をどう思っているのだろう。二日ほど前面白い光景を目にした。一羽のカラスが池の上に張り出した木の枝にとまって水面に浮かんでいるカルガモを見ている。見ているだけで威嚇するわけではない。

カラスは本来棲むところが異なる鳥が自分達の縄張りに毎日通ってくるので興味を持ったのだろう。一方カルガモは直ぐ近くの枝にとまったカラスを完全に無視している。カラスが危害を加える恐れはないと心得ているようだ。

カラスは自分を振り向いてもくれないカルガモに興味を失ったのか5分ほどで飛び去った。カルガモは何事もなかったように逗留してから塒へ帰って行った。

2011年4月27日(水)庭の山菜

2011-04-27 11:36:26 | ★①よろず何でも忘備ノ-ト★
2011年4月27日(水)庭の山菜

暖かくなったので起き抜けに庭を一巡りする。毎日のことだから、大した変化があるわけではない。しかし萌え出した木々の若葉やフキの葉が日に日に大きくなるのがわかる。

山菜のミヤマイラクサが庭のあちらこちらに出てきた。方言でアイコと呼んでいる癖のない山菜である。あと数日で食べられる大きさになりそうである。豚汁の具にするとうまい。癖がないからおひたしにも向いている。

ワサビの花が咲き出した。わが家の庭にあるのは湿地に生える通称ユリワサビと思っていたが、花茎が長く伸び多数の白い小花を房状につけるので、どうやら本物のワサビのようである。

生えている場所は湿ってはいるが水辺ではないのに、環境が気に入ったのか枯れずに毎年葉を茂らせ花を咲かせる。その花茎を摘んで熱湯をかけ、ダシ醤油とともに密閉容器に入れておくと、ぴりりと辛い晩酌用のつまみになる。

クサソテツ(コゴミ)もそろそろ出るころであるが、今年はまだ見かけない。ツルニチニチソウ、ジャノヒゲなどがはびこって駆逐されてしまったのだろうか。モミジガサ(シドケ)もまだである。

近年は山菜取りに山へ行く体力がなくなったので、もっぱら庭で山菜摘みを楽しんでいるが、いちばん難しいのはシドケ栽培である。湿り気のある林内の日陰を好む植物なので、似た環境を作ってやるのだがなかなか固体数が増えてくれない。

4月26日(火)続省エネ消夏法

2011-04-26 12:20:20 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
4月26日(火)続省エネ消夏法

昨日、カネがかからない消夏法のことを書いたら、タイミングよく通販の会社から「猛暑を乗り切る特集号」と言う冊子が届いた。それには去年読者が選んだ夏を涼しく過ごすグッズ20点が載っている。ざっと見たところ昔懐かしい品物は一つもない。現代人は今の生活スタイルに合わせて品物を選ぶから当然かもしれないが、むかし型人間はどこかさびしい。

ページを繰っていると10番目にやっと窓の外に吊るして使う簾(すだれ)風のものが出てきた。竹ヒゴを編んで作ったものではない。アルミニウムを蒸着した特種な糸で作った織物で、ギラギラのアルミ層が太陽熱をはじき返すので部屋の中が涼しくなるのだという。

いちばん人気は薄いガーゼを5枚重ねして作ったケットである。肌に触れる内側は麻の混紡でサラサラ、風が良く通ると同時に5枚のガーゼの間に体温を適度に溜め込んで寝冷えも防ぐと言う謳い文句である。

20点をいちいち紹介することは面倒だし商品の宣伝の片棒を担ぐようで嫌だから、興味のある方は「通販生活」夏号(書店で売っている)の別冊をご覧頂きたい。

簾や風鈴などは一度買えば何年も使える夏用グッズであるが、子どものころ夏になると軒先に吊るして眺める涼しげな植物があった。ミズゴケ栽培したノキシノブである。常緑多年生の羊歯植物だから、シーズンオフはどこかで保管していたのだろう。この植物を見なくなってから久しい。今でも夏の観葉植物として売られているのだろうか。

4月25日(月)省エネ消夏法

2011-04-25 11:28:18 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
4月25日(月)省エネ消夏法

今年の夏は暑くなりそうだという。猛暑のときは冷房のお世話にならざるを得ないが、震災で東北電力や東京電力の発電能力が落ちたので節電に努めなければならない。と言うと一大決心をするように聞こえるが、エアコンがなかった時代を考えれば冷房は一切使わなくても生活できていたのだから、何も大騒ぎする必要もなさそうである。

ただ便利さに慣れてしまったた現代人は、湿気が多く蒸し暑い日本の夏を涼しく過ごせる生活の知恵を忘れてしまった感がある。もう一度先人の知恵を思い出して、自然の力を借りた消夏法を復活させてはどうだろうか。

一般家庭に扇風機すらなかったころの生活を思い出してみる。あのころは夏になると家の風通しをよくするための工夫をした。典型的な日本家屋はもともと夏向きにできていた。部屋を仕切っている襖を取り外し風向きを考えて窓を開ければ、家全体が風の通り道になった。

壁で間仕切りされ個室が多くなった今風の建築でも、風の通り道を作ることはそう難しくない。要するに風の入り口と出口さえ確保すれば、べた凪でない限り空気は動いてくれる。風が弱いときは扇風機で加勢すればいい。

直射日光を遮る葦簾(よしず)の活用もお勧めだ。葉が大きいヘチマ、アサガオ、ゴーヤなどを這わせ緑のカーテンで緑陰を作るのもいい。風鈴を吊るして音で涼しさを演出したのも先人の知恵である。気化熱を利用して庭や道路の温度を下げる打ち水、行水、これらはどれも省エネ消夏法である。