舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

布哇狂愛

2007-03-21 23:08:28 | ぼくはこんな本を読んできた
『アロハ萌え KAWAII HAWAII』
橋口いくよ 著
講談社文庫、2007


先ごろ異色のハワイ本が出版されました。
ハワイ本といっても「最新ショッピング情報」とか「グルメ人気店」なんかが載っているわけではありません。
どっちかっていうと、こないだご紹介したカエラー本にかぎりなく近いですね。

そう、著者の橋口さんは、私がカエルを愛するごとく変態的にハワイを愛しているのです。
ちなみに、ここでの「変態的に」は褒め言葉です。
ちなみに、ハワイに関して私も同種の変態です

いやもう、そこらじゅう共感しまくり。アロハ萌え伝染しまくりです。
「アロハ萌え」とは、人間の五感にハワイを感じさせるすべてのものを対象とした萌え現象のこと。
橋口さんはハワイを愛するあまり、日本でちょっとばかしハワイを連想させる香りを嗅いだだけで瞬時に激萌えモードに突入できる能力の持ち主です。

でもこの「香り」に関しては私も激しく共感しますね。
正直いってほとんどフェチの域です。
私個人の例でいえばハワイ中にあるデパート「メイシーズ」の香り...一昔前までは「リバティ・ハウス」という名前で、その頃からは微妙に香りが変わってしまったのですが、それでもまだ感じることができるあの香り。
化粧品売り場の階のドアを開けると、この香りを最も強く感じることができるため、いつも激しく吸引することにしています。

家でハワイから買ってきたものの入った容器を久しぶりに開けるとこの香りが漂ってきたりして、思わず涙がこぼれます。
この本の著者の橋口さんも、ハワイのランドリーの香りを再現するために日本で乾燥機を購入し、初稼働した時に漂ってきた「『あの』香り」を吸引した瞬間、泣けてきたのだそう。
同じ経験してますねえ。

もう皆さんすでにお気付きでしょうが、ここで語られている「萌え」はたぶんにミーハーです。

ハワイに何度も行ってる人に、通ぶって「アラモアナセンターって今さら行かないのよねえ」とか「あたしハワイ島専門~」などとおっしゃる方がいますが、私はハッキリ宣言します。
オアフ島大好き!ワイキキ最高!!アラモアナセンター上等!!!
ハワイ好きがベタ路線を愛して何が悪い、とこのさい開き直っちゃうぞ。
ワイキキフェチはマミちゃんから受け継いだ遺伝で、彼女は1970年代のハワイ留学時に、貧乏学生の分際で無理してワイキキ近辺に住んでいたのだとか。
当時からは劇的に変わってしまったワイキキですが、それでも愛する気持ちは変わりませんぞ。
ただしカラーカウア大通りや免税店やアラモアナの一等地にできたブランド店にはあまり行きません。ま、それはたんに元々ブランドものに興味がないからですな。

何度ハワイに行ったって、荷作りすればどうしても荷物が多くなるし、ハワイに行ってハワイらしい匂いを嗅げば興奮するし、最終日にABCストアに行けば切ないし、帰国後もなんかハワイっぽい匂いを嗅ぐとアロハ萌えに身悶えします。
そのあたり、みんな橋口さんに大共感。失礼ながらソウルメイトかと思えるほどです。

特に激しくうなずいたのが「旅のしおり」を自作するというくだりです。
橋口さんも取扱説明書がお好きだそうだから、自分で作るのも楽しいんですよね。
私も作るんですよ~、旅のしおり!!!
これはもう小さい頃からの癖で、昔はしおりをとおりこして「旅のお楽しみ袋」と化してました。
いくつものしおりを作って、それを大袋に入れて密封。大袋には「キリトリセン」とか書いて、ハワイに着いてから開けるように仕込んでおるのです。

最近では日常生活に忙殺され、そこまではやってないですが、「旅のしおり兼カレンダー」を必ず作ります。
アコーディオン状に伸びるようにしておいて、一日1ページを割り当て、予定などを書き込めるようになっています。
これをホテルのテレビや箪笥の上に置いておけば、今日の日付けとかショーなどの予約状況が一目瞭然。
ただ、日数が消化されるごとに畳んでいくので、残りが少なくなってくると寂しいです。

