PHOTO BY REUTER/Grigoris Siamidis
「女人禁制の聖地」に置き去りにされたことで
救われた人身売買の被害者たち・・・
ロイターに考えさせられる記事がありました。
2008/5/28 REUTER
モルドバの女性4人、誤って女人禁制のアトス山に入る
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-31965520080527
ギリシャがEUに加盟してから不法入国者と人身売買の業者が増えました。
彼らは月のない夜、小さなボートに乗って、リムノス島やレスボス島、
ヒオス島やサモス島などトルコ沿岸に近い島を目指してきます。
おそらく犯人たちは間違ってアトス山の沿岸についてしまい、
目立つ女性たちを連れ出すのをあきらめて置き去りにしたのでしょう。
「女人禁制の聖地」に置き去りにされたことで
救われた人身売買の被害者たち・・・
ロイターに考えさせられる記事がありました。
2008/5/28 REUTER
モルドバの女性4人、誤って女人禁制のアトス山に入る
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-31965520080527
ギリシャがEUに加盟してから不法入国者と人身売買の業者が増えました。
彼らは月のない夜、小さなボートに乗って、リムノス島やレスボス島、
ヒオス島やサモス島などトルコ沿岸に近い島を目指してきます。
おそらく犯人たちは間違ってアトス山の沿岸についてしまい、
目立つ女性たちを連れ出すのをあきらめて置き去りにしたのでしょう。
日本同様ガソリンの値上がりも激しいのですが
今ギリシャの消費者をパニックに陥らせているのは
もっと深刻な食用オイルショックです。
5月6日スイスの政府機関からEU各国にウクライナ産のひまわりオイルの一部が発がん性物質に汚染されていると緊急報告がありました。
汚染の可能性があるオイルがギリシャ国内にもおよそ3000トン輸入されていることがわかりました。大手の会社でビンや缶に詰められ店の棚に並んでいるものは即リコールの対象となりましたが、一部は既にマヨネーズやマーガリンなどに加工されて流通している可能性があります。
2月に輸入されていた中の400トンと3月に輸入された935トンは既に販売されたことが確認されました。政府は使用しないように呼びかけています。
自宅では確認可能ですが、外食にはレストランを信用するしかありません。
タベルナの揚げ物はカラマリにもポテトにも、ひまわりオイルがよく使われます。
汚染されていたのはギリシャ全土でなく西部のVOLOSで加工販売されたものに限られるのですが、ギリシャの流通消費システムでは、まだトレーサビリティー(どこで生産され、どのような経路で消費者に届いたかという履歴を明らかにすること)が確立されていないので、消費者のパニックが急速に広がりました。
結果は想像がつくかと思いますが、どこ産であれ、ひまわりオイルを買う人が極端に減り、オリーブオイルとその他のオイルが奪い合いとなりました。当然のこと価格が天井知らずに上がってきたのです。
これ以上の便乗値上げを止めるため ギリシャ政府はすべての食用オイル製造会社と販売店に5月20日時点の価格よりも高くしないように通達しました。
オリーブオイルは1リットルあたり5.36~6.06 ユーロ
その他の植物種子のオイルは1リットル2.41~ 3.01ユーロと決められました。
汚染されたひまわりオイルはウクライナから輸入される全体から見るとごく少量でそれ以外は安全であると政府はいっています。
もうひとつの心配は3月に輸入されギリシャでビンや缶に詰められたひまわりオイルの一部がすでにアルバニアに輸出されているということ。アルバニアの人にこの情報は伝わっているのでしょうか?
