月曜日から新潟に行ってしまうため、更新が出来そうないのでもうひとつ。普通の人は、歳をとるということに良い意味を感じないだろう。特に10代後半や20代後半、30過ぎれば更に誕生日が忌々しくなる。若さが無くなる、体力が落ちる、老いるなど良いイメージはあまりない。私なども数年前までそう思っていた。しかしここ数年は歳を重ねることが良いイメージに変わってきている。音楽家にとって歳をとると言うことが、若い頃に出来なかった事が出来るようになったり、音楽の表現の幅が広がり色んなアイディアが浮かぶようになるからだと思う。苦痛より喜びや楽しさが増えてくるからだ。スメタナQなど高齢の演奏家が奏でる音楽には本当に説得力があり、その人の人生の重みをともなった音に出会える。自分も60歳になるころにはそういうプレイヤーになっていたい。
山形交響楽団は既に前半の(夏休み前)音楽教室シーズンに入っており、毎日2回の本番を行っている。移動も北は酒田、南は郡山まで網羅し、移動も仕事のうちになっている。そして今月に入ってからは、風邪をひきながらの演奏活動。梅雨になった地域もあるみたいで、湿気も多くなってきた。冷房も無い体育館で聴いている子供達もハードだろう。譜面が飛ぶので風の入るドアも閉めなくてはならないし、とにかく体力勝負だ。その地域にホールなどがあれば、県や市町村の助成でぜひともそこで聴かせてあげたい。音響やホールで聴くという体験のためだ。移動等なにかと大変だろうが、地球温暖化のおり今後そういう方向になるよう願う。さて来週は、新潟音楽教室シリーズ、そして再来週は、東京公演とまだまだ忙しさは加速ぎみ。美味しい物食べて、乗り切りるぞっと!!