そんな私のような重症者にとって、橋口さんの以下の言葉が大変な癒しになりました。

「ハワイから帰ってきたら『ハワイに行った後』って思わなければいいのか。帰ってきた瞬間から『ハワイに行く前』って思えばいいんだ。そうすれば次のハワイに行くまでの時間はすべてハワイに行く前になるわけで、ということは、人生は『ハワイに行く前』と『行っている時』しかないということか........。それってすごくね? すごい発見!」(p.29)

おおお、そうだ、ほんとにそうですよ橋口さん!!
それなら人生に希望が持てるってもんだ!!!


橋口さんの心強い言葉に励まされ、ハワイにも行けずに寒い日本で生き抜くための力が湧いてまいりますが、このお言葉をありがたく拝受するような人は、もうすでに橋口さんや私と同じ重度のハワイ中毒に罹っているということでございます。

美麗髪飾

2007-03-20 23:55:27 | ダンス話&スタジオM
先日出来上がってきた読売クラスのドレスは、おかげさまで激萌えという評価をいただいてます。やったね♪
なにより、これを着る人たちに喜んでもらえたのがうれしい~。といってもまだ3クラスのうち一か所でしかお見せできてないんですけどね。
あとのクラスは、サンプルをお見せするのが早いか皆さんの分が出来上がってくるのが早いか、微妙なタイミングです。

今回のドレスは「萌え」狙いでいきましたが、萌えといっても子供っぽい可愛さではありません。
私は10年ほど前に子供向けのエプロンドレスを着て、もうこういうのは似合わないとショックを受けました。
でもそれって、ある程度の年齢になったらある種の可愛いカッコは似合わないというわけではなく、大人と子供では似合う可愛さが違うのですよ。
だから大人だって、大人に相応しいやり方でさえあれば、いくらでも可愛く装えるのです。

そんな精魂込めたドレスの画竜点睛となるのが髪飾りです。
ドレスが完全オリジナルデザインのフルオーダーなのと同じく、髪飾りもオーダーで作ります。
マミちゃんはプロの技をこよなく愛するので、マミちゃんの理想を心憎いセンスで実現してくれるメーカーを頼ることにしています。

髪飾りにおいて重要なのは、量より質であるということ。
ありったけの飾りを夜逃げフラダンサー(←そんなのいるか・笑)よろしく付けても、それはちっともゴージャスではありません。
飾りが本当に素敵な物で、ちゃんとドレスに合っているのならば、一つだけで十二分に素敵です。

それはレイについても同じですね。
よくフラ大会の授賞式とかハワイの学生の卒業式で色とりどりのレイをたくさんつけている人がいますが、舞台ではもちろん卒業式のように人から贈られたレイを残らずかけているわけではないので、衣装とのトータルバランスを重視することが大切です。かけりゃいいってものじゃありません。
色彩もそうですし、襟との相性も意外と重要です。
舞台を遠目で見て素敵なのはもちろんですが、アップで見ても是非「うわ~綺麗!!」と言ってもらえるくらい美しい装いにしたいと思いますね。

大冒険譚

2007-03-19 23:02:28 | ぼくはこんな本を読んできた
「ライラの冒険シリーズ」
第一巻『黄金の羅針盤』 ("Northern Lights/ The Golden Compass")
フィリップ・プルマン 著
新潮社、1999


ついに私が世界で最も好きな本のご紹介です。

幼稚園に上がるより前から本を読み出して、字はすべて本で覚えたほどの活字中毒の私にとって「世界一好きな本」とは、よくよくのことなんですよ。
今までいろんな作品を読んできましたが、とにかくこれがダントツに好きです。

そんな重要な本を今になってようやくご紹介するのは、この作品が映画化されるタイミングを待っていたからですね。
とはいえ日本での公開は2009年なので、「待ってた」とか偉そうに言えるほど待てなかったわけですが(笑)。
撮影は進んでいるらしく、最近映画雑誌の片隅に写真などが載るようになってきました。

