アテネ市庁前のドラクマの記念碑
Bloomingdale.com:ブルーミンデイルのニュースにこんな記事が出ていて驚きました。元の記事:英語
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「ギリシャのユーロ離脱はタブーではないが、誤り」とドイツの財務大臣Wolfgang Schaeubleは語った。
ギリシャがユーロを離れドラクマ制度に戻ると、ユーロは上昇しドイツの輸出は減少する。ドイツ経済は「破壊的な」影響を受ける。と雑誌のインタビューに答えた。
アテネ市庁前のドラクマの記念碑
Bloomingdale.com:ブルーミンデイルのニュースにこんな記事が出ていて驚きました。元の記事:英語
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「ギリシャのユーロ離脱はタブーではないが、誤り」とドイツの財務大臣Wolfgang Schaeubleは語った。
ギリシャがユーロを離れドラクマ制度に戻ると、ユーロは上昇しドイツの輸出は減少する。ドイツ経済は「破壊的な」影響を受ける。と雑誌のインタビューに答えた。
Secrets of the Parthenon
この映像はよくコメントを下さる271828さんに教えていただきました。アメリカのPBSの番組ですが、お正月にNHKで放映していたそうです。日本語で観たい方はNHKオンデマンド(有料)で配信されています。『パルテノン神殿~再生への挑戦~』
最近のyoutubeは長い映像もアップロードできるようになったのですね。この映像は53分もあります。
観ていて一番面白いと思ったのは設計図が1枚も残っていないという謎について少し解明できた事です。
パルテノンは遠くから見る事を前提として、柱がエンタシスという曲線を描いていたり、床に微妙な高低差をつけてある事で有名ですね。人間の目の錯覚を利用しているのです。この事実については古くから知られていましたが、いったいどのように、その柱の膨らみを計算し、一個一個の大理石をカットしていったのかは謎でした。
ないと思われていた設計図(柱の大理石の縮尺を小さくした図)が神殿の大理石に直接書かれていた、それをコンパスで拡大して実際の大きさを測っていたのだそうです。そして、建物が完成した時大理石は磨き上げられ、設計図は消えてしまった。
縮小図を記録として残さなかったのは、誰でもが知っている当たり前の事だったからか、設計に関わったグループの知的財産として、秘密にしておくためだったのでしょうか?
依然『パルテノンの金具』でも書きましたが19世紀の修復時に使った金具のせいでひびが入ってしまった大理石を取り替えるという難しい作業が今回の修復で行われました。
古代の人たちのより現在の人間が優れているというような考えは、ギリシャ文明を知る度に間違っていると思いしらされます。
東アジアからギリシャへの新しい直行便が決定しました。
新路線を獲得したのは日本の航空会社ではなくAir China中国国際航空です。5月から毎日就航するそうです。もとの記事Athens News
ギリシャへ行く時はこれまで、エミレーツやカタールなど中東系のキャリアーを使っていましたが、どういう風にフライトを選んでも、行きか帰りに中継地ドバイやドーハで5~6時間ちでどっと疲れます。
トルコ航空もイスタンブールまでは直行12時間なのですが、ほとんど目と鼻の先にある実質的な飛行は一時間もかからないアテネへの乗り継ぎが、わざと意地悪しているとしか思えないくらい長時間、最悪は翌日になってしまうのです。
もしAir Chinaを利用して羽田から出国、乗り換えさえスムーズならば、これはとても魅力的な提案。今年の5月以降ギリシャ旅行をお考えの方、選択肢が増えました。
それにしても、現在は週2便ミュンヘン経由しかない北京~アテネ便が直行の毎日就航となると、ギリシャと中国の関係はますます深くなり、日本とはだんだん疎遠になりそうなのがちょっと心配。
ただ中国は空前の旅行ブームの上、以前に比べてうんと安くなったユーロ通貨の国への旅が人気だそうです。経済が苦しいギリシャには良い選択といえるでしょう。自国の歴史に絶対の自尊心をもつ中国の方たちもギリシャの歴史遺産には素直に感動するらしいです。
ところで個人的な意見としてですが、アテネには美味しい中華料理のお店があまりないので、これをきっかけに増えるといいな。
Patrino Karnabali - [Πατρινό Καρναβάλι] (by MissElliLove)
2月13日(日)カルナバリ:カーニバルが始まりました。
特に有名なパトラス市は先月の中頃からたくさんTVのコマーシャルを流していました。
毎年多くの観光客がパトラスのカルナバリを見にやってきます。経済危機もストもしばし忘れて、ギリシャの人たちが元気づきますように。
今年は3月6日まで続きます。
チケットの予約受付は終了いたしました。
ギリシャ音楽ライブ イリオス日和
3月13日(日)12:30開場、13:00開演(15:30頃まで)
ご予約いただいた方、ありがとうございます。
当日会場でお会いしましょう!!
