山で鍛える

修行・訓練・山行の記録用

磐梯山攻略戦 2

2017-10-14 21:19:26 | 修行・訓練

ちなみにこの遠征のザックはノースフェイスシングルショット20です。


まさかの行動食を入れ忘れ(買ったけど車の中置き忘れ→かわいそう→落ちこぼれる)、昨夜から何にも食べてないのにザックを漁ってもウズラの卵1つしか出て来ませんでした(^^;)


ウズラの卵食べてたら神風が吹いて雲が飛ばされ始めました!




猪苗代湖まで後一息でしたが、結構寒いので着替えをして1025下山開始しました。








中腹まで下ると雲の下に出て猪苗代湖の全貌が見えてきました。雲が掛かってるのは山頂部だけなんですよね。


ほぼ真南の風景。






ゲレンデから見る磐梯山。やはり頭が雲隠れしてています。


ゲレンデからの猪苗代湖。この対比はまるで中禅寺湖と男体山みたかったです。


1145下山しました。


下山後「磐梯山憲章」を読むという不届者(^^;)
親の心得みたいだね。


下山後「熊出没注意!」(血が飛び散りリアル。関東甲信越のより数段怖い)看板に気付く不届者…。


総評です。
登り2時間、下り1時間20分、休憩10分の計3時間半の登山でした。
福島遠征一発目に選んだのはこの磐梯山でした。
その理由としてはキツイ方(本には「翁島登山コース。傾斜の強い尾根を一気に頂上へ登っていく上級者向けコース」との記載あり)を初日にやっておきたいというのと、どうしても岳温泉(安達太良山麓)に泊まりたかったこと、そして天気を事前に調べる中でのベストチョイスと思われたということです。
実際登ってみて思ったのは、キツイとは言え距離が短いので持久戦の苦しみはなかったので、福島の山を楽しく、鍛えられながら登ることが出来ました。
山頂はガスで残念でしたが、雲が流れてビューが120度くらい開けたので不幸中の幸いではありました。
ピストンなので、下りは面白みはなかったですが、これまた距離が短いので助けられました。
自分の中では、キツさや山容が岩木山や男体山とダブる山ですね。
そして福島の山の紅葉は東京よりだいぶ早くて美しかったです。

編笠山・権現岳(八ヶ岳)攻略戦 2

2017-10-14 16:05:58 | 修行・訓練

真っ白な頂上に長居しても仕方ないので5分ほど立ったまま水分補給等して権現岳に向けて1010出発です。




一気に下ります。




この後の登り返しての権現岳が恐ろしくなるくらい、グンググーンと下ります(^^;)


眼下に薄っすらと青年小屋が見えて来ました。


すごい岩がゴロゴロしてるとこです。
子供の時のテトラポット遊びがこういう時に生かされます(笑)






トタンでボロ家に見えますが、カキ氷とかジュースとかアルコール売ってるみたいですね。
私は寄らずにスルーしました。


権現岳に向けて登り返しのスタートです。
しかし助かったのが急登ではなかったこと。
一度オーバーヒートしてるので、急登だと心肺と足にすぐ来るような状況でしたから、ある程度の斜度であればゆっくり休まず登れるのですが、青年小屋から権現岳までは正にそういった登りでした。
マジに助かりました。


とは言え急登区間もあるわけですが、体調も少し復調気味で休まず登ることが出来ました。


稜線歩きでフラットに近い区間もあり、歩きながら体を休めれます。


のろし場(2,530m)。編笠山が2,524mだから一気に下った分はほぼ登り返したことになり一安心。


ガスが酷い。
10mくらいしか視界がありません。


楽しい岩場登りです。










ところどころ鎖が掛かっており、西ギボシをトラバースしながら権現岳を目指します。


東ギボシの鎖場。
進行方向右手が結構なガケになってます。
視界も悪いのでより慎重に進みます。


少しだけルートに迷い、東ギボシ山頂に登頂してしまいました(^^;)
巻いて行く予定だったのに。


修験者への言葉やお地蔵さんがありました。


ギボシから登山道に復帰を目指します。
これ、晴れてたら細尾根だから結構おっかなかっただろうな。
ガスのお陰で下まで見えないから、恐怖感はなくなります。


権現小屋に到着。
ジュース400円の文字を見てスルー。
なんかシャキッとしない体調だから、リフレッシュの意味でもコーラでもシュワっと飲みたかった気分でしたけどね。




赤岳も縦走出来るんですよね。しかも意外と近いし。
権現岳頂上は3分と表示あり、安心して体の力が抜けます。




岩場下にまずは山梨県の山頂標識がありました。


岩場をよじ登ると、


1125権現岳登頂です。
スタートから3時間半での登頂です。
編笠山までの後半がかなりペースダウンしましたのでこんなタイムになりましたが、それでも編笠山から権現岳まではやや復調して地道に登って来れたと思います。調子が悪い中で立て直して頑張れた方かなと思います。
山登りは楽じゃないですね。


