舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

F1ヨーロッパGP

2007-07-23 03:37:37 | 徒然話
ハリポタにうつつを抜かしていた昨夜、F1ヨーロッパグランプリ・決勝が行われました。
舞台はドイツ。しかし、ヨーロッパで開催されるのはドイツだけではないのに、なぜドイツGPといわずヨーロッパGPなのかしらん?
ちなみにセーフティーカーはベンツでした。

ハリーがピンチになっている真っ只中にレースが始まりましてどうしようと思っていたら、こちらでもスタート早々大混戦に!!
なんと、予測より10分も早く雨が降り出してしまったのです。
この10分がレースにおいては死活問題なわけですよ。
タイヤには晴用と雨用があり、天候によって使い分ける必要があります。つまり、のちほど雨が降るからといってあらかじめ雨用タイヤにしておくと降り出す前の走りに支障が出てしまうので、どのチームもひとまずは晴用でスタートすることにしたのです。

それなのに10分も早く雨!!
前倒しになるならいっそのことスタート前に降ってくれりゃあいいものを、よりによってスタート直後に晴天にわかにかき曇り、晴用タイヤで走り出したばかりのマシンの上に容赦なく降り注ぎました。
タイヤはなすすべもなく滑りまくり、マシンが次々とコースアウト。なんとそのなかには、くだんの脅威の新人ルイス・ハミルトンの姿も!!!

そもそも昨日の予選からハミルトンにとっては試練の連続でした。
フェラーリ様所属のラテン男・マッサを抜こうと頑張った挙げ句、留め具が緩んでいたとかでタイヤが回らなくなり、あろう事か壁に激突してしまったのです。
幸い本人に怪我はありませんでしたが、これまで連戦連勝(予選1位通過も常連)だった彼にとって、後方からのスタートはかなり痛かったことでしょう。

いっぽう、今回の予選1位は皇帝シューマッハからじきじきに後継者の指名を受けたキミ・ライコネンです。
キミとこのドイツのサーキットは相性が悪いというもっぱらの噂でしたが、ドイツ出身シューマッハを味方につけ、今回はポールポジションをゲット。
今回に限らず、キミは今季ものすごく作戦勝ちしてますよね。やはり皇帝がバックについてるからか....。

それに引き換え、私の応援するフェルナンド・アロンソは今季苦戦を強いられております。
せっかく格上のマクラーレン・メルセデスに移籍したのに...。しかしあすこには秘蔵っ子のハミルトン坊やがいたからなあ。彼が前にいると、アロンソはいまいちいつもの負けん気の強すぎる無茶な戦いができなくなっており、実力を発揮しきれないように思います。
しかし今回は予選でキミの次点につけたうえ、雨はけっこう得意らしいので期待が持てますよ。

このキミ・アロンソ・そしてマッサの順で決勝レースが始まった直後、前述の雨が降り出したわけです。
もう周りのマシン滑りまくりですが、さすがに上位3強は動じず。マッサがアロンソを抜き、今回の優勝レースの4人の中でひとり後方に取り残されていたハミルトンも、一度はコースアウトしながらもコース上にカムバックして快進撃を開始しました。

雨が降ったり止んだりの天候にあわせて各チームが不規則なピットインを重ねた結果、中盤で3強の順位が変動し、マッサ・アロンソ・キミの順になりました。
ここでまた箱根の今井選手よろしくひたひたとアロンソに迫るキミ。私が例の「やめてキミ、こないでキミ、エクスペリアームス(←ハリポタの武装解除魔法)」と如何わしい呪文を唱えていたとき異変が起こりました。
なんとキミのマシンがトラブルを起こしたのです。もしや効くのか武装解除呪文。

キミは佐藤琢磨ともども戦線を離脱し、後半戦はマッサとアロンソの一騎討ちとなりました。
そして残すところあと数周となった頃、アロンソがついに本領発揮!!燃え盛る気迫でマッサに迫り来て、ほとんど強引に追い抜いたのです。
おおお、これぞ私の大好きな負けず嫌いのアロンソの走り!!やはりアロンソはこうでなくっちゃあ。ハミルトンに気兼ねして、あるいはチームからの要請で、この向こう見ずな戦いができないなんて勿体なさすぎます!!!

まあしかし、そんな抜かれかたすりゃあ抜かれたマッサはたまらないですよね。
というわけで、レース直後も勝者記者会見のときも怒り心頭なのを隠そうともしないマッサなのでした。
またそれに対するアロンソの反応も、マッサの目の前でカメラに向かってガッツポーズをしてみせたり、「今はこの勝利を味わいたいと思う」なんて余裕綽々のコメントをかましたりして、キーッ!!憎たらし~~~~ッ!!!(※注:褒めています)

そんな負けず嫌いが高じて大人げないところもアロンソの魅力だったりするのですが、そうでなくとも、ここ数レースなんだか実力が出し切れなくてフラストレーションだったのではないかという印象だったため、たしょう態度が大人げなくてもまあ大目に見ましょうという気がいたします。
これでハミルトンとの点差がふたたび大きく縮まりましたし、ご本人のおっしゃるように、今は存分に勝利を味わっていただきたいと思います。

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