YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

リアタイヤ作業用敷板

2019年04月20日 | YB125SP整備

 リアブレーキシューを交換してから時がたち、少しキーキー鳴
くようになったのだ。
効きは良いけれど気になってきたから、掃除をする事にしたよ。

 今回初めて用意したアイテム。

木の板に斜面を付ける。

 メインスタンドで車体を立て、リアタイヤが浮いた分を板で
埋める塩梅。

こうすると、タイヤを外す時にアクスルシャフトが抜きやすいのだ。
タイヤを少しだけ持ち上げれば済むから、無駄な力を必要とせず、
真夏でも汗だくになる事が少なくなる。

 早速ブレーキダストの掃除をしてみた。

アクスルシャフトを抜いてタイヤを少し横へずらすとブレーキパ
ネルを抜く事が出来たよ。
自転車のフロアーポンプで圧縮空気を吹き付けてダストを飛ばした。

 ブレーキシューも綺麗にする。

交換後のシューのアタリも仕上がってて良く効くのだ。
組み立ても敷板のおかげで楽で早く出来るようになったから、
今後は気軽に掃除する気になったよ。

 組み立て後の注意点をおさらい。

テンションロッドとブレーキパネルを締結するボルトに「抜け
止めピン」がある。

この抜け止めピンは必ず付けてください。
ボルト・ナットの締め忘れや緩んだ時の最後の防衛線が抜け止め
ピンなのだ
ピンが無いとボルトが脱落した時にリアブレーキをかけた瞬間、
ホイールの回転にブレーキパネルが引きずられて回転し、連結
しているブレーキロッドがアクスルカラーに回り込んで曲がる。
結果的にリアブレーキの急激なロックが起きて転倒したり、前
側のブレーキペダル周辺まで破損する場合があるのだ。
ピンを入れ忘れて良い事はまったく無い。
抜け止めピンを入れなかった結果、リアブレーキを壊した事例を
SNSで4件見た事があるし、その後の修理に大変苦労していた。
抜け止めピンを入れていたおかげでボルト・ナットの緩みが起き
ても助かった例も見たし、実は俺も一回ボルト本締めを忘れてた
けれど異音に気づいて緩みを発見して助かっている。

純正は使い捨ての割りピンだけれどM6用Rピンに換えて再使用可能
にしたり、最悪でも臨時に針金を抜け止め用に使い、早めに本格的な
抜け止めピンへ換装する事を強くお勧めします。

 本題に戻ってこの敷板は遥か昔、北海道ツーリングの途中、音更町
のバイク屋さんのご主人が使って居るのを見て、それを思い出して
作ってみたのだ。
工夫する意思はこうして受け継がれた。w

そのお店YOU SHOP雄三は、ご主人が仕事の出先で雪崩に合い、
残念ながら他界なさった・・・
今は奥様がTEA SHOP勇三として軽食・喫茶店として営業されて
いるようで、ツーリングライダーの良き休憩と食事処になってい
るようだ。
音更町は帯広から然別やナイタイ高原へ向かう途中なので、ツー
リングで通りそうなら寄ってあげてくだされ。

 さて、掃除後にちょっと遠出ツーリングへ出かけたよ。

超久しぶりに国道469号線を走り、初めてその脇道へ入ってみた。
奥へ進んだところ、陸自の東富士演習場の側道に出た。
周囲の森や枝道は演習場内の立ち入り禁止区。
側道はまるで北海道の整備したての林道のようにフラットで真っ
直ぐだった。
道中は地元の自動車や陸自車両の往来がある。

 火力演習場?の脇で休憩。

偶然、警備車両が通る。

リアブレーキ掃除のおかげでキーキー鳴くのが収まって、快適な
ツーリングだったよ。