東ギボシを臨む。


気持ち休んで、周回コースにて下山開始です。






こちら側も頂上直下は急登ですね。


ザレてますので転ばないように注意して歩きます。





そしてこの辺で、権現岳から下って10分くらいで、まさかの晴れ間が出て来たのです(笑)

編笠山がハッキリと見えます。
白の世界の住人でしたので嬉しい気持ちの反面、権現岳頂上まで戻ろうかと少し悩むくらいの晴れ間でした。


下界まで見えて来ました。










くどいですが編笠山。まさか晴れるようなガスとは思わなかったもんですから撮影会ですよ。








振り返ると権現岳も晴れて来ました。




1155三ツ頭(みつがしら)に到着しました。




三ツ頭からは一気に下って標高を下げて行くだけです。


完全なる晴れやんけ。


俺を苦しめた編笠山よ、さようなら。




権現岳よ、さようなら。


1220木戸口公園に到着しました。


地図とか持たなかった(車中に忘れた)わたしが悪いのですが、それにしても観音平の周回コースなのに「観音平」って文字が案内標識に出て来ないんですよ。
ずっとずっと一切出て来ない。
間違えてるんじゃないかと何度も不安になり、3Gの脆弱なる環境でネットを調べ人のヤマレコ等で確認を繰り返しました。
電波通じる登山道で良かったです。
一番迷ったのが写真の分岐。
延命水ってのが観音平駐車場のすぐ横にあったのを記憶してたから、延命水方面が正解かと思い、少しそっちを歩きましたが、やはり思い直して戻って来て甲斐小泉駅方面に進み出したのです。


そしてT字路にぶつかった時、ようやく「観音平」の文字を見て安心しきりました。


トラバースする感じなので緩やかな道が多かったですが、


最後は登り返しもあり(^^;)




1325観音平駐車場に戻って来ました。




総評です。
登り3時間半、下り2時間の計5時間半の登山でした。
南八ヶ岳の名峰権現岳を目指した今回の登山でしたが、前日の天狗岳の疲れが残っていたのか、編笠山までの後半急登区間でバテてしまい、久しぶりに下山後グッタリするような山行となりました。
恐らく晴れていれば編笠山から三ツ頭にかけてくらいまでが、驚くべきほど美しいだろう行程でしたが、残念ながらガスに覆われてほとんどが真っ白の世界でした。
しかしこれも時の運なんで。山では良くあることです。天気が良い日にまた来ればいいじゃないか。
後は八ヶ岳のどこを登っても思うのですが、今回も青年小屋と権現小屋と小屋が2つもあり、水分補給もそうですがトイレにも困らない、女性に優しい山だと思います。






立山(雄山・大汝山)攻略戦 2

2017-10-14 14:21:22 | 修行・訓練
※昨年10月の記事のつづきです。


一ノ越からはやや斜度がキツくなり(とは言っても大したことないですが)ます。
しかしこの日も天気には恵まれました。
ここ立山は例年に比べて雪が積もるのも遅かったのではないでしょうか。


合成写真のような見事な青空です。
山らしい山、立山の岩稜帯をゆっくり楽しみながら登って行きます。








こういう岩登りは大好きです。
あの子供の頃に戻ったように夢中に楽しく登って行けるのです(笑)


しかし頂上直下はやはり急登なので、オーバーヒートしないようにゆっくり登らないと息が切れてしまいます。
なんせ3ヶ月半ぶりの登山なので。
自分に甘く行きましたよ。


はひぃ。
空気が薄い気がする(笑)




1150雄山(おやま)に登頂しました。


すごい高度感。




岩の色が白っぽくて、なんだか天空の城みたい。
カッコいいね、立山。




正確にはここが頂上ですかね。
国内ではいくつもない、3,000m超えの山です。


これは近場の関東甲信越の山では見ることの出来ない景色ですね。
さすが北アルプス、日本の屋根です。




最高峰である大汝山に向け出発です。


北アルプスを歩いておりますがな。








1215大汝山(3,015m)登頂です。スタートからは1時間40分かけてゆっくりのんびりと歩いて来ました。


それにしてもすごい景色だね。
まさに雲の上です。


大汝山山頂からの黒部湖&黒部ダム。
圧巻ですな。








雄山まで戻って来ました。




1340室堂ターミナルに戻って来ました〜。


湧き水で顔を洗い下山完了です。

総評です。
登り1時間40分(休憩15分含む)、下り1時間25分(休憩5分含む)の計4時間5分の登山でした。
室堂ターミナルからの横着登山ではありましたが、この日はガッツリ登山ではなくて、黒部ダム観光プラス立山トレッキングって感じでしたので、このルートで最高に楽しめました。
ここ立山に下から登るって、一体どんなルートがあり、どんな標高差を登ることになるのでしょうか(^^;)
室堂まではトローリーバスやらケーブルカーやら乗り継いで一気に高度を上げてきたせいか、登山中は2人とも後頭部に痺れと違和感があり高山病かと無口になっていました(笑)

