ギリシャへ そして ギリシャから From Greece & To Greece

ギリシャの時事ニュース、文学、映画、音楽がよくわかる
ギリシャの森林再生を支援する『百年の木の下で』の公式ブログです。

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ペトラからモリボスへ

2011-06-20 | Lesvos

Απ' την Πέτρα ως το Μόλυβο

 

「さあ 早くおいでよ

ペトラからモリボスへいこうよ

裸足になって エフタルゥまで行こう

一緒に夢を探しながら

そして どこかへ船出しよう・・

 

歌を花咲かせ

喪失の中の 希望の灯台として

涙を流させため息をつかせる

私たちの痛みを癒そう」

 

レスボスがギリシャが私を呼んでいる気がします。

 

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ギリシャのうた

2011-06-18 | ギリシャ音楽

ΤΡΑΓΟΥΔΙΑ『ギリシャのうた』 GREEK SONG BOOK

3月13日に行う予定だったライブにあわせて「ΤΡΑΓΟΥΔΙΑ:ギリシャのうた」という本を準備してありました。

日本で、楽譜付きで、ギリシャの伝統曲(パラドシアカ)の歌集が出されたのはおそらく初めての事ではないかと思います。

表紙はオリジナルのデザインを1枚ずつアート紙に刷り上げた版画で、初版は限定100冊です。

この曲「ミロ・ムゥ・コキノ」を含む12曲を収めた愛蔵版書籍です。12曲それぞれにオリジナルのギリシャ語の歌詞(マケドニア地方やキプロスの方言を含みます)と楽譜、日本語の翻訳がついています。うたの地図やギリシャ音楽にまつわるエッセイも興味深いかと思います。全47頁。1500円。

この本にはカタカナやローマ字表記をあえて取り上げていません。今やYoutubeなどで現地の音源をいくらでも聴く事ができますから、ローマ字やカタカナで読んだ先入観を持たない方が良いと考えるのです。

上の映像の曲は私とKompania ILIOSのおふたり、曲を知っているけれど実際に唄うのは初めての方と私の4人でカラオケルームでの練習がてら実際に唄ってみた録音です。ギリシャの伝統曲は肩の凝らない日本の民謡のようなもの、皆さんにもぜひ唄って頂きたいと思います。楽しいですよ!

8月7日のギリシャ音楽ライブ『イリオス日和』会場でも販売する予定ですが、当日会場に来られない方、遠方の方には郵送もできますので、お手数ですがKompania ILIOSまでお申し込み下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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昨日のシンタグマ広場

2011-06-16 | ギリシャから

Greece riots: 100,000 fight against harsh cuts in Athens financial crisis protests

 

これまで平和に続けられていたシンタグマ広場でのプロテストでしたが、昨日の24時ストライキを引き金に衝突に発展してしまいました。40人ほどが負傷者がでた模様。

もくもくと催涙ガスの煙が立ち上る広場。先日のブログで気になっていた、国会議事堂前で不動で無名戦士の墓を守っている兵隊さん。定位置に彼らの姿はありません。

15日パパンドレウ首相は辞任と引き換えに大連立を提案しましたが、同意には至りませんでした。ん?辞任、大連立?どこかで聞いたような気が・・・

政権交代劇からパパンドレウ氏が首相になったのは、日本で民主党が与党になり、鳩山首相が誕生した直後2009年10月6日のことでした。

奇しくも日本とギリシャは同じような政治状況にあります。それぞれの条件は異なりますが、私たちの進む道も、ギリシャ国民の進む道も平坦ではないでしょう。

 

 

 

 

 

 

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どうなるギリシャ?

