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ミケランジェロ展

2013-10-28 20:59:57 | 展覧会



上野の国立西洋美術館で11月17日まで行われている『ミケランジェロ展』に行ってきました。

2013年はラファエロ展、レオナルド・ダ・ヴィンチ展とこのミケランジェロ展と、イタリアはルネサンス期の超大物といってもいい御三家の展覧会が立て続けに日本で開催されます。

あまりイタリアルネサンス期に詳しくなかった私が、この3つに行ってみて感じた印象は次の通りかな。

レオナルド:建築、天文学、機械などの発明など、ルネサンス期の天才。絵も少しは描いた。
ミケランジェロ:人嫌いで頑固な天才、作品は巨大なものが多い。教会の天井画や壁画、彫刻のダビデ像など。
ラファエロ:3人のうちで一番、絵画をたくさん描いた。人付き合いが良く商才に長けている。

こんな所でしょうか。
ミケランジェロは絵画をたくさん描いた訳ではないし、バチカンの教会の壁画や巨大なダビデ像を持ってくるわけにはいかないし、なので展覧会としては参考文献が多いというか、地味な展示になってるのは否めません。

システィーナ礼拝堂の天井画や最後の審判などを書き上げる際のミケランジェロの下絵というか、スケッチが数多く展示されていて、このミケランジェロの手書きのスケッチは、『最後の審判』でいうと、この部分の下絵ですとかいうことを『最後の審判』の写真を見て確認するというか、そういう仕組みになってます。

私は、ローマのシスティーナ礼拝堂に行ったら確かめてみようと、興味津々でしたけど。
この点は『レオナルド展」でも同じだったかな。

一番見応えがあったのは『ラファエロ展』でしたよ。
でも、秋に旅行でイタリアに行くなんていう人は、フィレンツェやローマのことがわかるのでお勧めデス。

そんなミケランジェロ展でした。