YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

梅雨入り前の防錆処理

2019年05月18日 | バイク一般

 南部で梅雨入りの話が舞い込み、関東地方もうかうかして
いられなくなったよ。
そんなわけで、毎年恒例の梅雨入り前の防錆処理をYB号に
施工しておいた。

 使うのは潤滑防錆用のスプレー缶オイルなんだけど、防錆
を行うのに「水置換型」の物が適していると思う。

油脂は水に浮く特性があるけど、水置換型オイルは水分の下へ
潜り込む特性があるので、水や海水がかかる場所に使うと金属の
表面に膜が形成されてサビが発生しにくいのだ。

 入手容易な製品例。

KUREの船舶向け防錆油6-66やエステー(株)のWD-40が昔から
有名な水置換型オイルだよ。

 俺が愛用しているのはAZのKM-001で上位はCKM-001。

水置換と共に極圧分散性もあるので、強い擦れ部分の潤滑も優秀。
ノズルが折り畳み式だから紛失する事も無くて便利だ。
これと短冊状に切ったウエスを用意してYB号の防錆処理を行った。

まずウエスに広く吹いてオイルを染み込ませる。

 錆びたら絶対に困るフロントフォークの隠れている部分。

フォークブーツをめくって上へずらしてから、インナーチューブ
を拭きながら油膜を作る。

 フォークブーツの上側も同様な作業。

普段見えない場所だから盲点なのだ。

 ステムの露出部も拭く。

ここも裏側が隠れいるから巻き付けて拭くと良い。

 アクスルシャフトの先端。

汚れ落としついでに防錆処理という感じだ。

 エンジン回りのボルトの頭。

ウエスを敷いて一吹きした後にそのまま拭き上げる。

長期放置車両でエンジン周辺のボルトに赤サビが発生してるのを
見かけるけれど、こんなひと手間で錆を防止できるのだ。

 むき出しのアルミの表面にも有効。

タペットカバーに白い粉サビがポツポツ発生してたら、よく擦ると
綺麗になって、その後のサビも発生しにくくなる。
とにかく目についたボルト・ナット類は防錆処理しまくるのだ。w
ただし塗装面は意味がないので拭かないほうが良い。

むき出しの金属部品にも有効。

ペダル類やブレーキアームなど、メッキ処理してある箇所でも
白サビや赤サビの防止に役立つのだ。

 一通り拭き終わったら、割りばしにウエスを巻き付けて輪ゴム
で固定。

ウエス棒で手が入りにくい場所を拭くのだ。

 ライトステーの裏側。

インナーチューブに邪魔されて見えない部分に意外と点錆びが
発生しているよね。

 こんな感じでむき出し金属やメッキのボルト・ナット類やフロ
ントフォークの防錆処理をしておけば、梅雨の長雨や夏の湿気に
も耐えらる。
水置換型オイルは洗車したての時でも水滴をはじくように皮膜を
作るので、雨後の処理も簡単。
あっちこっち目視しながら行うからネジの緩みや脱落、部品の
異常も発見できて一石二鳥な作業なのだ。
海岸地方の潮風にも対抗できるから、秋の台風シーズンの内陸
でも防錆効果は期待できるよ。
新車購入から約3年経った我がYB号は、こうして目立つサビも
なくて綺麗な状態に保っている。

小一時間程度で防錆処理は完了し、ついでに玄関前の掃除なんか
していたら午前中が終わってしまったよ。w