らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

お客様は神様です。

2011年04月17日 23時58分08秒 | 山形交響楽団
 ~という言葉は、三波春夫(1923~2001)さんのファンサービスの心を表現した言葉として有名です。

 大震災以来、オーケストラもクァルテットの仕事も立て続けにキャンセルになってしまい(しょうがない事です。)、久しぶりの山形響の第212回定期演奏会は忘れられない演奏会になりました。

 たった1ヶ月位、演奏会から遠ざかっていただけで、舞台に立つのが怖くなってしまうものなんですね。震災前は演奏会というものが、当たり前の事だと思っていたんだろうと、少し反省しました。

 私のヴィオラの恩師が、「楽器は正しい練習をたくさんやれば上手くなるけど、音楽を成長させたいなら本番をこなさなければ、それは可能にならない!」とレッスン中に言っていたのを、今回の本番前に思い出しました。

 言いかえれば、リハーサルをどんなに綿密にやってもオーケストラは機能的になるけれど・・・・。お客様の前で演奏しないとオーケストラのもっている音楽性は向上しないということです。

 本番=お客様がいる会場で演奏する事なのですから、私達が演奏でお客様を楽しませるのと同時に、私達演奏者側もお客様がいるおかげで、音楽的成長が出来ていると言うことです。(例え演奏会が失敗だとしても・・・)

 「お客様は神様なんです。」

 (写真)本日の演奏会終了後の交流会の模様。沢山のお客様が監督さん達の話を聞いていました。

 

 

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