らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

日々の練習の中で・・・。

2021年08月20日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 楽器を趣味で弾いている間は、苦しいことより楽しさを求めながらレヴェルアップする方法を見つけ出す方が幸せになる気がします。

 プロフェッショナルになると、趣味では無く仕事ですから、日々の鍛錬も欠かさず行わないとなりません。

 家族旅行や今日はいいや・・・と練習をサボってしまえば、日ごとにレヴェルを維持するのは難しくなります。

 なので、追い立てられるように練習し続けているプロの人も多いと思います。実際は、2〜3日くらいサボっても同じだけ費やせば回復するでしょう。しかし、一瞬でも衰えた、調子悪いという気持ちになるのは演奏していて本当に辛いです。

 日々の練習で、今日は調子悪いな・・・ここのところ調子悪いなぁと感じながら練習するのは、苦痛を伴います。ただの力業で、調子を取り戻そうとしても変な習慣が身につくだけなので、逆効果になりかねません。

 そういう日は練習しない方が良い時もあるかもしれませんが(個人差)、私の場合は昔の師匠の言葉を信じてやっています。「自分の演奏が気にくわないときこそ、自分の耳が先にレヴェルアップしてしまい、もっと練習しなさいと言うことです」。闇雲に練習する事は避けて、原点にかえって、楽器を磨く、しっかりチューニングする、ちゃんと弓に松ヤニを塗る、そして気を静めながら10分ほど開放弦だけで色々なボウイングを弾く、そこまでで楽器がなってきたらあらためて音階なりを弾いてみるをしています。

 何時間も楽器と格闘しているよりも、ものの数十分で調子は戻ってくる方向になっています。

 あくまでも私の場合ですが。


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