暑くなると現代音楽が聴きたくなると以前から書いているが、私が大好きな作曲家カール・アマデウス・ハルトマンの作品を紹介する。数年前に安永徹氏が山形響の定期演奏会に2年ごとに出演されていた時にヴァイオリン協奏曲「葬送協奏曲」を演奏した事がある。もちろん安永氏がソロヴァイオリンで、当時はトップを弾く事が多かった私にも難しいソロの部分が有ったように記憶している。今日はその曲ではなくて弦楽四重奏曲のCDを紹介。
カール・アマデウス・ハルトマン(1905~1963)はドイツミュンヘンの作曲家。
この作曲家は番号付きでも8曲の交響曲がある。第二次世界大戦中、ナチスに翻弄された活動を強いられたが、20世紀ドイツ最大の作曲家と評される事もある。
彼の経歴等は、下記にウィキペディアのリンクを貼っておく。
カール・アマデウス・ハルトマン
ハルトマンは番号付きの弦楽四重奏曲を2曲作曲している。
第1番は「カリオン」という名前もあり、1933年に作曲。第2番は戦後1945~46年にかけて作曲されている。第1番の冒頭の長いヴィオラソロを聴くとバルトークの第6番冒頭を思い出してしまう。この時代特有の暗い空気感を感じずにはいられない。詳しくないのでハルトマンがどう考えたかは知らないのを断っておく。例えばチャイコフスキーの「悲愴」がどんなに重く苦しい音楽であろうが、調性という枠をはずれ自由になった現代音楽という形で、一流の作曲家が悲惨な体験をして、それを譜面上に書き記し、優秀な演奏家で聴くと、胸の苦しさ~本気で怖くなる感情~いたたまれない気持ち等はかなわないと私は思っている。時代もコンセプトも違う作品達を比較してもしょうがないけど・・・・・。このCDの演奏者VOGLER QUARTET BERLINはドイツの中堅~ベテラン?の団体だが、~本当にすみませんベタで~これ以上無い良い演奏をしていると思う。聴いている間は、時代の寒気がする。チェロ奏者の好演が光る。ハルトマンという日本では些か耳慣れない作曲家の作品の紹介にはもってこいなCDだ。ここらの歴史に興味があり、(多少知識も必要だけど)肝を冷やしたい方には是非勧める。いつか山形Qでも演奏してみたい曲だ。
なおこのCDには、Hanns Eisler(1898~1962)の弦楽四重奏曲Op.73も収録されている。
カール・アマデウス・ハルトマン(1905~1963)はドイツミュンヘンの作曲家。
この作曲家は番号付きでも8曲の交響曲がある。第二次世界大戦中、ナチスに翻弄された活動を強いられたが、20世紀ドイツ最大の作曲家と評される事もある。
彼の経歴等は、下記にウィキペディアのリンクを貼っておく。
カール・アマデウス・ハルトマン
ハルトマンは番号付きの弦楽四重奏曲を2曲作曲している。
第1番は「カリオン」という名前もあり、1933年に作曲。第2番は戦後1945~46年にかけて作曲されている。第1番の冒頭の長いヴィオラソロを聴くとバルトークの第6番冒頭を思い出してしまう。この時代特有の暗い空気感を感じずにはいられない。詳しくないのでハルトマンがどう考えたかは知らないのを断っておく。例えばチャイコフスキーの「悲愴」がどんなに重く苦しい音楽であろうが、調性という枠をはずれ自由になった現代音楽という形で、一流の作曲家が悲惨な体験をして、それを譜面上に書き記し、優秀な演奏家で聴くと、胸の苦しさ~本気で怖くなる感情~いたたまれない気持ち等はかなわないと私は思っている。時代もコンセプトも違う作品達を比較してもしょうがないけど・・・・・。このCDの演奏者VOGLER QUARTET BERLINはドイツの中堅~ベテラン?の団体だが、~本当にすみませんベタで~これ以上無い良い演奏をしていると思う。聴いている間は、時代の寒気がする。チェロ奏者の好演が光る。ハルトマンという日本では些か耳慣れない作曲家の作品の紹介にはもってこいなCDだ。ここらの歴史に興味があり、(多少知識も必要だけど)肝を冷やしたい方には是非勧める。いつか山形Qでも演奏してみたい曲だ。
なおこのCDには、Hanns Eisler(1898~1962)の弦楽四重奏曲Op.73も収録されている。
弦楽四重奏曲などもあるのですね。
ところで、Wikipedia のリンクは切れているようですよ。おしらせまで。
そのCDは聴いた事がないのですが、第4番は私は好きです。弦合奏だったっけな?ハルトマンはもう少しメジャーになっても良いと思う作曲家の一人です。ヒンデミットもそうですが。
バルトークやショスタコーヴィチ位は演奏機会も演奏を聴く機会もあって良さそうな作曲だと私は思っています。
私の現代音楽好きは大抵弦楽四重奏曲を書いているかどうか?から興味を持ち始めます。弦楽四重奏曲を聴いて、自分に合いそうなら他の作品も聴くようにしています。