今回私に取っては夏に新居を構えたこともあり、家の事が楽しくて興味の矛先が家具やら外構やら植栽やらに向いており、登山は3ヶ月半も中断していたのでこういう軽登山じゃないと行く気もしませんでした。
インドア(クローズマイマインド)になってる時の私をいつも外にゆっくりと(無理なく)連れ出してくれるのはいつもAuto事業部長なのです(笑)
行けば行ったで最高に楽しいしリフレッシュになりますからね。
本当にいつも感謝しています。
しかも自分1人じゃ行く気持ちにもならないような遠いところなんで、この機会に行く事が出来て本当に良かったです。
このルートであれば、無雪期であれば老若男女問わず楽しめるんじゃないかな。
家族でのトレッキングにもオススメです!


天狗岳(八ヶ岳)攻略戦 2

2017-10-14 13:03:52 | 修行・訓練

しかし晴れ渡ってるおかげで、麓の町まで全て見えますね。
最高の登山日和です。
シーズンでこれほどの天気はなかなかないと八ヶ岳を庭としてる年配ハイカーが言ってたくらいです。


西天狗から鞍部まではザレてますので転倒注意です。






鞍部から東天狗までは急登というほどではない、息が切れないような登りやすい斜度でした。


0945東天狗岳登頂です。
西天狗からは15分ほどですね。


西天狗を振り返ります。
この両頭には違った魅力があり、八ヶ岳でも人気の山なのは頷けます。


ここから硫黄岳、横岳、赤岳、阿弥陀岳やら権現岳と縦走も出来るんです。
やはり赤岳は頭一つ抜けてますね。






ベテランハイカーと立ち話をして5分休憩。
0950周回コースにて下山開始です。












時計回りで登って来る方が案外多くて、ところどころウェイティングが必要です。














西天狗に東天狗。
こう見ると一気に結構下って来ましたね。


中山峠。東天狗から中山峠までは一気に高度を下げます。
こりゃあ時計回りコースは大変ですな。




緩やかな下りとなり、


黒百合ヒュッテに到着です。


こんな山中で一番搾り生…
たまんねぇだろうなぁ…
でも俺は登山中には、車だ電車だに関わらずアルコールは一切飲みません。
俺の性格だと、アルコールを口にしたら緊張感がゼロになり山への警戒心が無く(薄く)なってしまい、気の緩みからの事故に繋がる恐れがあるからです(^^;)
気を張って緊張感を維持しておけば、普通の人よりミスも少ないタイプなんです。
人生も登山も、自分の性格を良くも悪くも分析出来て等身大の自分を知ることは一番大事なことかと思います。


黒百合ヒュッテからは樹林帯を下って行きます。


薄暗くて地面が濡れてるので木も石も滑ります。






渋の湯との分岐です。


鹿と会いそうで会えない百名山に認定です。




行きの直登コース(反時計回り)と比べると、この帰りのコース(時計回り)はずいぶんと距離が長く感じましたね。まあ実際も長いんでしょうけど。


この赤い鉄橋が見えて、それを渡ると唐沢鉱泉がすぐ近くでした。


道幅も広くなり、斜度もほとんどなくなりました。
完全に気持ちも切り、クールダウンで歩きます。


色合いがたまらなく綺麗です。


横からも撮りました。




1140下山完了です。
この後はもちろん唐沢鉱泉での温泉三昧にて疲れた筋肉と心を解きほぐしました!!
最高だったぜ。快晴の中の天狗岳。


総評です。
唐沢鉱泉→西天狗→東天狗→中山峠→黒百合ヒュッテ→唐沢鉱泉と反時計回りの直登コースでしたが、登りは1時間ほどの苦しい樹林帯歩きを抜けてから、行程の半分くらいは景色の素晴らしい尾根歩きだし、西天狗頂上直下の急登は胸突き八丁の岩稜帯をガシガシ登るアスレチックだしと気持ちの良いルートでした。
もちろんピストンよりも下りは黒百合ヒュッテ経由の方がより多くの領域を歩くことになるので、周回コースで正解です。
つまり反時計回りのコースがオススメですかね。
標高差も距離もそんなに大したことはないので、初心者向けの歩きやすいコースだと思います。
こんなに晴れ渡ったスーパービューの幸運の中、美しい天狗岳を登山出来て幸せでした。
いつかは八ヶ岳を完全縦走したいものですね。