もしかして 「ギリシャ製で安心」と思っていなければいいのですが。
最近 誕生日だったので 人生の残り時間で
やりたいことのリストを更新しました
実はもう10年以上も前から
トップにあるのがギリシャの歌の翻訳
ギリシャ語と出会って 既に30年プラスα
そのわりに上達していないのですが
このブログで
いくつか紹介してみたいと思います
私の古いノートに書きとめてあるこの歌
歌詞を読む前に まず聞いてみて下さい
80年代の初めにミチアース/MITSIASが唄い
90年代にはハリス・アレクシウ/XARIS ALEXIOUが
アルバムに取り上げふたたび注目されました
ここで唄っているのはテルジース/TERZISです
Ερωτικό 「ラブソング」
http://jp.youtube.com/watch?v=sBuWrri58ys&feature=related
と名付けられた歌が
こんな意味を持っていることに
皆さん きっと驚かれることでしょう
(歌詞はstixoisに移動しました)
やりたいことのリストを更新しました
実はもう10年以上も前から
トップにあるのがギリシャの歌の翻訳
ギリシャ語と出会って 既に30年プラスα
そのわりに上達していないのですが
このブログで
いくつか紹介してみたいと思います
私の古いノートに書きとめてあるこの歌
歌詞を読む前に まず聞いてみて下さい
80年代の初めにミチアース/MITSIASが唄い
90年代にはハリス・アレクシウ/XARIS ALEXIOUが
アルバムに取り上げふたたび注目されました
ここで唄っているのはテルジース/TERZISです
Ερωτικό 「ラブソング」
http://jp.youtube.com/watch?v=sBuWrri58ys&feature=related
と名付けられた歌が
こんな意味を持っていることに
皆さん きっと驚かれることでしょう
(歌詞はstixoisに移動しました)
写真はMEDASSETで買えるギフトカード/GIFT CARD FROM MEDASSET
KATHIMERINI 2008/5/16---------------------------------
ギリシャ政府の観光省とスペインのソフィア王妃の後援で
地中海ウミガメの生態調査がすすめられている。
”Odyssey of Caretta Caretta”
「カレッタ・カレッタのオデッセイ」
と名付けられたこのプロジェクトは
まだ詳しくはわかっていない地中海ウミガメの
回遊経路を追跡調査するために実施される。
先日ギリシャのイオニア海ザキントス島で
発信器を付けたウミガメ10頭が放された。
ギリシャのザキントス島ケファロニア島付近の海域で
よく目撃される貴重な地中海ウミガメの保護と
個体数の回復を 専門家らは期待している。
原文:GIOTA KORMPAKI
------------------------------------------------------------------------
ウミガメと言えば大洋に住むアオウミガメが
よく知られていますが
地中海にも ウミガメがいるんですよ
低海温海域に住むアカウミガメ 学名:Caretta caretta
地中海生息種は大西洋域種からの分化種です
おそらくギリシャの海の神ポセイドンよりも古くから地中海にすむ
この優しい目をした住人は 今 危機的な状況にあります。
もともと地中海全域に見られ エジプトやシリアの海岸でも
産卵していましたが その辺りでは人口が急激に増え
海の汚染や人による卵の採取が進んでウミガメは近寄らなってしまいました。
イタリアのサルディニア島では、海岸が大規模な観光開発をする前には
ウミガメの産卵する姿が多く見られていましたが
1991年に海岸を750km調査した結果
残念なことに産卵は確認されませんでした。
現在彼らの産卵地はギリシャ トルコ キプロス島のごく狭い地域に
限られてしまっています。
興味のある方はこちらへ (ギリシャ語と英語です)
地中海ウミガメ保護協会/MEDASSET
http://www.medasset.gr/
ギフトショップ
http://www.medasset.org/gifts.htm
にはとっても かわいいアクセサリーやギフト小物がそろっています。
売り上げは地中海ウミガメの保護のために使われます。
ちょっとのぞいてみて下さい。
スペインのソフィア王妃とギリシャの関係についてはこちらにあります。http://blog.goo.ne.jp/lesvosolive/e/fa1f0a267138be325c796155d9e9782c
yahooのフラッシュ・コマーシャルに一瞬『ギリシャ・・』
という文字が踊りました。
あれっと思って、クリックしてみるとギリシャ政府観光局の
新しいサイトに繋がりました!
http://visitgreece.travel.yahoo.net/jp/seaside/
これまでにないフライトやホテルの検索ができたり、
動画の投稿や口コミの質問やおすすめ情報(残念ながら
日本語はないのですが・・・)もあって役に立ちそうです。
近頃 若者の海外旅行が減る傾向にあるといいます。
インターネットでどんな情報も手に入れられて
家にいても 行ったような気になってしまうからだそうです。
「行った」と「行ったような」は大違い
エーゲ海の浜辺の目のくらむような太陽や
木陰の風の爽やかさ
かじったトマトの皮から口いっぱいに広がる夏の香り
満月の下のボルタ(散歩)
タベルナのざわめきとギリシャ音楽の生演奏・・
バーチャルワールド/仮想空間にはないでしょう?
サイトにも「ギリシャ 本物を体験」とあります
今年も・・という人も
今年は・・という人も
今年こそ・という人も
五感を満たしてくれる ギリシャへ行きましょう!