この作品は厚さにして最近のハリーポッター3冊分くらいある上、字の大きさがハリポタより遥かに小さいので、そうとうな大長編です。
しかし読み出したら最後、長いことなどものともしないほどの面白さです。「ページを繰る手がもどかしい」とは、まさにこのこと。
しかも1巻→2巻→3巻と読み進むにつれ、物語の舞台がどんどん広がってゆく壮大な作品でもあります。
私は現実世界でも狭い範囲内で生きていけないタイプなので、いわんや本の世界をや。

1巻ではまず、ヒロイン「ライラ」の冒険が描かれます。
ライラはオックスフォードのジョーダン学寮で育った勝ち気な女の子。
ここで注目すべきは、オックスフォードといってもライラのそれは我々の世界のオックスフォードではないということです。
いわゆるパラレルワールドですね。

たとえば「第三次世界大戦があった地球」みたいに、現実とはちょっと違う実在の場所を描いた作品は数多いですが、「ライラ」シリーズにおけるパラレルワールドにはもうひとつユニークな設定があります。
それがダイモンの存在です。

ダイモンは「守護精霊」といわれ、人間一人に一匹ずつ存在します。
ライラのダイモンは「パンタライモン」という名前で、どんなダイモンも名前を持っています。
ダイモンは人間にとってかけがえのない存在で、ダイモンと離れれば息苦しさを覚え、もしむりやり引き離されれば人間は命を落としてしまいます。また、他人のダイモンに触れることはもっとも無礼であるとされています。
人間が子供の間、ダイモンは自在に姿形をかえますが、大人になるにつれてあまり変身しなくなり、やがて姿が定まります。

面白いのは、こうして定まったダイモンの姿が人間の本質ともいうべきものをあらわしているということです。
魔女(この世界にはほうきで空を飛ぶ魔女が存在します)のダイモンは鳥であったり、船乗りのダイモンはイルカになってしまうことも。忠実な人間のダイモンはイヌです。
つまりダイモンを見ればだいたいの人となりが分かるのですね。
それはまだダイモンの姿が定まらない子供の頃でも同じで、人間同士の諍いはダイモンが決着をつけたりします。

主人公であるライラの性格がこれまた凄い。なんたって、ガキ大将で嘘つきの天才なんですぜ(笑)。そんな主人公めったにいません。
おまけにそうとう短気で直情的、屋根には登るしお墓で悪戯までするジャジャ馬娘なんですがその反面、とても意志が強くて必ず筋を通すタイプです。
得意の嘘をつくのだって、いつも彼女なりの信念に基づいているのです。それは誰か大切な人を守るためだったり、自分の定めた使命を果たすためだったりします。

1巻ではライラが生まれ育ったオックスフォードを出て大冒険の末に北極までたどり着くところまでが描かれ、2巻はダイモンをもたない人間の世界=私たちの世界に舞台を移し、3巻ではさらに多くの世界を股にかけて物語が展開されます。

その過程でライラが出会う人々がまた個性的。
船で旅して暮らすジプシャン(たぶんジプシーのこと)に助けられ、優秀な戦士にして職人でもあるクマの王イオレク・バーニソンと盟友になり,テキサスの勇敢な気球乗りのリー・スコーズビーや魔女の一族に助けられながら、ライラの冒険は続きます。
もちろん中には敵も現れますし、ライラのたった二人の肉親は敵か味方か最後まで分かりません。
そのうちの一人・アスリエル卿は、壮大な野心を持った冒険家ですが、この作品中一番私のタイプなのはこの人です(笑)。
野望の実現のためなら人の命を犠牲にすることもいとわず、神にすら反逆する困ったオジサンですが、ライラの肉親なだけあってこの人も自分の信念がめっぽう強く、それを曲げることを潔しとしないタイプです。それが高じ過ぎてとんだ野心家になっちゃったのねえ。
それはそれで困った人ですが、私も人の言いなりになったり、周りに流されて自分の意見を曲げるのが許せない性格なので、それをトコトン貫くアスリエル卿にはうっかり惹かれてしまいます。

