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今日が誰かのアレだから

2014-12-21 23:24:46 | 舞台



なんだか今週はチャンスタでソロライブがあって、今日なんか文夏さんライブのあとに、受付で中島理恵さんおかえいりさんまでいらっしゃってほんわか気分。
なので余勢を駆って、チャンスタの13時からと17時からのライブが終わった後に、19:30より西日暮里のキーノートシアターで上演中の藤江れいなさん主演舞台『今日が誰かのアレだから』も観に行ってきました。

一般的に考えてみると、こういうことが言えると思う。

AKBなどの48グループ・・・アイドル、口パク、こども体型、かわいい
CHANCE ・・・本格派、舞台で生歌、ダンス超うまい、マドンナのように研ぎ澄まされたbody

ところが、チャンスタライブを2本も見終わったふわふわ気分で西日暮里まで向かったのですが、これが見事に覆されてしまったのです。
もうね、なにか胸ぐらをグイッとつかまれた感じというかさ。
この何年間かに観た舞台の中で一番すごかった。

AKBのファンってうるさいじゃないですか。
うるさいというか、あおるというか。
それがね、逆に藤江さんに観客があおられてるというか。
彼女が完全に劇場を支配していました。
おそるべし藤江れいな。

舞台が終わった後のエンディングのトークで、赤の子が「もうちょっとゆっくりしゃべってれば・・・」なんて言ってたけど、それが出来ちゃったら大御所クラスだよね。

べつにフリルのついた衣装を着てたり、かわいい制服を着てるわけじゃないんだよ。
田名部未来さんが繊細な演技をするとしたら、藤江さんは真逆のタイプの女優さんだと思う。

とにかくほとんど緊張してないし、それはね、もう何年間も毎日秋葉原の劇場で公演をしてきたからだっていうのはわかるじゃん。
それだけじゃなくて、アドリブもすごいのは、これは握手会の影響なのかなと思ってさ。
だって毎週土日握手会をしてるんでしょう?

何十秒間か見ず知らずの人と会話しなくちゃいけないわけで、その人がいなくなったらまたすぐ次の人が来て即意妙答しなければならないという。
確かにこれはアドリブ力が磨かれそうだよね〜。

でね、何が言いたいのかというと、CHANCEのブロードウェイ顔負けのダンスステージを間近で観ていて、まだメジャーになっていないのは、たまたま時期がそうじゃないからだとか思いがちじゃん。
いやいや、そうじゃなくて、まだまだ足りない部分がたくさんあるんだな〜って。
こんなことを書いてしまうと袋だたきに遭ってしまうかもしれないけど、私的にはとても新鮮な発見で、マーケティングをどうしたら良いのかというようなことよりも根本的な問題なわけじゃん。

生のステージで、大勢の観客に見つめられながらも全く物怖じしていなくて、むしろ逃げずにアドリブをしてやろうだとか、次々にアイデアが出てきて若い他の出演者たちを引っ張ってる。

これは生半可なことじゃないよ。
今日はとてもおどろいたし、心を動かされました。
CHANCEの全体としては、来年はトークが弾めば良いなと。

ちなみに、この舞台は明日の3公演で終わってしまいます。
でも、絶賛してるけど、三谷幸喜さんがつくるような壮大な舞台ではないですよ。
小気味良いウィットに富んだ舞台というかさ。
ただ、もし時間がある人がいたら、是非劇場に足を運んで、私が昨日完敗した藤江れいなに挑んで欲しいと思う。

で、今夜はここからさらに演劇論を語っていこうと思ったのですが、今日はこれまで。

察してください。

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