またまた別件でYB/YBR系やXTZ、YX、TT-R125系共通エンジンの
カムチェーンテンショナーを入手した。
TT-R125用を国内で買うと約7000円もするのでYBR用を他の部品
と一緒に輸入した。約20元
実はテンショナー部品より興味があったのは矢印の謎の部品。
カムチェーンテンショナーをエンジンに組み付ける時に、押出
ロッドを一時的に縮めてあげないと付けられない。
普通は細いマイナスドライバーで行うけれど、これだと片手が
塞がってボルト2本を締めるのが大変やりにくい。
で、謎の部品は治具なのだ。
中の溝に差し込んでから右回転で回すとロッドが引っ込む。
適当に引っ込んだら治具を表面の溝に差し込むと一時的に固定
される。
これで両手が自由になるから、後はパーツカタログ通りに各部品
を組んで、テンショナーを固定したら治具を抜く。
これでロッドが内部のバネの力で勝手に適正値にセットされる。
オートテンショナーだから細かい調整の必要は無いし、確認のため
なら治具かドライバーでもう一度2回転くらい締めてから開放すれば
よい。
さて、欲しかったのは治具の寸法。
1mm厚の鉄板か適当な金具でも切り出して削って作れば、カム
チェーンテンショナーの脱着時に苦労する事がなくなるだろう。
俺のYBはまだまだ大丈夫なんだけど、距離を走った個体でタペット
隙間を調整しても音が大きい時に、カムチェーンテンショナーの
不具合や劣化が原因の場合ある。
セロー225やYBR250他でこのような事例があり、テンショナーを
交換したらウソのように静かになって直った報告を見かける。
バイク屋さんのブログでも、合わせてカムチェーンを交換して
リフレッシュさせている記事を見かけた。
出番は少ないけれど暇な時に治具を作っておくと、カムシャフト交換
やボアアップの時にきっと役立つだろう。