今 日 の 出 来 事

今日あった出来事、感じた事を綴ります…

札所一本勝負!

2019年10月16日 | 旅行・レジャー・ドライブ
台風一過の混乱で寝不足のうちに今日の巡礼を迎えた。体調は大丈夫だろうか?という不安を抱きつついつものベッカーズでモーニングを取る。

玉子焼きの塩味が絶妙でとても美味!併せてクロワッサンも激美味で朝からKOされた所に、途中合流のC君から「飯能に着いた」とショートメールが来た。それを追うようにG君も来た。今日は集合時間での遅延や遅刻の心配をしなくて済んだが、完璧すぎて逆に時間を持て余してしまう。

いつもの8:30発特急ちちぶに乗る。本日の喉越しは赤ワイン1本とモーニング第二弾の惣菜パン数点。ワインはイイ感じで睡眠薬代わりになるだろう(笑)
今日の秩父札所巡礼はいよいよ終盤戦の30番台に突入である。しかしここからが正念場。残り30番から結願
34番までの5ケ寺は遠く険しく行くのが困難なのだ。
飯能駅でC君が合流した時以外はずっと寝落ち。気が付いたらもう西武秩父駅だった。

駅前で一服して札所30番・法雲寺を目指す。しかし今までの市街地隣接パターンとは違って異様に遠いのだ。地図計測だと西武秩父駅前から直線距離で9.3㎞もあるため、徒歩は断念して秩父鉄道に乗る事にした。御花畑駅から乗って法雲寺へ行くには終点三峰口のひとつ手前「白久駅」(しろくえき)で下車する。
加えて秩父鉄道も本数が少ないから待ち時間も結構長い。恐らく今日は30番1本勝負で終了って事になりそうだ。

やってきた電車は途中の影森駅止まりなので乗り換えとなる。影森で下車して後続の三峯口行きに乗る。結構ノンビリなアクセスだが、徒歩で行くよりは格段に効率が良い。懸念していた寝不足も、行きの特急寝落ちの効能で意外とスッキリしている。
昭和テイストのローカル線旅を満喫してやっと白久駅に着いた。

この駅には初めて降り立つが雰囲気がとても良い。駅前広場とホームが地続きのローカル色満点の駅スタイル。改札を出ると全員一斉に苦笑い。駅前の砂利の広場には店が一軒も無い。コンビニすら見当たらない過疎ぶりだ。これで駅前で軽くオツマミでも買って行こうという夢は絶たれた(笑)
他に乗降客はいなかったが、白久駅は熊倉山の登山口なのでシーズンにはハイカーで賑わうそうだ。
駅前の辻に札所巡礼の案内看板が出ているので迷う事なくお寺に行く事ができる。
ガイドブックの案内によれば白久駅から徒歩20分で舗装路だから歩きやすいが、法雲寺まではずっと登り勾配なので結構シンドイ(汗)
谷津川渓流沿いの集落をぬって上がって行くが、気温が20度そこらで日照りもない曇天なので実に爽快。少し肌寒い方が徒歩巡礼には向いているなと痛感した。

時折マイカー巡礼っぽい車が追い抜いて行く。法雲寺は結構離れた場所にポツンとあるので車で巡礼する率が高いと思う。実際徒歩巡礼者はウチら以外人っ子一人居なかった。
勾配が更にキツくなると先方に三十番と彫られた石碑が見えてくる。
山の中腹にある趣のあるお寺だ。一発目の札所に着く前にワインボトルが空いてしまった。
境内に入り石段を上がって行くと山の中腹に佇む観音堂が見えてくる。正しく万緑叢中一点紅といった趣。この景色は映える!

観音堂で参拝を終えて納経所で御朱印を頂く。「三十一番の御朱印は三十二番で云々」という表の張り紙に目が止まった。何事かと聞いてみたら、31番の観音院は通じる一本道が土砂崩れで不通になって行けないのだという。なんとクソ台風の影響はこんな所にまで及んでいた。もっと話を聞いていると法雲寺は現在も断水被害にあってるそうだ。改めてクソ19に怒りが込み上げてくる。

休憩した後山を降りる。復路は当然ずっと下り坂なのでスッゲ〜楽かと思ったら、意外とヒザに負担がきて別の意味でシンドイ。お次の31番観音院は全札所間で最も距離が長くて17kmも先、行こうとすれば徒歩5時間半の行程となる。勿論時間的に間に合う訳もなく、今日の巡礼ミッションは単発で終了となった。
初回は車で訪れたので然程苦労は感じなかったが、初めて徒歩での登り下りで御朱印の有難味が倍増した思いだ。
白久駅まで戻って切符を買う。御花畑駅までは運賃450円。電車は十数分でやってきた。

途中の武州日野駅で時間調整の停車中、なんと回送のSLパレオエクスプレスが入線してきた。これには思わず興奮の光景だったが、一番の鉄ヲタC君のノリが悪くてどうも様子が変だ。もしかしたら酒に飲まれてしまったのかもしれない。
G君のワインボトルを拝借して盗み飲みしながら帰路も影森で乗り換えてスタート地点に戻った。
今までの行程で店らしき店が一軒もなかったので、昼飯も我慢して秩父でようやく取る事となった。いつもの餃子菜苑は幸い店内が空いていてラッキー。定番のラーメンと餃子、ビールを頼んで乾杯。

なるとの乗ったラーメンはこれぞ昭和って感じの懐かしい味がした。餃子が好評でビールと共にアッという間に完売。店は14時で一旦閉まるとの事で、お次はトリの温泉でフィニッシュだ。ここまで寝不足や疲労で元気じゃなくなっているので、全員快諾で祭の湯に直行となった。
これからの季節は汗だくベタベタの鬱陶しさが無い分気が楽だ。ジワジワくる炭酸泉の気持ち良さは普段の温泉芸の比じゃない。その反面「風呂寝落ち」の危険度も気持ち良さと比例しているので注意が必要だ・・・と警戒しているそばから急激な眠気が襲ってきたので、慌てて風呂から撤収した。

C君はやはり体調が思わしくなかったのか、先に出て帰宅したようだ。G君も熟睡しそうになって何とか脱出したみたいだ。う~ん極度の疲労状態で入浴ってのも考えた方がいいね。時刻表を見たらちょうど特急が行っちゃった後だったので、次の特急券を買ってのんびりお土産を見て回った。

17:25発のレッドアローに乗る。先頭車両を撮影していたら運転士さんが(撮影用に)ライト点けましょうかと言って下さった。併せて訊ねてみると現行のレッドアローはやはり今年度末で姿を消すそうだ。しかし西武新宿線の方では継続らしい。レッドアローが秩父を出た途端に記憶が失せる。椎名町を過ぎた辺りでようやく目が覚めた。
今日を振り返ると、巡礼は単発で終わったがなかなか面白い一日だった。次回もっとも山奥にある札所31番を目指した場合、やはりアクセスの悪さから単発で終わるだろう。という事でG君とは池袋で解散、シメに伯爵で一服して本日の巡礼芸は終了。歩数計は15374歩とまずまずの数値だった。
コメント
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