10月7日(木)日本人2氏にノーベル賞
日本人の化学者二人がノーベル賞に輝いた。鈴木章・北海道大学名誉教授と根岸英一・米パデュー大学特別教授である。日本人のノーベル賞受賞者はこれで18人になる。
「有機合成におけるパラジウム触媒クロスカップリング」の業績が評価されたものだという。そう言われても何のことやらまったく分からないが、平たく言えば炭素同士を効率的に結合させる方法の一つだそうだ。まだよく分からない。多くの有機化合物の骨格は炭素の結合によって出来ている。その骨格を作るための合成方法に根岸さんが亜鉛化合物やアルミニウム化合物を使う方法を考案し、鈴木さんがそれを汎用性の高い形に改良し実用化に結びつけた。
その結果、多くの医薬品や農薬がこの方法の応用で作り出され、いまやテレビの主流になった液晶テレビに欠かせない液晶生産にも使われている。このように両氏の業績は応用範囲がきわめて広いのが特徴で、世界中の化学メーカーが恩恵を受けている。
お二人に心から「おめでとうございます」と申し上げたい。昨夜から今朝のかけてお二人の喜びの声を聞いた。根岸さんは「ある目標を立てそれに向かって50年も努力すればたいていの夢は叶う」と喜びの中にも努力継続の大切さを説いた。鈴木さんもアンビリーバボーと素直に喜びを語ると同時に「資源がないわが国で世界に貢献するには頭を使うこと以外にない」と指摘し、独創的な後継者が続くことに期待を寄せられた。
確かにお二人の業績は1970年代のお若いうちに確立されたもので、このところ若い日本人による世界の注目を集める研究が少ないのではないかと危惧しておられるのかも知れない。お二人の受賞が刺激になって未来のノーベル賞候補者が続々あとに続くことを期待したい。
日本人の化学者二人がノーベル賞に輝いた。鈴木章・北海道大学名誉教授と根岸英一・米パデュー大学特別教授である。日本人のノーベル賞受賞者はこれで18人になる。
「有機合成におけるパラジウム触媒クロスカップリング」の業績が評価されたものだという。そう言われても何のことやらまったく分からないが、平たく言えば炭素同士を効率的に結合させる方法の一つだそうだ。まだよく分からない。多くの有機化合物の骨格は炭素の結合によって出来ている。その骨格を作るための合成方法に根岸さんが亜鉛化合物やアルミニウム化合物を使う方法を考案し、鈴木さんがそれを汎用性の高い形に改良し実用化に結びつけた。
その結果、多くの医薬品や農薬がこの方法の応用で作り出され、いまやテレビの主流になった液晶テレビに欠かせない液晶生産にも使われている。このように両氏の業績は応用範囲がきわめて広いのが特徴で、世界中の化学メーカーが恩恵を受けている。
お二人に心から「おめでとうございます」と申し上げたい。昨夜から今朝のかけてお二人の喜びの声を聞いた。根岸さんは「ある目標を立てそれに向かって50年も努力すればたいていの夢は叶う」と喜びの中にも努力継続の大切さを説いた。鈴木さんもアンビリーバボーと素直に喜びを語ると同時に「資源がないわが国で世界に貢献するには頭を使うこと以外にない」と指摘し、独創的な後継者が続くことに期待を寄せられた。
確かにお二人の業績は1970年代のお若いうちに確立されたもので、このところ若い日本人による世界の注目を集める研究が少ないのではないかと危惧しておられるのかも知れない。お二人の受賞が刺激になって未来のノーベル賞候補者が続々あとに続くことを期待したい。