あいにくライラの好みは私と違いまして、彼女は2巻でウィル・パリーという運命の男(by道明寺くん)と出会います。
ライラとウィルはあたかも陽と陰、動と静です。つまり、嘘をついたり行動を起こすことによって目的を達しようとするライラに対し、ウィルはきょくりょく周囲に溶け込み、目立たないように振る舞う「演技」をすることで生き抜いてきた少年なのです。
方法は違えど、二人の本質はまったく同じ。まさに運命の相手です。

どうも作者(訳者?)が感情移入し過ぎるきらいがあるようで、おもに終盤でしばしば「神の視点」になりきれてない箇所が見受けられますが、とにかく物語の面白さ、そして登場人物の魅力がそれを補って余りあるほど秀逸です。

3巻では雰囲気ががらりと変わり、哲学や宗教色が濃くなります。教会の描き方など、キリスト教国でそんなこと書いちゃっていいのかと思うくらい。
でもそのあたりの描写も作者の示唆に富んでいて、キリスト教的一神論への批判や提言としても十分に読みごたえがあります。

もちろんそんなこと考えず、ライラの冒険譚に快哉を叫ぶのも一興です。
こんなふうにいろんな角度から味わえるのが、この作品を名作たらしめている所以だと思いますね。

真打登場

2007-03-18 23:43:10 | ダンス話&スタジオM
先日の代表者会議の際、骨髄バンクチャリティコンサートのプログラムが来ました!!
この画像がおなじみの表紙です。

今年のチャリコンは、2007年5月27日(日)県総合文化センター・メインホールで行われます♪
そして私達「スタジオMダンスアカデミー」の出演は午後1時からです。
おお、午後1時。ちょうどいい時間じゃないですか。2階のオーベルジュで開店と同時にランチ食べてから来ると、理想的なタイミングでアタマからお楽しみいただけます。
って、んなこと私が指示することじゃないさね(笑)。でも自分は当日、多忙につき朝から晩まで絶食状態なので、他人様のランチにまで首突っ込みたくなっちゃうんですのよ。
まあ、うち主催の発表会よりは忙しくないですし、だいいちむしろたしょう絶食した方がよい体型だという説もあります。
こりゃ「説」じゃなくて事実だな。でも、ほんとは当日体重が減ったってしょうがないのよう。

...なんてどうでもいいことはおいといて、先日お伝えしたとおりうちのプログラムはすでに決まっております。
スタジオMダンスアカデミーの今回の出演メンバーは17クラス、総勢300人超の大所帯です。ほんと、これはうちの発表会に次ぐ規模ですね。
私が生まれる前からうちで踊っている人も、こないだ入ったばかりの人も一緒に踊ります。

せっかくちょうど良い時間帯に踊れることになったので、初っ端から目玉を持っていきます。
というか、一番緊張するものを先に済ませちゃおうという思惑もありますな(笑)。
これはじつに去年の25周年より前から練習を始め、秋の日光文化祭などでちょっとずつ場数を踏みながら、じっくり練習してきた代物です。
振り付けからして繰り返しが一度もない上に長いし、絶え間ない立体的な隊形移動はあるし、それに加えて衣装という名の小道具を駆使しなきゃならないかなりの大作なのですが、こないだのレッスンのときにずいぶん揃ってきたことに気付いて、ちょっと感動でした。

このフラから始まって最後のベリーダンスまで、プログラム数にして23!!
長丁場ですが、同じ曲は一曲たりともありません。というか、無いようにプログラム組みました。
ぜひ最初から最後までごゆっくりお楽しみいただきたいと思います。って、一番楽しんでるのは我々出演者かもしれませんけどネ(笑)。

諸行無常

2007-03-17 23:59:05 | 徒然話
間もなく春の番組改編がやってきます。
そのため、私の好きな番組がのきなみ最終回を迎えております
昨日終わったのは『花より男子』と『特命係長・只野仁』です。
どちらもかなり面白いドラマでした!!

