らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

ヴィオラ Vol.33

2011年08月29日 23時41分34秒 | ヴィオラ
 練習していて、自分の奏でるヴィオラの音色に

 ゲゲェ~~!

 と、全てが気にくわなく感じる時があります。人間ですからバイオリズムなどの関係で気分が乗らなかったり、体が疲れていたり、イライラしている時など。今日は調子悪いなぁ~で片付けて楽器をケースにポイッ!と投げ出してしまえば一番精神的には良いのですが・・・・。その調子悪いという事をプレイヤー各々はどう判断するのでしょうね?興味あるところです。

 巨人軍のV9時代の監督~川上哲治氏は投手が投げたボールが止まって見えたそうです。余談。

 自分の場合、調子良いと思う時は大きいヴィオラが、ヴァイオリンのようにいつもより小さく感じます。左手の大きさがいつもより楽器を構えたときに大きく見えます。しっくりおさまっているというか・・・。説明のしようがない事です。

 調子の悪い時は、どうもしっくり楽器を構えられません。楽器を構えて、ものの2~3秒で「今日の調子は?」わかってしまうものです。

 もう中年と言ってもいい歳になり、これから劇的に別人のように楽器が上達するとは思えませんから、如何にその調子良い日を多くするか(簡単に言うと維持して、安定させるか)が課題になります。

 基礎練習が一番大切なのは言うまでもありませんが、常に新しい事にチャレンジしている間は、維持以上の効果が出るかもしれません。まぁそこが我々の夢なのですが。

 学生時代に練習して、試験などで演奏した少し難しい曲を、もう一度練習し直すのも面白いかもしれません。

 M.RegerやP.Hindemithなんて、最適かもしれませんね。リサイタルをやる気がなかったので、しばらく遠ざかっていた曲ですが練習してみると曲の魅力を再確認できます。普段使わないようなテクニックも使用しますから、パズルを解くように、昔の記憶を穿りかえしながらやってみるのは、楽しい事なのです。練習しなくてはいけない譜面が多いのですが、指ならしにしばらく使いたいと思っています。

 

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2 コメント

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しっくり感ですか? (門生)
2011-09-01 00:35:34
数十年前のSchot版が色あせて手元にありますが眺めるだけです。~

10年前にザルツブルグのできたばかりのモーツァルト館で、自身が弾いたという42~43cmの楽器を見ました。
背格好は私と変らないのにデカイ~ビオラを弾くもんだなぁと感心しました。
でも、弦楽五重奏などは全くモーツァルトのビオラ贔屓ですね。第一ビオラを弾きたいから作曲した気持ちも解ります。
モーツァルト館のビオラを颯爽と弾いたのでしょうか?

それにしても、常設のSQで五重奏ができるところは世界中を探してもあまりないですね~~
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>門生さん (らびお)
2011-09-01 01:14:21
こんばんは。
P.Hindemithは、楽譜上のパズルが解ければ、指使いも楽になり意外と演奏出来るモノです。ホフマイスターやシュターミツの協奏曲の方がよほど難しい・・・・。

W.A.モーツァルトの弦楽五重奏曲は、今回で6曲全曲取り上げた事になります。第2番以外は全て2ndVaを担当しました。ゲストに花を持たせる意味でも。この弦楽五重奏曲がかなり難しいです。人が一人増えただけで、聞く量が増えますし、2ndVaという一見簡単そうに見える譜面が如何にバランスの取り方、テンポの持って行き方、音色の選択など難しいか未だに試行錯誤しています。むしろ1stVaの方が気を使わなくて良いかも・・・。

ただ、これからも機会があれば、演奏機会を作ってゆきますので、還暦を迎える頃には、少しは理解してゆけるのかと。
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