レスボス島の公式サイトへもリンクしていて写真も見られます。こちらも訪問してみてください。
この一家が誰かわかったら そうとうなギリシャ通です。
幸せそうな大家族は元ギリシャ王室一家。
ギリシャに関する調べものをしていたら、
THE GREEK ROYAL FAMILYという
ホームページがあったので訪問してみました。
写真はそのトップページのものです。
スペインのソフィア王妃とイギリスのエリザベス女王の夫君エジンバラ公が
ギリシャ王室出身であることは知っていましたが、現在の一家の写真を見たことはありませんでした。
ギリシャの王位は廃止され、現在ロンドンに住むコンスタンティン2世ですが
1940年アテネ生まれ。1964年にデンマーク王室のアン・マリー王女と結婚。アテネで行われたこの結婚式の模様を覚えている人は今もギリシャに多くいます。
さて、ホームページには大学でのスピーチの内容や、チャリティー活動が紹介されていて、昨年のギリシャの山火事の際にも募金活動を積極的に働きかけておられたようです。
また、5人のこどもたちがそれぞれイギリスの投資会社や
アメリカのマスコミで働いたりアメリカの大学で学んだりしていること、
何に興味を持っているかなどがひとりづつ丁寧に公開されていました。
多くは親戚関係にあるヨーロッパの王族
スペインのソフィア王妃はコンスタンティン2世の実姉
デンマークのマルガレーテ女王は義姉です。
軍事政権崩壊後、共和国となったギリシャですが
熱心な王党派の人たちはまだまだいて レスボス島にすむ知り合いのおばあちゃんは特にエジンバラ公の大ファン。
それはまるで養子にいった親戚のこどもを気遣うように愛情を込めて
「アゴーリ・ムウ:わたしの坊や」と呼んでいます。
以前から気になっていたのでちょっと調べてみたら
エジンバラ公は1921年ギリシャ王子アンドレオスの長男としてケルキラ島にある別荘の台所で生まれ、ギリシャ名はフィリポスだそうです。
生後1年ほどでギリシャを離れているので、ギリシャの思い出はないでしょう。
クーデターのギリシャを脱出後はパリに住みますが、両親の不仲で寂しいこども時代を過ごしたようです。その後渡英し、海軍兵学校から英国海軍に入隊、徐々に昇進。
1947年結婚を前にイギリスに帰化、正教からイギリス国教会に改宗し、
ギリシャ王位継承権と母方のデンマーク王位継承権をともに放棄しています。
ギリシャのニュースを読んでいると、チャールズ皇太子がプライベートでよく
アトスの修道院を訪問している記事をみます。父君の影響でしょうか。
参考
THE GREEK ROYAL FAMILY WEBSITE http://www.greekroyalfamily.gr/index.cfm
Wikipedia/エジンバラ公
こんどの日曜は母の日
マヌーラ・ムウ ”Manoula mou ”を聴こうと思って探してみました。
ギリシャ語の「母」は Mana。 -oulaは親しみを込めてつける語尾です。
マヌーラ・ムウは日本語でいうと
「わたしのお母ちゃん」「俺のおふくろさん」でしょうか
当たり前ですが この世に生まれたすべての人にお母さんはいます。
もちろんのこと作詞、作曲家にも
ギリシャ語の歌のデータベースには
"Manoula mou"というタイトルの曲がたくさんありました
映画「日曜はダメよ」の主題歌
「ピレウスのこどもたち」の作曲家マノス・ハジダキスのManoula mou
「ギリシャ村の午後」で50人で踊ったハサピコの曲
「フランゴ・シリアー二」の作曲家マルコス・バンバカリスも
Manoula mou という曲を作っています。
たくさんあるギリシャの母の歌 ”Manoula Mou”
なかでもとりわけ私の好きなのはこのふたり
ブズーキの名手 Grigoris Tzistoudisと
唄うのはラブソングの帝王Pasxalis Terzis の Manoula mou
http://jp.youtube.com/watch?v=3bnL2tC7sDI
ブズーキの名演奏に心を奪われていると
唄うテルジースの目にみるみる涙があふれ
スタジオの人たちの目にも涙が・・。
みんな自分のお母さんを思って・・・と
そこではっと気づきました。
泣いている人たちの年齢が比較的高いのは
彼らが母を亡くしているからかもしれないことに
追憶の中でしのぶしか、
お母さんに会う方法がないんだ と。
母がいてくれる私はそれだけで恵まれている、と。
命をくれて 慈しんで育ててくれて
生きていてくれてありがとう あかあさん
もうじき逢いに行きますよ Manoula mou!