もっとも、『花男』のラストはあんまし芳しくありませんでした、私にとって。
つまり、若者の色恋に終始する内容だったのですね。
いや『花男』って確かにメインは若者の色恋ドラマですが、私の好きなところはそこではなく、道明寺くんの怪しい日本語コレクションだったのです。
しかし最終回ということで話がシリアスに偏り、ゆえに道明寺くんのお笑いも抑え気味で、最後なんかまるっきし少女漫画で(だからほんとに少女漫画なんだから仕方ないって)、ちょっとひきがえる状態で見ましたね。

どうせ色恋なら只野仁の方が断然イイです(笑)。
「フン!フン!!フン!!!」でおなじみお色気カンフーコメディのこのドラマは、最後もいつもどおりのギャグと高橋克典さんの怪演で笑わしてくださいました。
最終回ということで、只野の上司役の梅宮辰夫のご息女・梅宮アンナのゲスト出演も気が利いてましたね。
相変わらずの大根ですが(笑)。
ともあれ、梅宮アンナ演じるナツキ嬢といつもどおりのka hana a ke aloha(意味はハワイ語辞典で調べよう!)を繰り広げた只野サンが、辰夫パパから「おまえまさかナツキと何かあったんじゃないだろうな!?」と問い詰められるシーンは、視聴者サービスといったところでしょう。
でも、アンナが実際にお付き合いした某男性諸氏よりは、只野サンの方がお勧めですよ。ちょっと節操なさ過ぎますが。

そして今ここに、私の大好きな番組『カワズ君の検索生活』まで終わってしまうことが発覚しました
ううっ...あの、顔はかわいいくせにちょっと変態ぎみなとこがたまらないカワズ君に会えなくなるなんて~~~!!!

理想主義

2007-03-16 23:47:00 | ダンス話&スタジオM
今日はレッスンの合間を縫って5月27日の「骨髄バンクチャリティコンサート」の打ち合わせ会議に行ってきました。
そこで出演者の皆さんに配るチケットやプログラムを受け取るわけですが、うちは人数が結構というよりかなり多いので、とにかく数が半端じゃありません。
お持ち帰り用の手提げ袋とか用意してくれてあるんですが、お持ち帰りの量は実に段ボール3箱分。ど、どうやって手提げに入れろと!?けっきょく台車を借りて車まで運びましたよ。
あと、チケット渡されて「では数をお確かめ下さい」と言われても、1,000枚を超えるチケットを今ここで数えるのはムリですってば(笑)。もちろん後で数えますけどネ。

そうそう、今日は嬉しいことがありました。
昨日書いた「私のアホな絵のせいで誤解を招いちゃったドレス」の改良版が届きまして、これが予想以上に可愛い仕上がりだったのです!!!
こないだのにショックを受けていただけに、喜び&安心もひとしおでした。
しかし安心したのは業者さんも同じだったとみえ、早速喜びの電話を差し上げたら、「ほんとですか!?よかったあ~~~」と激しく喜ばれてしまいました。ううう、いっつもダメ出ししてるからなあ。ご面倒おかけしてます。

でも頑張ってもらった甲斐あって、マミちゃんのサイズで届いたものを私が着てみたら、ウチの生徒さんたちにもなかなかのウケでした
実をいうとこれは読売フラのドレスで、読売は共演の機会が多いため、私とマミちゃんも一緒に注文するのです。
一緒に踊るのに私たちだけ別ドレスってわけにはいかんからなあ(笑)。

今回のコンセプトは「スウィート&ラブリー」です。
読売は最近オトナな感じのドレスが続いたので、ここらでいっちょ超絶に可愛いドレスにしようということになったのです。
改良ついでにスカートの柄の入り方なども細かく訂正をお願いしたところ、そういうミリ単位の修正が功を奏しまして、パッと見はファーストサンプルとほとんど変わらないのに、着ると明らかにシルエットの違うドレスになりました。

似合って良かったわ~~♪とウットリ自画自賛していたのに、続いてマミちゃんが着たらウチの生徒さんに「先生の方が似合う」と言われてしまい、ショックを受けました。

ガーーーン....。でもしょうがないのです。
なんたってこのドレスは本来マミちゃんのサイズ。うちのドレスは個人のサイズに応じてフルオーダーなので、持ち主本人が一番似合うのは当然の成り行きなんです.....。
だから私も自分自身のドレスの到着を首を長くして待ちます....。