2011-06-14 | ギリシャから

時事通信6月14日(火)6時33分配信

米格付け大手スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は13日、ギリシャの長期信用格付けを「B」から「CCC」に3段階引き下げたと 発表した。同国の格付けは既に投資不適格級の水準にあり、「CCC」はデフォルト(債務不履行)格付け「D」の4段階上で、世界各国の格付けの中では最も 低い。
 また、格付け見通しを「ネガティブ」とし、さらなる引き下げの可能性を示唆した。
 同社は格下げの理由について、ギリシャがデフォルトに陥る可能性が大幅に高まっていることを指摘。債務再編が行われた場合、事実上のデフォルトと見なすと強調した。 

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デフォルトとは破産する事です。国が破産してしまうといったいどういう事になるのでしょうか?

ギリシャは独立後、大国の支配を切り抜けて、うまく独自性を貫いてきました。

交渉上手な彼らは、異教徒の脅威にさらされる西洋文明の源という感傷的な弱みをついて、西洋の列強の支持を後ろ盾に独立をなしとげました。

冷戦中はアメリカに基地を提供しながら、ソビエトに接近し、なにかにつけてNATOの脱退をほのめかすことを武器に、西側から重要国とみなされ守られました。国内から現れた独裁者の圧政時代を耐えぬき、国民は自由を勝ち取った瞬間に、西洋から押し付けられた王族を追い出したのです。

彼らの一番の特徴は支配者を嫌う国民性なのだと思います。「自由でなければギリシャ人でない」というのが彼らの口癖です。

それは観光立国という面で他の地中海国と徹底的な違いを産みました。スペインや、チュニジアやトルコの海岸は巨大な白亜のホテルチェーンに覆われていいます。そこだけが地元の人たちとは切り離されたバーチャルな世界に作られている事が多いのです。

そういう場所に訪れるのは、太陽と砂浜があれば後は値段で選ぶツアー客です。地元の雇用を増やすという口実の裏で、利益の殆どは国際的な企業に吸い上げられていきます。

それに反してギリシャの魅力は小さな家族経営のホテルやペンション、島ごと、地方ごとに異なる言葉や音楽に直に触れられる参加型リゾート、臨時村人体験ができる場所なのです。ちょっと不便で、特になんのアトラクションもなくって、のんびりして景色が美しいようなところです。

通貨がドラクマからユーロに切り替わって物価が一挙に高くなった事で、ギリシャの旅行者の顔ぶれががらっと変わりました。

安いからという理由で来る人がいなくなり、ギリシャが好きで来る人たち、ギリシャでなくてはというリピーターが増えたのです。それに併せて、レストランのメニューやサービスの質も目を見張るほど向上しつつあったところで、このような経済危機に見舞われてしまいました。

国が破産して、IMFや多額の援助をしたドイツの意見を無視できなくなったとき、ギリシャが「効率」を考え始めるとき、その独自の魅力が失われてしまうのではないかと、とても心配になるのです。

 

 

 

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『エル・グレコ』上映

2011-06-12 | ギリシャから

El Greco: The Movie (2007) trailer No.1

2008/11/4のブログで紹介したギリシャとスペイン共同製作による

映画『エル・グレコ』がEU FILM DAYS 2011で上映されます。

上映会場

東京国立近代美術館 フィルムセンター

上映日時

2011年06月15日 (水) 15:00

2011年06月18日 (土) 16:00

詳しくは

EU FILM DAYS 2011

お見逃しなく!

バンゲリス作曲の音楽も楽しみですね。 


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笑顔

2011-06-09 | ギリシャ音楽

Na mai kala - Haris Alexiou

 

ハリス・アレクシウは優れた歌手であるだけでなくて、

70を超える曲を書いてもいます。

最近の彼女が作詞作曲したなかで特に好きなのがこれです。

タイトルは ΝΑ ΜΑΙ ΚΑΛΑ

好きになったのはこのビデオを観てからです。

 

”笑うことは愛、笑うことは生きること”というテロップで

始まるこのビデオが気に入っている理由はその登場人物たち。

トラックドライバー、ライキ市場のお肉屋さん、

街角のキオスクの人、カフェのウエイター、

何十年も同じ背広を売っているような店の年齢不詳の老人、

ティシオ公園で物を売っているアフリカ系の人たち。

そして、おびただしい数の壁の落書き、おしゃれな

エルムー通りの真ん中にぽつんと取り残された11世紀の教会、

アトラクションの乗り物が古い、懐かしい夜の遊園地などとともに

アテネの日常の生活感がとてもうまくとらえられているからです。

観光局の写真に出てこない素顔のアテネ。

 

