10月4日(月)モクセイの花
庭がキンモクセイの清澄な香りで満たされている。今日のように曇りか小雨の日にはなおさら濃い香りが漂う。空気がよどんで香りが拡散しないからだろう。春先のジンチョウゲの香りも好きであるが、何となくまとわり着くような媚びるような香りであるのに対して、キンモクセイの香りはさらりとして清々しくいかにも秋の空気になじむ。
モクセイは漢字で木犀と書く。木肌が動物の犀の皮膚に似ているからだと言う。原産地の中国では桂花または九里香とも言われている。後者は香りが九里四方にまで匂うという意味である。確かにいい香りで遠くまで匂うから自分の庭に植えていなくても風に乗って流れてくる香りを楽しむことが出来る。
西宮に住んでいたとき阪急電車の駅までの途中にキンモクセイを刈り込んで生垣にしたお屋敷があった。花の時期には辺りがすっぽり花の香りに満たされた。しかし集団で発する香りはあまりにも強烈で辟易したのを覚えている。
桂花茶と言ってこの花の香りを中国茶に移したものがあるらしい。お茶で楽しめるなら紹興酒に入れても良いのではないかと思って試したことがあるけれども、思ったより香りもしないし失敗であった。あの香りを封じ込めようなんて考えないで、自然の花の香りを楽しんだ方がよさそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/clover.gif)
庭がキンモクセイの清澄な香りで満たされている。今日のように曇りか小雨の日にはなおさら濃い香りが漂う。空気がよどんで香りが拡散しないからだろう。春先のジンチョウゲの香りも好きであるが、何となくまとわり着くような媚びるような香りであるのに対して、キンモクセイの香りはさらりとして清々しくいかにも秋の空気になじむ。
モクセイは漢字で木犀と書く。木肌が動物の犀の皮膚に似ているからだと言う。原産地の中国では桂花または九里香とも言われている。後者は香りが九里四方にまで匂うという意味である。確かにいい香りで遠くまで匂うから自分の庭に植えていなくても風に乗って流れてくる香りを楽しむことが出来る。
西宮に住んでいたとき阪急電車の駅までの途中にキンモクセイを刈り込んで生垣にしたお屋敷があった。花の時期には辺りがすっぽり花の香りに満たされた。しかし集団で発する香りはあまりにも強烈で辟易したのを覚えている。
桂花茶と言ってこの花の香りを中国茶に移したものがあるらしい。お茶で楽しめるなら紹興酒に入れても良いのではないかと思って試したことがあるけれども、思ったより香りもしないし失敗であった。あの香りを封じ込めようなんて考えないで、自然の花の香りを楽しんだ方がよさそうだ。
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