試行錯誤

2007-03-15 23:57:29 | ダンス話&スタジオM
ん。ふと気付いたら記事のタイトルが四字熟語続きになってますな。
私はとことんまでにタイトルを考えるのが苦手で、卒論のタイトルさえ先生に考えていただいたほどなので(笑)、ブログのタイトルにはこう見えても毎回悩んでます。ほんと、これでもいちおう悩んでみた結果なんですって。
書く内容は決まっているのにタイトルを考えられず、しばらく腕組みしてしまうことがあるほど。ついぞタイトルが思い浮かばず、ボツにしたネタも多いです。ってそりゃいくらなんでもひどくないか。

じつは幼稚園時代から数えるとかなりの数の小説を書いている私ですが、登場人物の名前を考えるのもこれまた苦手です。
だから『指輪物語』のトールキン大先生や『星界の紋章』の森岡浩之先生のように、「各種族の言語の語感にあわせた命名」ができる作家さんなど、それだけで崇拝の対象です。
このお二人は小説のための言語も作っているんですから凄すぎますよ。

でも今日のテーマ「試行錯誤」はタイトルのことではなく、衣装の話です。
春イベントのための衣装は着々と出来上がってまして、今日も宇都宮のサークルのためのアクセサリーが届きました♪
既製品に理想のものがなかったため(※そもそもたいていの既製品には理想のものがないという説も)、マミちゃんが家にあり合わせの材料を寄せ集めて試作品を製作して送ったところ、かなり理想どおりのゴージャスな仕上がりで安心しました。

しかし残念ながら、いつもこういうふうにうまくいくとは限りません。
理想を説明するにあたり、マミちゃんが作った試作品と私のイラストが用いられますが、それでもどうしても言いたいことが伝わらないことがあるのです。

例えば今回アンダー付きのドレスを考えたところ、私の描いたイラストにうっかり十分な量のギャザーを入れておかなかったため、それが憎らしいほど忠実に再現されたサンプルが来てしまいました。
イラストの周りに書いておいた注意事項はかなり無視されているくせに、イラストのそんな不備ばかりシッカリ再現された代物を見たときは怒髪天を衝く勢いに...なるところなんですが、怒る前に自分の不備を責めましたね。
やはりイラストを描く以上、ディテールまで非の打ち所のないものを描かなかった私が悪い。それが嫌ならなまじのイラストなんざ描かず、洋服屋さんに一任すればいいのです。
でもこのドレスのデザインを考えたのはマミちゃんなので、それを忠実に伝えるための案を書くのが私の務めな訳で、責任はやっぱり私にあります。

どっちみちこれがまだサンプル段階で良かった...。
責任を持って私がハサミでサンプルについたアンダーをチクチクと剥がし、修正案を検討してお伝えしました。
きっと今度こそ理想のものができてくるはずです!!

史上最多

2007-03-14 23:58:06 | カエル偏愛
我が家に史上最多数のかえるファミリーがやってきました。
驚くなかれ、その数なんと50人!!!
うちの総カエル数から考えればもちろん50人とは多くない数なのですが、同じ顔ぶれがこれだけ一堂に会したのは初めてのことです。

10色各5人で、しめて50人となります。
一番手前の優しい水色をはじめ、定番の黄緑、鮮やかな青、そしてオレンジや緑、黄緑、黄色の鮮やかな蛍光色と、青・緑・赤のメタリックカラーの子もいます。
いかにもカエルらしい子もいれば、サイケな子も毒持ってそうな子もいます。どんな色も、私にとっては等しく可愛いです。
後ろ姿も可愛らしいんですようう。

実はこの50人、大きなケースに入れられて一人ずつバラ売り用として並んでいたものです。
しかし、この中から一部の子だけ選び出すことなど到底できるはずもありません。
迷わず箱買いし、色別に整列してもらったところ、各色同人数ずつ揃っていることに気付きました。
ますます売れるわけないじゃーーーん!!!