”私が元気でいられますように

あなたが元気でいますように

私があなたを愛せる為に。”

 

「あなたが笑顔でいますように!」

皆さんへアレクシウと私からのメッセージです。

 


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12日目

2011-06-06 | ギリシャから

プロテストが始まって12日目。昨夜のシンタグマ広場の様子です。

KATHIMERINIの最新記事ではこれまで最大となる8万人が集まったとのことです。

状況は今も平和のようですが、ちょっと気になるのが、普段、国会議事堂前の前で無名戦士の墓を守っている衛兵。

いったいどうしているかしら?ネ?

 

ところで、現在のギリシャの付加価値税(消費税)は社会保障制度が手厚く整っている北欧諸国並みの23%にまで引き上げられています。

IMFから1兆円もの借款を求めているギリシャ政府はさらに予算の引き締めを迫られ、庶民の暮らしは苦しくなる、一方でお金持ちはせっせと財産を国外に移しています。

政府は公営の法人を大幅に減らして3000人以上を解雇、大学の新卒の最低賃金を一挙に月額600ユーロに引き下げようとしています。経済を刺激して「産業」を守る為だそうです。国滅んで..ということにならなければいいのですが・・

そして、皆さん、これは決して人ごとではありません。

日本でも起こりうることなのですよ。

 

 

 

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夏の「イリオス日和」

2011-06-04 | 百年の木の下で

皆様 おまたせしました~

ライブ・ギリシャ音楽パーティー「イリオス日和」が8月7日に開かれます。

詳しくはこちら Kompania ILIOS

3月にご予約下さった方も、改めてご予約をお願いします。

 

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憤慨する人たち

2011-06-02 | ギリシャから

日本のメディアにはあまり報道されていませんでしたが

スペインで始まった「Indignados/憤慨する人たち」という運動がギリシャにも飛び火して

シンタグマ広場には先週からずっと数万の人たちが集まっていました。

これまでの政治的な集会とは違って、集まった人たちはラスタ風に長い髪で楽器持参の若者から、鍋を手にした主婦、杖をついた年金生活のおとしよりまでさまざま。座り込みが続き、食べ物や水を配る人や救護所のためのテントもたてられ、国会議事堂前は身動きも取れないほどの群衆となりました。

なぜか埋め込みできなくなっているのですが・・こちらに動画もあります。

プロテストは、暴動も警察による催涙ガスの応戦もなく平和に行われていたようです。eKathimeriniのMay 30, 2011には群衆は5万人と書いてあります。アテネだけでなく、テサロニキでも同じように「憤慨した人たち」が集まっていたようです

多くはツィッターやフェイスブックの呼びかけで集まったごく普通の人々というところが,チュニジアのジャスミン革命に端を発しアラブ世界に広がった「人々による革命」と共通しています。

スペインでは失業率が20%になり、ギリシャでは新卒学生の最低賃金の大幅な引き下げを可決しようとしています。そして、国債の償還ができないギリシャが破綻する確立は50%とエコノミストは言っています。

日本はどうなのでしょう、次の世代に残せるのは膨大な額の負債と、高い放射能だけなんてことにしていいのか・・・それなのに今日6月2日、日本の国会で起きていた事をみていて、私も「憤慨した人」になりたいと心底思いました。

政治家と言う人たちに高い給料を払って小学生のようなイス取りゲームをして遊んでもらっている余裕は今の日本にはありません。

「ギリシャのストライキは困ったものだ」といつもなら思うのですが、今日ばかりはとてもうらやましく思ってしまいました。私も鍋を持って、国会前に抗議に走って行きたい気分です。

 

 

 

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