山で鍛える

修行・訓練・山行の記録用

赤岳攻略戦

2015-08-04 22:06:24 | 修行・訓練
オート事業部のレクを利用して、今回は僕が赤岳にみんなを誘わせてもらいました(*^^*)

前回Mさんに連れてってもらって、山らしい山ですごく良かったので、それ以来ずっとみんなで行きたいなと思っており、この日予定が合い実現しました。

【八ヶ岳(赤岳)】
標高 :2,899m
メンバー :4人
天気 :晴れ時々曇り
駐車場/登山口: 赤岳山荘駐車場→(南沢ルート)行者小屋(文三郎尾根より)→赤岳→行者小屋(地蔵尾根より)→赤岳山荘駐車場


0800凸凹道を飛ばして美濃戸口登山口(赤岳山荘駐車場)までやって来ました(*^^*)

サッと準備し、0805緩やかに出発!

この日は南沢ルートをチョイスし進軍します。

まるで屋久島のような苔生した樹林帯を進みます。



しばらくは緩やかな登り坂を進みますので、ハイキング気分で楽しめます。

エガちゃんの指す方に進んで行きます(*^^*)

レクと言えども、みんなそこそこいいペースで登っています。

天気は晴れ時々曇りで、ある程度の雲が山頂付近を覆っているような少しビミョーな天気です。
しかしさすが八ケ岳。気温は都心に比べたらかなり涼しく、湿度は相当低いです。
とは言え、さすがに徐々に汗だくにはなって行きます(^◇^;)





広い涸れ沢に出て、

すぐに行者小屋に到着しました。
緩やかに登って来たとは言え、ここまで2時間かかりました。

塩分、水分、糖分、カロリー補給は夏の登山には必須です。

目標の赤岳は山頂がガスってるようです。

文三郎尾根より登頂を目指します。

ハードな鉄階段が延々と続きます。





振り返ると行者小屋があんなに小さく見えます。





阿弥陀岳と赤岳の分岐の稜線に出るまでが、このルートの1番の頑張りどころです。
みんな良く頑張って登っています。
僕はキツイとき、昭和17年を想像します。
当時の帝国軍人の大変さと比較したら、辛いなんて絶対に言えない現代に生きていますので、逆にその辛さを楽しむ気概で踏ん張ります。

とは言え、キツイもんはキツイですよねー(^◇^;)

分岐手前から阿弥陀岳への稜線を望みます。

小休止後、頂上を目指します。

時にはガスに覆われる天候です。

キツイところをみんなで黙って各々の限界に臨んで前に進んで行く様は、複数で登る男の登山の醍醐味だと思っています。
※ホントはみんな各々ヘリ呼んで帰りたい。

もう頂上に手が届きそう。もう一踏ん張りです。

1135ガスガスの頂上に到着!スタートから休憩含め3時間半かかりました。
複数で遣り抜く登山は、言葉では言い表せない達成感と連帯感を産みますね。

2,899mを吹き抜ける8月4日の風を忘れません。

人気の八ケ岳なんで、平日でも結構な人がいます。





横岳方面を眺めながら、大休止。

結構疲れました!阿弥陀岳への縦走プランは話し合いの必要もなく闇に葬りました(^◇^;)

帰りは1200地蔵尾根から下山します。

もっと眺望が欲しいところですが、悪天候にならなかっただけでも感謝したいです。

赤岳展望荘まで下りてきました。

地蔵尾根の分岐から一気に高度を下げます。







横岳を望みます。

縦走したら、グデングデンに死んでたかな(^◇^;)の阿弥陀岳。



ベースキャンプ、行者小屋に帰還しました。

キンキンの雪解け水で2度顔を洗ったら、完全にリフレッシュ&リセットされました。顔を洗うってこんなにも気持ちのいいものなんですね。
バプテスマです。洗礼です。

途中鹿と遭遇。田口さんのリアクションからはクマが出たんかと思いました(笑)

行者小屋からはピストンなんで、行きと同じ道です。

そして、1425駐車場近くの美濃戸山荘まで下山。
行者小屋からの帰りはだらーんと長く感じました(^◇^;)
まだまだ修業と鍛錬が足りませんね…。

ソフトクリーム(写真は食べかけ)最高やね。
ソフトクリーム、たまらんね。
ソフトクリーム、愛しとるよ。

ゆっくり登り下りして約6時間20分かかりました。


総評です。
みんなと行きたかった八ケ岳、実際みんなと行ったら思ってた以上に最高でしたね。
天気は贅沢を言えば雲一つない好天で眺望抜群のスカイダイビング状態が望ましかったですが、山の天気で晴れ時々曇りなら感謝しなければいけないと思います。
八ケ岳は、登山と言うより山を気張らずに楽しみに行ける山だと思うので、次回はテント泊でも山小屋泊でも、のんびりと余裕を持って楽しみたいと思いました。星空を眺めながら、酒でも飲みたいなと。
そんな訳で、また訪れること必須の山なのです。