ギリシャへ そして ギリシャから From Greece & To Greece

ギリシャの時事ニュース、文学、映画、音楽がよくわかる
ギリシャの森林再生を支援する『百年の木の下で』の公式ブログです。

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ヨルゴス・ファウンダス

2010-11-30 | ギリシャから


映画「ステラ」の有名なシーン

11月28日日曜日、「ステラ」、「日曜はダメよ」、「掟」、「その男ゾルバ」などギリシャ映画の黄金期の名作の多くに出演したギリシャの名優 ΓΙΩΡΓΟΣ ΦΟΥΝΤΑΣ ヨルゴス・ファウンダス(ギリシャ語ではフゥンダス)氏が亡くなりました。

1956年作のカンヌ映画祭では「ステラ」の主演のメリナ・メルクーリの主演女優賞候補とともに、相手役のファウンダス氏も国際的な二枚目俳優として一躍脚光を浴びました。”Στέλλα φίγε, Κρατάω μαχαίρι ”「ステラ、行け。俺はナイフを持っているんだぞ。」という台詞はその後のギリシャの映画やボードヴィルで頻繁に引用されてきました。今でもテレビのメロドラマやコメディの一場面に別れの「決め台詞」として出てくることがあります。

「日曜はダメよ」ではトニというピレウスの人気者を、「その男ゾルバ」ではクレタ島の村のマヴランドニスという厳格な村長の役を演じました。

享年86歳。メリナ・メルクーリも眠るアテネ第一墓地に、今日11月30日埋葬されました。ご冥福をお祈りします。

 

 

 

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エヴィアの歌と踊り

2010-11-28 | ギリシャ音楽

ΓΑΡΥΦΑΛΛΑΚΙ ΜΟΥ カーネーションのつぼみ

 

Πες μου Γαρουφαλάτσι μου / Kύμη, Εύβοια - 2008.12.14


ごく最近エヴィアに住む友人ができました。伝統音楽に詳しい方で、現在ギリシャのパラドシアカ:伝統の歌を翻訳している私のさまざまな質問に、いつもていねいに答えて下さいます。

ご自分の住むエヴィアの伝統的な歌で好きなものはという質問に返ってきた答えがこのふたつの映像でした。

私はダンスには詳しくないのですが、これまで知っていたギリシャのダンスとちょっと違うような気がします。ペアになって踊っているのも珍しいのではないかと思います。

それと西洋音階では表現きれないような微妙な音程がとても美しく哀しげにこころに響きます。

ギリシャは地理的には小さな国なのに、その文化や言語の多様さにはいつも圧倒されてばかりいます。

 

Εύβοιαエヴィアを大きな地図で見る

 

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ギリシャのベスト5

2010-11-26 | ギリシャから
ギリシャで最も人気のある観光地に与えられる第5回フィロクセニア賞の発表がテサロニキで行われました。
投票はHelexpo's exhibition agencyのウエブサイトで行われたものです。
2010年の行きたい海のベスト5はサモス島、クレタ島、レフカダ島、サントリーニ島、ハルキディキ島
山のベスト5はアギオス・アサナシオスーペラス山地(テサロニキの北西にある)、ザゴロホリア山(北部ヤニナの近く)、オリンポス山、パルナソス山、ピリオン山(ヴォロスの北東で有名な鉄道がある)。
行きたい街のベスト5はナフプリオン、アテネ、ヴォロス、テサロニキ、ヤニナでした。
サモス島というのは日本の方にはちょっと意外かもしれませんが、この島はとてもきれいな海岸に恵まれています。
サモス島の海岸 Athens News
また、サモスの若い女性を唄った歌『サミオティサ』はとても有名です。
短い映像ですが、ちょっとさわりだけ
ΣΑΜΙΩΤΙΣΣΑ
バンド名:Kampania Ilios 来年3月には彼らとともに楽しいパーティーを企画中です。
そして「百年の木の下で」が森林を守る小さなお手伝いをしているパルナソス山が行きたい山ベスト5に選ばれたのはとても嬉しいです。
支援グループEDASAによるボランティア活動の様子
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八日目に

2010-11-22 | 百年の木の下で

Haris Aleksiou - 08 tin ogdoh mera- 18/12/2007

 