ΝΑΞΟΣ (ΠΩΣ ΜΑΘΑΙΝΑΝ ΝΑ ΧΟΡΕΥΟΥΝ)
ナクソス(こうして踊りを覚えました)
ギリシャでは皆どうやって踊りを覚えるかという映像がありました。テレビの番組のようです。とても可愛らしいので紹介します。まだ立つのもやっとの赤ん坊が、おじいちゃん(?)に踊らされてます。最初に出てくる男性が「私たちは、いつも唄ったり踊ったりしながら育ったんものなんだよ。まず踊るようになって、それから歩くようになるのさ・・」と言っています。
歩けるようになる頃には、ステップが踏めるようになり、兄弟や従兄弟が家の中庭で踊ったりしているうちに、徐々に立派な踊り手となり、10代になると女の子はもう優雅な感じさえ出しています。
ただ、こういう古い映像を番組で出しているということは、おそらく、現在では状況が変わっているということなのではないかなぁとも思います。ギリシャでもギリシャ人向けのダンスの講習が盛んに行われています。
実は私も月に一度ギリシャのダンスを教わっています。ギリシャとその周辺の国のダンス/高円寺:さんさんふくし芸術館
少人数で丁寧に教えていただいているのですが、生まれつきリズム感が悪いので、なかなか上達しない私です。さらに、歌に歌詞がついていたりすると、「え?え?え? 今なんて言ったのかな」と、言葉に気を取られて、足がおるすになってしまうのです。
頭で「右、ハイ、今度は左」などと考えないと踊れないので、この映像の子らのようにはいきません。
しかし、先生は日本人の方ですが、まるで生まれながら踊っていたかのように自然に軽やかに踊ります。時には生徒にわかりやすいように、ご自分は反対向き(鏡に映したように)踊ってくれたりします。にこやかに微笑みながら。
そう、ギリシャ人だから踊れる、日本人だから踊れないという訳ではないのです。踊れないギリシャ人も私はたくさん知っています。つまりは素質?。いやいや、私もいつか先生のようにかっこう良く踊れるようになりたい!
Μαρία Φαραντούρη - Τα μάγια
レスボスは古代から詩人の島として有名です。
レスボスの詩人というとみなさんサッポーやアルカイオスを思われるでしょうか?
また、エリティスはクレタ島生まれですが、彼の両親はミティリーニの郊外にある小さな港町の出身で、それを記念して、ミティリーニの空港はオデュセアス・エリティス空港と名付けられています。
そして現在もひとりの有名な詩人が、レスボス島のモリボスに住んでいます。この歌を書いた ΛΕΥΤΕΡΗΣ ΠΑΠΑΔΟΠΟΥΛΟΣ:レフテリウス・パパドプゥロスです。
ダラーラスのΑΧ ΧΕΛΙΔΟΝΙ ΜΟΥ やアレクシウのΟΛΕΣ ΤΟΥ ΚΟΣΜΟΥ ΟΙ ΚΥΡΙΑΚΕΣ、 ミチアースのΑΥΤΑ ΤΑ ΧΕΡΙΑなどヒット曲もたくさん作詞していて、ギリシャ語の歌を網羅したHPで調べてみたら、彼の作詞した歌が709曲もリストアップされていました。
さて、この歌はモリボス、ミティリーニが歌詞に出てくるので選んでみました。
作曲はミキス・テオドラキス、唄っているのはマリア・ファランドゥリです。
ΤΑ ΜΑΓΙΑ
作曲:ΜΙΚΗΣ ΘΕΟΔΩΡΑΚΙΣ
作詞:ΛΕΥΤΕΡΗΣ ΠΑΠΑΔΟΠΟΥΛΟΣ
唄:ΜΑΡΙΑ ΦΑΡΑΝΤΟΥΡΗ