というわけで、50人仲良くうちで暮らすことになりました。
彼らにはお仕事もあります。そう、色別に揃っていることを活かして、ダンスの隊形移動考案&説明に活躍してもらうつもりです♪
でもファミリーの円満な関係を保つべく、雇用機会は均等にするよう心掛けねばなりません。つまり、ある時青い子を使ったら、次の機会には緑の子にお出まし願うというようにですね。

そのうち一人ひとりに名前を付けたり、色別のグループ名(名字にしようかね)を考えたりしたいと思ってます。番号振るんじゃ味気ないし、だいいち本人たちが嫌がるでしょうから。

これから春イベントの練習が増えてゆくので、彼らのデビューもそう遠くないでしょう。そのときはどうぞよろしくお願いいたします

師匠見参

2007-03-13 23:20:16 | 徒然話
昨日は久しぶりにテレビで師匠のライブパフォーマンスを見ました。

長いことプロデューサーとして活動していた私のかつての師匠が歌手として再始動したのは、以前にお話しした通りです。
師匠はほかの音楽プロデューサーたちとともに、毎週月曜夜の新人発掘番組に出演しています。

しかし、現役時代に未練があるのは師匠だけではなかったとみえ、昨日の特番で一夜限りのプロデューサー集団バンドを結成することになったのです。

ボーカルはなんとわが師匠。
現役時代に歌手として活動していた面々の中でなぜよりによって師匠がメインボーカルの地位をゲットできたのかは謎ですが、とにかく師匠お一人がメインに据わり、ほかの元歌手の皆さんはコーラス担当です。

しかし驚くべきはギターです。
つーか、ギタリスト多過ぎ。4~5人はいると見た。
こんなにギタリストの多いバンドなど見たこともありません。みんな、ボーカルは師匠に譲ってくれたけど、ギターだけは譲れなかったんだろうなあ。
心なしか白雪姫(いっすんぼうしでも可)が大量発生した学芸会の様相を呈しています。

かようにギタリストが多いのに、師匠もしっかりギター抱えてます(笑)。
そりゃあ、師匠がギター弾けるのは私だって知ってるけどさあ...。
師匠は今回のパフォーマンスにけっこう気合い入れてるらしく、真っ赤なギターを抱えた上、服装はばりばりプレスリーを意識してます
ただし髪型はどちらかというと最近の井上陽水さんです。いや、私ゃ井上さん好きだからいいですけど。

数年ぶりに見る師匠のライブパフォーマンスとあり、私もワクワクしながら見ました。
師匠ったらすっかりプレスリー気分で、「Come on!」とかシャウトして気持ちよさそう。本懐を遂げられてよかったですねえ、師匠。
師匠は私より1オクターブ高い歌声の持ち主ですが(※注:師匠は男性です)、今回の出だしは頑張って結構低音が効いてます。
おお、新境地!!!こっちの方がグーよ師匠!!と親指たててたらほどなく高音パートになり、いつもの歌い方に戻っちゃいましたけどね。
きっと乗ってるうちに自然と一番乗れる歌い方になってったんでしょう。

乗ってるのはわが師匠だけの話ではなく、大量発生シンデレラじゃなかったギタリストの皆さんもソロパートにかなり気合い入ってました。
なかには背中にしょって弾くという旧き良き芸当を披露してくださる方もおり、やっぱり今ではプロデューサーという裏方に回っていても、ほんとは表でパフォーマンスするのが楽しくってしょうがないんだなあ、という感じがしました。
この世の幸せという顔でギターをかき鳴らしまくる皆さんを見ていると、なんだかこっちまで楽しくなってきます。男のくせに金髪やザンバラ長髪やピアスなど、私の好みからいうとおよそいただけないと思っていた人でもカッコ良く見えてくるほどです(笑)。

でも師匠、元弟子のよしみで申し上げさせていただくならば、プレスリーでいくときはもっと力を抜いて遊びで歌った方がいいですよ♪

ミラコスタ(承前)

2007-03-12 23:55:52 | 徒然話
さて、時間になったらいよいよゾロゾロと式場へ移動します。
入り口で美しい透かしの切り絵が施された式次第をもらい、新郎側に着席。
よく見ると式次第の切り絵は、目の前のステンドグラスをあらわしたものでした。
教会のステンドグラスというと普通、キリスト教的なモチーフが描かれていますが、ここの式は何の宗教にも則らないで行われるため、風景を描いたものです。

