今回持って行ったのは ”OLD HOUSES OF MYTILENE”
「ミティリー二の古い家 」のシリーズと
モリボス、ペトラを描いた
「みずのいろどり」"COLOR OF WATER" シリーズ。
ほとんどが2002-2006年に
レスボス島で描いた作品です。
ギャラリーに足を運んでくれた方たちは半数が地元レスボスの方
半数がギリシャ国内外からの観光客でした。
アテネ、テサロニキから家族で夏休みに来ている方,
ベルギー、イギリス、フランスの長期滞在の方
そして、以外と多かったのがギリシャ移民の2世や3世の方たちです。
ギリシャで個展をするのは初めてのことだったので
日本とギリシャでどんな好みの違いがあるのかとても興味がありました。
例えばミティリーニに住んでいる人が
「あ、ここ知ってる、うちの近所だ」
と言ってくれたりすると やはりとても嬉しいものです。
逆にレスボスの人たちは、日本人がどういうところを
選んで描いているのか興味があったようです。
日本でも同じですが 絵を見に来てくれる方は
自分でも描くという人が多いものです。
日本との違いは、ギリシャ人のお客さんは話し好きで
長く話し込んで行かれる方が多くて、
盛り上がり、楽しいということです。ご自宅に招いてくれた方
友人になって、現在もメールの交換をしている方もいます。
残念ながら忙しくて写真を撮りわすれてしまいましたが、
ギャラリーにはリムノス島の白ワイン
レスボス島のウーゾ、ソフトドリンクと
オリーブのピクルスやナッツなどのおつまみ
お菓子などを市が用意してくれていました。
数点の絵と共にポストカードを買って下さった方が
たくさんいらっしゃいました。
ギャラリーでは一枚2ユーロで販売したのですが
まだ 小学校低学年くらいの子がポケットから大切そうに
2ユーロ硬貨を出し、4種類の中から真剣な目で
選んで買ってくれたのはとても嬉しいことでした。
今年の夏 レスボス島で個展をしたいちばんの収穫は
多くの方に出逢えたこと、私が描いたレスボスの絵が現地
の方の目に触れる機会があったことです。