たまにはこういう曲で盛り上がって踊るのもいいなあ。なぜか私は天気の悪い日や冬の寒い日にはこの「八日目に」やこの後に唄うΔεν θα Ξαναγαπίσωで踊りたくなるのです。

「八日目に」は天地創造を終えた神が八日目にはバグラマ(ブズーキの子供のような小型の弦楽器)をつくり、大天使が唄いはじめる。バグラマという金の鍵で扉は開き、天国の裂け目から美しい夜に、天使が翼を休めに舞い降りてくる・・というような内容です。

踊ってる 踊ってる みんな楽しそうだな・・

 

 

 

 

 

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新アテネ市長

2010-11-18 | ギリシャから

先日テレビでアテネの街歩きの番組を見ました。

たいていの場所へぶらぶらと足で歩いて行けるくらいの街のサイズがここちよいのです。

30年前はバスもメトロも格安でしたが、大通りの豪華な貴金属店のウインドーを覗くのも、裏道でパン屋さんや雑貨屋さんに立ち寄るのも楽しくて嬉しくて、一日中どこへということもなく歩き回り、滞在の最後には靴に穴があいてしまったのを覚えています。

そのおかげか、アテネの地理は頭と足に叩き込まれ、今でも地図なしで自由に歩き回ることができます。

さて週末に行われた地方選挙で新しいアテネ市長が決まりました。与党PASOKが推薦したYiorgos Kaminis氏は、法の専門家で、現在もアテネ大学の法学部に籍のある(教えてはいないようですが)助教授でギリシャ人権オンブズマンの副代表でもあります。

 

向かって右側がYiorgos C氏 (photo by Atehns news)

こちらが公式HPと思います。ΓΙΟΡΓΟΣ ΚΑΜΙΝΗΣ(ギリシャ語)

経歴はこちら(英語)

 

さて地方選挙の結果、ギリシャの13のうち8の行政区で与党PASOKが勝利しました。しかし投票率は95%の開票率で46.75%とこれまでになく低い数字です。

これは何を意味しているのでしょうか?国民が政治に絶望した?生活が苦しくてそれどころじゃない?

アテネのプラカにお店を持つ友人と話したら、プラカの商店主たちはKaminisさんを支持していたようです。

市の中心部のお店や有名ホテルが続々とクローズした今年のアテネ、通りにはホームレスの人たちが増えています。

来年1月1日に就任する新市長に笑顔のアテネを取り戻してもらいたいと期待します。


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お礼の手紙

2010-11-10 | 百年の木の下で

「百年の木の下で」が支援しているEDASA からお礼の手紙が本日郵便で届きましたので皆様にお知らせ申し上げます。

以下手紙の本文です。

_______________

2010/11/3 アテネにて

百年の木の下での友人の皆様

皆様すでにご存知のようにEDASAはパルニサ国立公園の保護するボランティア組織です。

主な活動はパルニサ国立公園の山火事の監視活動とアティカ地方の全ての山火事の消火活動です。

このふたつの活動で山火事の発生を防ぎ、火災が起きた場合にも初期消火で被害を最小限におさえることにより森林を保護しています。活動に参加するメンバーはグルーフに別れて毎年訓練を受けています。

その他に植林の為の種集めの活動も行っています。


この手紙を持ちまして皆様に寄付していただいた1072.36ユーロに今一度感謝申し上げます。

この寄付金で購入した装備は、ボランティア活動の大きな助けとなってくれます。

購入した装備は以下のリストでご確認下さい。また全ての物品購入のレシートをコピーして同封しています。

購入品リスト_____________

短波ラジオ 2台  火災連絡用

消火用ホース 45mm 4本 消火活動用

耐熱グローブ 5組 消火活動用

放水用パイプ 25mm  2本 消火活動用

双眼鏡 2コ 監視活動用

今後ともご協力をお願い申し上げます。

代表ELIAS TZIRTIS     事務局長SPYROS KREMEZIS

___________________________________

封筒にはこの手紙の他に、購入した物品の領収書のコピーが同封されていました。

 

「百年の木の下で」からも皆様にお礼申し上げます。ご協力ありがとうございます。

来年の夏も大きな火災が起こりませんように。

 