そういうわけで、式も神父(牧師)さんの代わりに市長が執り行ないます。
市長...彼は貫禄たっぷりの陽気なイタリアおじさんで、よくシーのイタリアエリアに出没するという噂も流れていますが、とにかくここでは式を取り持ってくださる大役です。
たしょう説明が芝居がかりすぎてたり、「アッモ~~~レ!!」と叫ぶことを参列者に要求するなど言動に威厳とかが感じられない気がしないでもないですが、それはキリスト系大学で礼拝に慣れてしまった私の偏見というものでしょう。
なんたってここはディズニーシー。格式なんかより楽しいことが重要です。

しかしなんとしょう、この日の列席者はそうとうまじめという点で強者な人ぞろいです。
う~ん、まじめってぇとチョット違うかな。とにかく父方の親族の皆さんは発明家音楽家ダンス教師にダンサーに占い師エトセトラが揃ったウチの一族とはだいぶ違い、例えるなら年に一度のクリスマスパーティでの記念撮影でも笑わないような、そんな方々なのです。
ど、どうすんだ市長さん。こりゃそうとう手強いぞ。

でも、どうぞご心配なく。こんな時のために、式にはサクラが用意されているのです。
普段はコーラス担当のような顔をしている彼らですが、拍手や「アモーレ」のかけ声が必要なときはサクラに早変わりし、ひときわ大きくやって見せてくれるのです。
ま、あれだな。「ビーバーブラザーズのカヌー探検」に同乗するお兄ちゃんと同じです。お客さんがアサッテの方向に漕いじゃってても、ほんとはあの二人の力だけで連れていけるらしいですぜ。

だから私ががんばる必要はないといえばないんですが、こういう時にがんばっちゃうのが私のタチです(笑)。
「アモーレ」と言えといわれれば、正確な発音を巻き舌にいたるまで忠実に真似して大声で叫んでみたり、フラメンコと身紛うほどの大きな音をたてて拍手したり、やたら真剣です。

市長さんに乗せられつつ式がつつがなく終わると、なんと!!みんなで旗を持たされてゴンドラに移動することになりました(※オプション)。
ゴンドラへの道を新郎新婦を先頭に行進し、我々列席者は旗を振りながらあとにくっついていきます。ほとんどハーメルンの笛吹き状態です。
先導するのはちょっといい感じなイタリア男(※ただし服装はまんまロミオ)と、それよりビジュアルの点で若干劣る日本人の太鼓叩きの青年です。
この人たちの服装、同じにしない方がいいんじゃないかな...。

...と、ともかく、残念ながら我々はゴンドラには乗れません
シャンパンかなんかのグラスを持って貸切ゴンドラに乗り込み出発する新郎新婦を、橋の上から旗振ったりシャボン玉吹いたりしながら見送るのがお務めなのです。
なお、ミッキー形のとめ具がついたライスシャワーとミッキー形レースで巻かれたシャボン玉のボトルはもらえますが、一番欲しかった旗はもらえませんでした。

ゴンドラツアーが終わると、新郎新婦を囲んで会食です。
画像に載せたメニューが各席に配られ、代役の私にもちゃんと自分の名前が書かれた名札がおいてあるのが泣かせてくれます。
料理はコース料理で、今までディズニーで食べた料理の中ではさすがに一番美味しかったです。
ちなみに、後日ミラコスタのレストランに行ってみたら、「オチェーアノ」の昼夜辺りで同等クラスのお食事をいただけることが発覚しました。
おいしい料理が食べたければ、シーの中よりミラコスタですね。

しかしこの会食のメインは食事などではありません。
なんとなんと、ミッキーとミニーが訪問してくれたのです!!!
ディズニーラバーの新郎新婦はもちろんのこと、普段は「私ゃメインキャラではデイジーが好きなの」とかいってる私も興奮しました。
彼らは二人の結婚証明書にサインし(しかしあの手でほんと器用にサインするよねえ)、記念写真を撮って嵐のように去っていきました。
帰り際ミニーが私のそばを通ったので手を出したら、触ってくれましたよ。うへへ。

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