YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

パンクの果ての変態チューブレス化

2012年09月28日 | YBR125整備

俺のYBRのリアタイヤはミシュランのM62 3.00-18 を履いているんだけど、このタイヤは
チューブ仕様のタイヤなんだ。
2007年式以降のYBRは全てチューブレスホイール+チューブレスタイヤの組み合わせで、本来チューブ
仕様のタイヤの装着は不可能。
だが、バルブを切り取り外してチューブを入れればM62を履けるので自分で組み付けた。

某月某日、ちょいとツーリングへ出かけた時に、駐車場から街道へ出る際に雑草に隠れたフタ無しの側溝を
渡るヘマをやらかしてしまったw

写真はその後の雑草が刈り取られて認識しやすい状態。(今更かよ!)

この大穴を見つけた時にはすでに遅く、リフトアップにてフロントはやり過ごしたもののリアはガツンと溝を
通過してしまったわけで、転倒しなかったのを幸いにそのまま次の場所へと向かった。
途中で小休止してバイクに戻ったところ、ごらんのようにパンクしてやがったw

やっちまったぜ!チューブ仕様でパンク!!

まあ、なんだかんだで途中のガススタで空気を補充しつつ、チューブとタイヤを犠牲にする覚悟で帰宅したけど、
たとえパンク修理道具を持参しててもチューブレスホイールの構造で出先修理する苦労を考えると、帰宅できる距離
だったので正しい判断だったんだろう。

翌日、シャコ万でビードを落として

チューブを取り出して見たらリム打ちと呼ばれる穴の空き方をしてた。wどうりで空気が直ぐに抜けるわけだ。

さて、チューブの修理でもするかと思ったけど、ここで俺の悪い癖がニョキニョキと登場!

このままM62をチューブレス状態で組んだらどうなるだろ?

こんな発想をするにはわけがあって、実は以前どこかのYBRのブログでチューブ用タイヤをチューブレス状態で組んだ画像を
見た事があり、驚いて印象が残ってたのだよ。
幸い、以前からバルブをL字型に換えてガススタで空気を入れやすくしたいと考えて、L型バルブを買い置きしてあったので実行
に移すことにした。
しかし、L型バルブの圧入方法を詳しく紹介してる記事が見つからず、わずかな情報を頼りにシリコンオイルを薄く塗ってヌルヌルにして、
木片とメガネレンチを使っテコの原理で引っ張り上げる方法を実行してみた。

ヌルリン♪ 簡単にハマったではないか!
さて手組みで一番苦労するのがビード上げであろう。色々模索した結果、最近流行りの爆発ビード上げ
でビードが上がり、自転車の空気入れ(米式
バルブ)できちんと収まった。

とりあえず目の前でシューシュー空気が抜けることも無く、まるで最初からチューブレス仕様のように膨らんでるM62ちゃんw

完全にメーカーの保証外・想定外の組み方だぞ?
重々承知の上でやっております。ハイw

その後ひと夏を過ごし、過積載のキャンプツーリング3回もあわせて述べ5000kmほど走っておりますが特に異常は現れず、
林道ではわざと少し圧を落としてみても外れたり漏れたりする事も無く現在に至る。

考察:昨今のタイヤ製造の品質の勝利なのか、カーカスの密着品質の向上により密閉度が高いのでは?
    これでチューブレスパンク修理道具を持参しておけば、なんらかの穴あきパンクでもタイヤを外す事なく緊急修理も対応できそう。
    自己責任100パーセントだ。

ところでネットを徘徊してると、この逆パターンな事例をいくつか見かける。
GN125HやCBF125で、チューブ式キャストホイールにバルブを装着
してチューブレスタイヤを履いてる人が居るようで・・・

うん?
2005年~2006年式YBR125、またはYB125ZやYB125SPって上記のチューブ式キャストホイールだったよ?
スナップインかクランプイン型のバルブを装着すればタイヤもチューブレス仕様を選べて種類も増え、パンク時も修理が簡単でいい。
まあ、ほとんど見かけないので無理には勧めないけど、自分でタイヤ交換できる人はチャレンジしてみたらどうだろう?
オフ車の林道内でのパンク修理に比べたらお気楽だと思うよ。