YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

チェーンの注油箇所実験

2020年05月24日 | 雑記

 今日の暇つぶしはオートバイ用ドライブチェーンの注油
箇所の実験。
我がYB125SPはノンシール強化チェーンを使っているけど
注油をサボると寿命が短くなるからガソリン給油のタイミ
ングで注油を行っている。

 普段の注油箇所はここの3箇所。

手前のプレートの隙間、ローラーの隙間、奥のプレートの
隙間の順に「米粒」の大きさ程度のチェーンオイルを滴下
し、一周したらタイヤを手で20周ほど空転させて馴染ませ
ているのだ。

さて、この方法で本当に隙間の奥までチェーンオイルが
浸透して潤滑しているのか?
長年の疑問を解くために簡易的な方法で確認してみた。

 分離が容易なクリップ式接続を使っているのでジョイン
ト部分を外してみた。

目視したらピン全体にオイルが浸透しているのが分かっ
たよ。
普段の注油方法で問題ないので疑問は解けた。

ところで注油を3か所は結構手間がかかってめんどくさい。
ローラー部は隙間1か所で浸透しているけど、ピン部で
どうなるのか実験する事にしたよ。

 ピンを脱脂して油分が無い状態にする。


 ブッシュの中も脱脂掃除する。

これで準備完了。

 手前のプレート1か所のみ、隙間に米粒1個の大きさで
滴下してみる。

そしてタイヤを20回ほど空転させて馴染ませてみる。

 分解開始。

一応ピンとブッシュ間にオイルが染み込んでいるように
見えた。

 ジョイントを外して油分を確認。

普段と違って少し少ない。
手前側半分程度しか濡れて居なかった。
走行すればもっと奥まで油膜は出来るだろうけど、本格
的なチェーン掃除直後なら手前と奥の2か所注油の方が
安心だと思う。

もう一度脱脂掃除してから滴下量を増やす実験をしてみたよ。

 今度は米粒2個程度の量を手前1か所に注油。

そしてタイヤを20周空転させて馴染ませる。

 プレートを外してみたら米粒1個分の注油量よりも
隙間に多く浸透しているよう見えた。


 ジョイントを外してピンの濡れ具合を目視。

今度は手前から奥にかけてしっかり油分が行き渡って
いたよ。

今回の実験と目視の結果から今後の作業方針を決定した。

・チェーンの本格的掃除直後の1回目はローラー1か所と、
 プレート2か所か手前1か所に米粒2個分を注油する。

・その後はガソリン給油毎のタイミングで追加注油するので、
 プレート1か所とローラー1か所のみで時間短縮。
・雨天走行後は一応プレート2か所とローラー1か所に注油。

こんな感じで効率よく作業する事にしたよ。
チェーンをひとコマずつ注油して寿命を延ばす手法だから
めんどうなのは確かだけど、ノンシールチェーンに効果絶大
なメンテナンス方法だと個人的には思っている。