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10月16日(土)トイレ工事

2010-10-16 12:21:59 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
10月16日(土)トイレ工事

わが家で朝から工事が始まっている。2階のトイレの具合が悪くなって洗浄装置付き便器を交換してもらうためである。温水を貯めておいて洗浄に使う方式の旧型に属するものだったが、30年近く経って温水器の水が止まらなくなったのである。

1日に何回となくお世話になるトイレだから気持ちよく使いたい。そのために家を新築するときに寝室に近い2階のトイレは大きめに作った。8畳間ぐらいはあったといわれる大名屋敷のトイレには及ばないが、1畳半ぐらいのスペースはある。これ位あっても暖房器具や便器と分離している手洗いなどを設置したら手狭な感じになった。それでも所謂「雪隠詰め」の感じを免れられたのは良かったと思っている。

家を建てたのは40年前だった。当時はまだ下水道が整備されていなくて汲み取り式のトイレが多く残っていた。家を新築したのは下水道がない土地にであったが、それまでの水洗から汲み取り式トイレに逆戻りするのが嫌で、敷地内に浄化槽を埋め込んで浄化した水を雨水溝に流す方式で水洗にこだわった。

幼い子どもたちが通っていた幼稚園のトイレがまだ汲み取り式で、暗い穴に落ちた排泄物が「ボトン」と音を発するので、子どもたちは「ボットン便所」と称して怖がったのを覚えている。清潔好きで知られる日本人であるが、水洗便所の普及は遅かった。今でも小規模の自治体では下水道整備が遅れて水洗トイレの普及を阻んでいる。

世界的にみるとローマの支配地域が下水道・水洗トイレが最も早く普及した地域であろう。ローマ人は行く先々に大浴場を作った。そのためには上下水道を完備する必要があり、それに付随して水洗トイレも広まったのだろう。小アジアで大理石便座の水洗トイレ遺跡を見たことがあるけれども、冬は飛び上がるほど冷たかったに違いない。あるいはそれは思い違いで、床暖房方式でトイレ全体が適温に保たれていたのかもしれない。

わが家のトイレ工事は今日1日で終わるのだろうか。たかがトイレであるが30万円近く投資するのであるから使い勝手のいいものになって欲しい。