photo by KATHIMERINI
エギナ島にはピレウスから1時間ほどで行けるので、灼熱のアテネから逃げ出すのにぴったりのところです。私も夏に何度も出かけますが、夏以外には行った事がなくて、KATHIMETINIのこの記事にでているような場所があるとは知りませんでした。
木の生えている場所へ歩いていく文章を読んでいると、フェタチーズと焼きたてのパンと、復活祭で残った赤いゆで卵を持って、早速ピクニックに出かけたくなりました。直径13mの木に会ってみたいです。
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島の南にあるマラトナスのビーチから舗装されていない道に沿って歩いていくと、20分ほどで巨大なオリーブの木々を目にするようになります。春はカモミールの花があたり一面に咲き乱れていて、左手には島で一番高いKoutala山(532m)がそびえています。
そこから、さらに時計回りに道を進んでいくと、古いKatafygio Agrias Zois(羊やヤギのシェルター)があります。その先の水色の窓とドアの古い農家の裏を通っていくと、Aghia Triada教会と古い貯水槽があります。歩いてきた道は乾いた川床に変わっています。この辺りでは人の足音に驚いて薮の中からライチョウが飛び出してくる事があります。
道はこの辺りで消えてしまいますが、そのまま1.5kmほど先へ進むと開けた場所があり、大きなオリーブの古木が立っています。よじれたその幹の直径は実に13mもあり、樹齢はなんと500年。
あまり知られていないこの古木ですが、近くに住む村人が世話をして、今も実を収穫しています。
数年前にこの地に工場を建設する計画が持ち上がりましたが、幸いにも棚上げになり、500 年の古木は生きながらえることになりました。
この木のドキュメンタリー映画を撮ったNikos Alpantakis監督は「根こそぎにされない限り、この木は死ぬ事はない」といっています。
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記事に出ていた木に関するドキュメンタリーが観たくて探してみましたが、残念ながら見つかりませんでした。