PHOTO BY ERT
5月1日はメーデー
ギリシャの新聞の一面には「祝メーデー!」の文字。
毎年恒例の行進にたくさんの人が参加しました。
デモやストライキがやたらに多いギリシャですが、メーデーはお祝いのような感覚でとらえられているようです。
先日、電話をくれたギリシャの友人に、日本では5月1日ガソリンが30円くらい値上げになると話したら、「それは大変だね、反対のストライキは何週間続いているの?」と聞かれました。
「政府の決めたことだから」、「仕方がない」とおとなしく従う国民がいると聞いたらギリシャ人はさぞ驚くことでしょう。
駆け込み需要で4月30日はガソリンスタンドに長い車の列が続いているのをテレビで見ましたが、ストライキのニュースは見ませんでした。
ギリシャだったら、きっとシンタグマからオモニア広場まで自動車を駐車して交通を止める実力行使に出るとか、少なくとも皆が車にOXI!:オヒ(ノー)などと書いたりしてアピールしたことでしょう。
さて、先週末、ギリシャの復活祭のクッキーを焼こうとしたら、家の近所の店はどこも品切れ。やっと見つけた店では「お客様ひとりにつき一個」という張り紙が!たった100gではクッキー12個くらいしかできませんでした。
もしも、ギリシャで復活祭直前にバターが市場から消えたら、全土でお菓子屋さんやパン屋さんだけでなく主婦たちも暴動(?)を起こすでしょうね。
良くも悪くも、私は表面的にはとても平穏な国に住んでいるようです。
5月1日はメーデー
ギリシャの新聞の一面には「祝メーデー!」の文字。
毎年恒例の行進にたくさんの人が参加しました。
デモやストライキがやたらに多いギリシャですが、メーデーはお祝いのような感覚でとらえられているようです。
先日、電話をくれたギリシャの友人に、日本では5月1日ガソリンが30円くらい値上げになると話したら、「それは大変だね、反対のストライキは何週間続いているの?」と聞かれました。
「政府の決めたことだから」、「仕方がない」とおとなしく従う国民がいると聞いたらギリシャ人はさぞ驚くことでしょう。
駆け込み需要で4月30日はガソリンスタンドに長い車の列が続いているのをテレビで見ましたが、ストライキのニュースは見ませんでした。
ギリシャだったら、きっとシンタグマからオモニア広場まで自動車を駐車して交通を止める実力行使に出るとか、少なくとも皆が車にOXI!:オヒ(ノー)などと書いたりしてアピールしたことでしょう。
さて、先週末、ギリシャの復活祭のクッキーを焼こうとしたら、家の近所の店はどこも品切れ。やっと見つけた店では「お客様ひとりにつき一個」という張り紙が!たった100gではクッキー12個くらいしかできませんでした。
もしも、ギリシャで復活祭直前にバターが市場から消えたら、全土でお菓子屋さんやパン屋さんだけでなく主婦たちも暴動(?)を起こすでしょうね。
良くも悪くも、私は表面的にはとても平穏な国に住んでいるようです。
先週末「百年の木の下で」と「ギリシャ村の午後」の中心メンバーに集っていただいて、六本木スピローズで2月のパーティーの反省、寄付の収支報告も兼ねた復活祭のお祝いをしました。
好評をいただいたミュージックパーティー「ギリシャ村の午後」次回は10月を予定しています。前回参加して下さった方も、残念ながら来られなかった方もお楽しみに!
皆様へお礼と報告
ギリシャの森林再生支援のプロジェクトを立ち上げ、活動を行う中で、ご支援をいただいた皆様に改めてお礼申し上げます。
ささやかな活動から出発した会ですが、昨年10月かわまさしょうこ原画展「ギリシャの島から」でのアートカード販売による寄付の呼びかけをきっかけとして多方面からの支援や協力を得ることが出来ました。
本年2月ギリシャ音楽やダンスも楽しんでいただくチャリティーパーティや、3月には“ART OF MY GREECE”として様々な分野のアーティストの参加を得た展覧会を開催いたしました。
これらの活動には駐日ギリシャ大使館、ギリシャ観光局、ギリシア研究会パレア、エルピーダ、Kompania ILIOS:コンパニア・イリオス、Saturday、ノスティミア、六本木・スピローズ、Book1st:ブックファースト銀座店、神田店、阪急梅田店、青葉台店、(敬称略/順不同)を始めとして多くの法人、団体が賛同、協力してくださいました。また多数の個人の方々から暖かいご支援をいただきました。ありがとうございました。
昨年度の活動のまとめとして、今年3月末での森林再生支援寄付集計を行いましたので、ご報告申し上げます。
収支報告書
アートカード売り上げ 114,630円
『ギリシャ村の午後』参加寄付 25,000円(チャリティーパーティの参加寄付金)
エコバック売り上げ 4,000円
寄付 108,061円(法人,個人を含む)
経費 0円(全て「百年の木の下で」負担)
カード制作費 95,500円
袋代 816円
送料 5,700円
-------------------------------------------------------------------------
合計 251,691 円
この25,1691円の寄付金の全額をギリシャで有効に使っていただくため、この夏、代表が現地へ出向き、調査話し合いの後、寄付先を決めることになりました。
「百年の木の下で」は今後もギリシャの美しさや、その文化の多面的な魅力を多くの方に紹介し、親しんでいただきつつ、ギリシャの貴重な自然資源の保護に役立つための活動を続けていきますので、これからもご支援のほどよろしくお願い申し上げます。