 

 

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エリティスと光

2010-11-02 | 私のギリシャ物語


昨日 イカロス書店/出版を紹介してエリティスやセリフォスの作品をなんとなく見直していました。
そして、いつものようにFM Omorfi Poliを聞いていたら、エリティス自身の声の朗読を放送していました。そう、今日11月2日は彼の誕生日なのでした。1911年生まれということは来年生誕100年ですから、ギリシャでは記念行事があることでしょう。

今年の夏は二人の友人とパロス島でセフェリスを読んで過ごしました、友人ふたりはエリティスがシュール・リアリスティックすぎるといって、セフェリスの作品を好むのですけれど、私はエリティス派です。第一の理由は彼の作品はギリシャの海と光がなければ生まれなかったと思うから。

1979年ノーベル賞受賞式後の晩餐会で彼自身が語っています。

「・・・・・・・ヨーロッパ人が夜に闇を見いだすのに対し、わたしたちギリシャ人は光の中にそれを感じとる。三つのイメージをあげよう。ひとつめ、ある真昼、石の上に這い上がるトカゲ。(私が息を止め動かずにいたから、そのトカゲは怖れずに動いていたのだ)強列な日差しの中で、それは細かに震える動きでもって体をくねらせ、光に敬意を払うがごとく、踊りを始めた。その瞬間、私は光の本質に触れた。

ふたつめ。光の神秘を私に体験させたのはナクソス島とパロス島の間の海だった。遠くにイルカたちの群れが突然姿をみせ、彼らはデッキに届くほどの高さにまで跳びあがりながら、私たちの船に追いつき、たちまち追い抜いていった。

最後のイメージ。若いおんなの裸の乳房のうえに舞い降りてくる一羽の蝶、真夏の正午、空気は蝉の鳴き声に満ちている・・・・・・・・・・・・・」拙訳


一瞬に永遠を見る・永遠が一瞬に凝縮される・エリティスと光と彼の言葉






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イカロス出版

2010-11-01 | 私のギリシャ物語


Tel. +30 210 3225152
Fax +30 210 3235262  
info@ikarosbooks.gr
Address: 4, Voulis Street, Athens 105 62, Greece

シンタグマ広場のすぐ近くVOULIS STREETにイカロスという小さな書店/出版社があります。
刻々と姿を変えるシンタグマのあたりで、以前から変わらないたたずまいがほっとさせてくれます。
出版物はギリシャの詩が中心で、ノーベル文学賞を受賞したセフェリスやエリティスの詩集を出版してきたのもイカロスです。

今年の夏もなんどか立寄り、ΚΙΚΗ ΔΗΜΟΥΛΑ キキ・ディムゥラの新しい詩集を求め、印刷してあるカタログをもらってきました。
今はHPもあるのですが、イカロスのカタログは読むだけでも楽しいので・・嬉しい。

カタログを手にイカロスを出ると、道を渡って反対側にあるΣTOAというカフェニオンへ行くのが、この数年私のお決まりのコースです。シンタグマにしては値段が安い事や、ホールで働いている人たちがとても感じが良い事もあって、イカロスに用がなくても立ち寄って軽いランチを食べたりします。

このカフェニオンはいつからここにあるのか知りませんが、もしかして、セフェリスやエリティスも立ち寄ってここでカフェを飲んだのだったらいいな、と想像しながらひと時を過ごします。


イカロスのHP こちらから注文もできます。

HPのカタログを見ていて目に着いた本 
マノス・ハジダキスー鏡とナイフ
Ο ΚΑΘΡΕΦΤΗΣ ΚΑΙ ΤΟ ΜΑΧΑΙΡΙ
Ο ΚΑΘΡΕΦΤΗΣ ΚΑΙ ΤΟ ΜΑΧΑΙΡΙ
店頭価格18ユーロ/インターネット価格14.40ユーロ

新作ではありませんが
KΙKH ΔΗΜΟΥΛΑ「詩集」
ΠΟΙΗΜΑΤΑ
ΠΟΙΗΜΑΤΑ
店頭価格24ユーロ/インターネット価格19.20ユーロ
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